月に1,000円でも50,000円でも、副業で稼いだことに変わりはありません。
しかしせっかくであれば副業で、より高い金額を稼ぎたいものです。月に10万円程度稼ぐことができれば、大きく年収が上がって生活も変わってくることでしょう。
今回はリスクが少なめの副業で、月に10万円稼ぐにはどうしたらよいかをご紹介していきます。
副業の平均月収は？
日本の労働者の約40％が年収300万未満というデータがあります。
少子高齢化も進んでこれから先、なかなか給料が上がる見通しがない時代に、サラリーマンで副業をやっている人は約17％で、この割合は年々上がっています。そのうちの半数が20代であり、20～30代が全体の97％を占めています。
その副業の平均月収は約4.3万円と様々な調査で判明しています。
もちろん平均額なので、株やFXで数百万〜数千万稼いでいる人もいるでしょうし、アフィリエイトで月に1,000円程度だった、という人もいるでしょう。
副業の職種はバラエティに富んでいて、株、FX、アフィリエイト、クラウドソーシング、引っ越し業やスポーツインストラクターなどのアルバイト、ポイントサイト、覆面調査などが知られています。
その他、最近人気の動画投稿やネットショップ、ストックフォトサービスやハンドメイドマーケットなど。以前は古本や中古CD・DVDが中心だったせどりは、最近ではフィギュアや家電、カメラなどジャンルが増え、転売先も海外まで広まりつつあります。
アルバイト方面では、最近のブラックなニュースでイメージが下がり人員が集まりにくくなった飲食系のアルバイトや、女性の社会進出に従って需要が増えている週末保育からの求人が増えています。
職種によって稼ぎはバラバラではありますが、どうやれば副業だけで月収10万円を稼ぐことができるのでしょうか。10万円稼ぐことができれば、かなりまとまったお金が本業以外から入っていることになり、年収を100万円以上押し上げることにもなります。
副業で月収10万円を稼ぐには
副業だけで月収10万円を稼ぐためには、いくつかの方法があります。
株やFXなどであれば、１日にして10万円以上稼ぐことも可能ですが、損失を負うリスクも高く、安定して稼いでいくことは至難の技です。
またアフィリエイトに関しても、ある程度フォロワーがいたり、運営実績のあるサイトであれば稼ぐことができますが、初めて行う人の場合では稼げるまでの助走期間をかなり長く見ておかないといけません。
ブログやメルマガのアフィリエイトで利益を得るには、少なくとも半年は粘る必要があると言われています。
そこでリスクを負うことなく安定して月収10万円を稼ぐ方法としては、クラウドソーシングかアルバイトがオススメです。
クラウドソーシング
クラウドソーシングではおすすめの仕事が２つあります。
１つはコンペの仕事です。コンペとは、１つの案件に複数人が作品や案を提出し、クライアントがその中から優れたものを選ぶ形式の仕事です。システム構築やWEBデザインなどの実績やスキルがある人なら、コンペの仕事を中心に行っていけば月収10万円以上稼ぐことも可能です。
もう１つがライティングの仕事です。ライティングとは求められた文章を制作する仕事のことです。専門的なスキルを持ち合わせていない人は、まずライティングに挑戦してみましょう。慣れればライティングの仕事だけでも月収10万円を稼ぐことは可能です。
ライティングの要領の目安としては、１記事1500字〜2000字程度のものであれば１時間程度で完了させることができると思います。報酬は1000円〜1300円くらいの案件が多いです。これより単価は低いが、必要文字数が少なくて気軽に取り組めるものもあるので、自分が作業しやすい案件を選ぶといいでしょう。
平日に時間を捻出するか、もしくは週末にまとまった時間を作って副業にあてれば、ライティングだけでも月収10万円が可能になります。
ライティングの仕事は専門スキルを必要としないものも多く、空いた時間にこつこつと取り組むことができ、仕事によっては納品本数によってインセンティブ報酬が上乗せで発生したりします。
株やFXと違ってお金を減らす心配なく着実に稼ぐことができます。
アルバイト
もう１つはアルバイトです。就業時間外に短期・短時間のアルバイトを行います。
職種には設営や工場、引っ越し業や接客業、街頭での配布活動やコールセンターなどがあります。最近では清掃業や配達業、事務員なども、副業としてできる時間での募集があることも少なくありません。もし、英語が得意な方なら、英会話講師やネイリストも人気のアルバイトです。
地域にもよりますが、時間単価1000円程度が相場なのでこれを基準にすると、月に10万円を目指す場合100時間を目安に勤務時間を入れることになります。１つのアルバイトだけでは、希望の時間にアルバイトを入れられないこともあるので、2つ〜3つの職場を掛け持ちする人もいます。
様々な仕事を体験できるので社会経験も豊富になり、多角度からの目線を持つことができるのがおすすめポイントです。
ある程度の時間は必要
副業でリスクを負わずに、安全に月収10万円を得ることは可能です。
もちろんそのためには、ある程度副業にあてる時間を捻出する必要があります。２〜３つの短期間のアルバイトに登録して10万円を稼ぐことも、クラウドソーシングの専門スキルが必要な高単価な仕事に取り組むことも、ライティングの仕事で10万円を得ることも、ある程度の時間を副業にあてることが絶対的条件となります。
時間を捻出する為には、早寝早起きといった生活レベルの改善や、本業の仕事を要領よく済ませるなどの努力が必要になってきます。これまで参加してきた付き合いの飲み会も、時には断る必要がでてくるかもしれません。しかし断る事で出費が抑えられる上に、活用できる時間を捻出できるので一石二鳥とも言えるのではないでしょうか。
具体的にどのくらい時間を割けばいいのか
働く際にはただがむしゃらに行うのではなく、目標に向けてきちんと計画を立てて行動しましょう。
たとえばライティングの場合であれば、具体的にはどの程度働けば月10万円になるのでしょうか。
まず稼ぎたい金額100,000円を30日で割ります。そうすると、１日に約3,300円を稼げばいいことがわかります。
１日に3,300円稼ぐには「1,500文字で文字単価１円 単価1,500円」の記事を１日２本こなすイメージになります。1,000文字の執筆にかかる時間を１時間とすると、1,500文字の記事なら1.5時間かかるので、２本書くには３時間かかる、つまり１日に３時間をライティングに割けばいいことになります。
１ヶ月トータルで90時間を副業に割けば、月収100,000円を達成できそうですね。平日が難しければ土日祝日にまとめて取りかかるようにしましょう。
仕事を続けていけば馴染みのクライアントもできるでしょう。クライアントと信頼関係が築ければ単価アップのチャンスもあるかもしれません。１文字が１円から1.5円になれば、１日の副業時間が３時間から２時間に減らせて楽になるでしょう。
空いた時間で引き受ける案件の数を増やすことも、月収アップに繋がります。
■まとめ
毎日３時間副業に充てるのは簡単にできることではなく、強い信念が必要になります。
仕事内容によっては本来の業務以外に時間を取られることもあり、ライティングの場合でいえば、テーマ内容について勉強や調べたりする必要となることもあるでしょう。そのため、どの副業で月収10万円を狙う場合も「時間の捻出」「根気強さ」の2つは必要です。
とはいえ、月収10万円を副業で稼ぐことは十分に可能です。急な出費が発生してお金が必要な場合や、収入を上げたい場合などは、積極的に副業に取り組みましょう。
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