本日の日経平均は続落。先週末のNYタイムでの日経先物は小幅に反発していたものの、トランプ政権による「新たな対中輸入制限の検討」報道を嫌気して寄り付き早々に22,400円台を割り込むと、引けにかけてもNYダウ先物やドル円の軟勢、預金準備率引き下げ後も下げ止まり感のない中国株などを重石にじりじりと下げ幅を拡大。

東証主力株は OPEC総会終了によるリスク要因の解消を追い風とした石油関連以外は概ね軟調。中小型株はリスク回避色を強め、4387 ZUU、6579 ログリー、4386 SIGなど直近IPOの他、3906 ALBERT、3267 フィルC、3963 シンクロフードが急落。

日経平均 22,338円 −178、Topix 1,728 −16
225先物(9月限)22,300円、為替 109.45円/ドル
NYダウ先物 24,431ドル −168

■ テクニカル : 20日線に上値抵抗感を示した長めの陰線や均衡の雲上限割れにより下値不安を高める格好。節目の22,000円から200日線(22,037円)が強めの下値抵抗帯として意識されます。割り込む場合には21,500〜21,700円レンジまでの下振れに警戒。

big (4)

【ウォッチ銘柄】
△ 2499 日本和装
18年6月中間期経常益予想を2.3億円から3.2億円に約4割上方修正。

■ 後記 : 直近の米中間選挙に向けた諸情報からは トランプ氏の再選による2024年までの長期政権化の可能性が高まってきており、その場合 貿易戦争の長期化が警戒されるのみならず、直近で「脅し」の領域を超えてきたトランプ政権の中国制裁の永続化 → 中国バブル崩壊までの期間圧縮リスクが警戒されます。

よって、日経平均の1月高値23,320円を天井とする「長期下落トレンド入り」も否定はできませんが、日米欧の主要景気指標が底堅い中だけに 数週間スパンで見た場合には目先の暴落局面の買い妙味は大きいと判断しています。

今後の見通しと目先の需給環境に適応したポジションの構築へ!

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本日もお疲れさまでした。

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