本日の日経平均は小幅反発。トランプ大統領による米朝会談中止表明や109円を割り込んだドル円を嫌気して寄り付き早々に22,318円(−118)まで下落すると、109円台後半までのドル円の反発や4日で約700円もの下落幅を背景に先物に買戻しが膨らみ、引けにかけては概ね22,400円台後半で推移。

東証主力株は ハイテクが買われた一方、資源・建機が軟調。中小型株は総じてリスク回避色が強く、8705 岡藤、3652DMP、6730 アクセル、8005 スクロールなどに局所的に資金が流入。

日経平均 22,450円 +13、Topix 1,771 −3
225先物(3月限)22,440円 為替 109.55円/ドル
NYダウ先物 24,876ドル +73

■ テクニカル : 前日までの下げ幅565円に対するリバウンド幅の小ささ、5日・10日線のデッドクロスなどが戻り売り優位の調整トレンド継続を示唆。ドル円も底打ち感は限定的。

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【ウォッチ銘柄】
△▼ 6628 オンキョー
延期されていた18年3月期決算は経常益が従来予想の9億円の赤字から19億円の赤字に下ブレた一方、今期は黒字転換(20億円)を予想。

△ 8095 イワキ
18年11月期営業益予想を14億円から16億円に上方修正。

■ 後記 : 今週の日経平均は 月曜に2月上旬以来となる23,000円台回復を達成。しかし、FOMC後にドル円とともに利確売りが進行すると、週末にかけてはトランプ氏の輸入車関税引き上げと米朝会談中止表面を嫌気(利用)して22,318円まで下落。

「目先の23,000円超えはオーバーシュート、今週の下値メドは22,400円付近」とお伝えしていたように直近の下落そのものに違和感はなく、上昇基調を維持しているNYダウのテクニカルを踏まえれば「短期調整 → 23,000円トライ」も十分に可能と判断しています。

ただし、日経高に比べて戻りが緩慢だった個別株全般にとっては厳しい相場つきが長引く可能性もありますので、週末を生かして現況と注目点を再確認したら、来週も堂々とマーケットに対峙していってください。

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では 今週もお疲れ様でした。

良い週末をお過ごしください。