本日の日経平均は小幅反落。NY市場が「トランプ大統領主導の中東情勢での地政学的リスクの高まり」を嫌気した流れを引き継いで売り優勢で寄り付くと、引けにかけては概ね21,600円台での様子見色の強い展開に。東証主力株は概ね軟調。特に一昨日の「習中国主席の歩み寄り発言」をきっかけに買い戻された機械・自動車セクターの軟勢が顕著に。

中小型株は 6575 HUMANA、6574 コンヴァノ、9272 ブティックスなど直近IPOの一角が急落した他、弱材料のないままリスク回避売りに押される銘柄が散発。

日経平均 21,660円 −26、Topix 1,718 −6

225先物(3月限)21,660円 為替 106.92円/ドル
NYダウ先物 24,201ドル +34

■ テクニカル : 直近レンジ内での小幅な上下、13億株台止まりの低調な商いなどにより方向感は生じず。上値は現在の22,000円水準から月末に21,000円台円半まで切り下がってくる均衡表の雲が、下値は10日線(21,548円)が軽め、20日線(21,415円)が強めの抵抗帯として意識されます。

big (1)

【ウォッチ銘柄】
△ 6506 安川電機
18年2月期業績はコンセンサスを下回ったものの、19年2月期営業益予想は四季報予想を1割強上回る内容 + 発行株の0.25%の自社株買いを発表。※ 持続的なプラス要因にはならないとみていますので〜(略)〜。

△ 8254 さいか屋
18年2月期業績の上方修正と19年2月期の黒字転換予想を発表。薄商いですので割り切り対象で注目。同じく薄商い上方修正のCRI(3698)も同様。

■ 後記 : シリア問題に関しては、シリア側に一切の釈明の余地 ≒ 逃げ道を与えないまま、トランプ氏が一方的に攻撃を宣言します。ただし、11月に中間選挙を控えるトランプ大統領にとって、シリア問題は「米国の威厳」を示す事が主目的であり、本格的な軍事介入による「アサド政権の壊滅 → ロシア・イランとの深い亀裂」までは考えていないはずです。

よって、2014年のオバマ大統領と同じく空爆主体の攻撃 → マーケットは一時的にショック反応を示した後、リバウンド基調に回帰する可能性が高いとみています。

〜(略)〜

明日も上記を念頭に目先のリスクへのケアと「その先」への布石を丹念に!!

では 本日もお疲れ様でした。お帰り前にこちらも是非!