おはようございます。

週末のNY市場は続落。iPhone販売の先行き懸念から4%強の下落となったアップルを中心に、インテルやマイクロソフト、IBMなどハイテク株主導で売りが先行。長期金利の上昇も先々の業績不安を高めて24,375ドル(−289)まで下落すると、引けにかけての戻りも限定的に。1-3月期決算がコンセンサスを上回ったGEは逆行高。NYダウのテクニカルは10日線際までの下落により「反騰トレンド持続」の正念場。

NYダウ 24,462ドル −201、ナスダック 7,146 −91
米10年債  2.947% +0.033、NY原油 68.20 −0.13
為替 107.60円/ドル、日経先物 22,050円 −110

big (15)


【主な政治・経済イベント】
4/23(月)米決算:アルファベット(グーグル)
4/24(火)米2月ケースシラー住宅価格指数、4月消費者信頼感指数、決算:キャタピラー、3M、UT、TI
4/25(水)ASEAN首脳会議(〜28)、米決算:フェイスブック、AT&T
4/26(木)日銀金融政策決定会合、ECB理事会、米決算:アマゾン、インテル、マイクロソフト
4/27(金)南北朝鮮首脳会談、米1−3月期GDP、決算:エクソン、シェブロン

■ NY市場展望 : 方向感の乏しい乱高下
NYダウのテクニカルは、終値ベースでの1月高値から3月安値までの下落幅(3083ドル)に対するフィボナッチ(0.382)戻しの24,700ドル超えを達成(4/17)後、続落にて反騰トレンド継続に黄色信号が点灯。25,000ドル水準の上値抵抗感は乏しいために、直近高値(4/17 24,786ドル)を超えてくるなら25,500ドルトライが視野に入る一方、24,400ドル台に控える10日線を明確に割り込むなら再び24,000ドル水準までの下押しが警戒されます。

ファンダ面を確認すると・・・、トランプ大統領によるアメリカファースト(オレ様ファースト)は、通商・軍事両面において主要国の大半と軋轢を増幅中。ロシアゲート問題を中心とする内政面でも未解決・状況悪化事案が増加しています。

〜(略)〜

需給面でも、トランプ政策の排他的貿易政策が悪性インフレを引き起こし、景況感を悪化させるとの見方から「債券売り(金利上昇)株式売り」のリスク回避ムードに要注意。

(まとめ)多方面での不安材料やリバウンド一服気配を重石とするやや売り優位の形勢の中、24,000〜24,800ドル内で方向感に乏しいまま乱高下を繰り返す展開が本命視されます。

【ウォッチ銘柄】
△ 4902 コニカミノルタ
19年3月期営業益は前期比&四季報予想から約2割増しの600億円程度の見込みとの報道。


△ 9104 商船三井、9101 日本郵船、9107 川崎汽船
主に鉄鉱石を運ぶ大型ばら積み船の用船料が直近2日で4割、4月上旬比で約2倍に上昇。

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