おはようございます。

祝日明けのNY株式市場は急反発。中国での一部製品の販売差し止め命令を嫌気されていたマイクロンテクノロジーが業績への影響は限定的との声明を発表した事で、インテル、IBMなど半導体関連に買戻しが進行。駐ドイツ米大使による独自動車大手幹部への「米国とEU双方の自動車関税ゼロ」提言も追い風となった一方、コンセンサスを下回った6月ADP雇用報告やFOMC議事録でのFRBの断続的な利上げ方針が上値の重石に。NYダウは14日ぶりに10日線を回復しテクニカルには底打ち気配が浮上。

NYダウ 24,356ドル +181、ナスダック 7,586 +83

米10年債  2.832% −0.005、NY原油 72.94 −1.20
為替 110.66円/ドル、日経先物 21,690円 +200

big (14)

□ 本日の展望 : 米中動向次第の波乱含み
NY株高を好感した反発スタート後、昼頃に予定されている米中双方の制裁関税導入後のNYダウ先物や上海株の動向を睨んだ波乱含みの展開へ。メインシナリオは、リスク回避売り優位による上値の重い流れ。想定レンジは21,400〜21,800円。

「ビッグイベント後のトレンドはその直前に現れる」セオリーと昨日のNY株高を踏まえれば、本日中の21,000円付近までの下振れリスクは緩和されていると判断。※  週末中の米中摩擦の激化、来週のNATOサミットの破談リスクは継続。

★ 本日の戦略 : 早売り、買いそびれリスクを選択!
現状の下落トレンドはファンダ面以上に需給面の影響が大きいとお伝えしてきただけに、売り方の買い戻しが原動力となる日経先物に関しては NYダウのテクニカル陽転気配に順じた強気度アップも面白い局面です。

ただし、個別全般では膨大な戻り売り圧力にトレンド陽転を阻まれるため、基本スタンスとしては「悩んだら買いは様子見、手仕舞いは実践」にて余力向上を優先 ≒ 早売りリスク、買いそびれリスクを負い、週明けからの建て直しを計りたいところ。

☆★Sラボ戦略 : 上記慎重策をベースとしつつ、攻撃可能枠に関しては事前の指値で丹念に売り買いしていってください。

★ Sラボ主力銘柄 : 米中制裁関税導入をきっかけとする全体需給の急激な悪化待ち。

☆ 昨日からの新スポット銘柄 : 押し目買い増し狙い。

☆ スポット3千番台銘柄 : 火曜630円付近での一部利確後、昨日570円付近までを買い直し。ホットリンク(3680)の6月の持ち合いをイメージしながら、「持ち合い上放れ」に際しては・・・!

□ ご連絡 : 米中報復関税導入後の市場の乱高下により戦略修正が必要と判断した場合にはザラ場メールをお送りさせていただく予定です。ただし、株価に一喜一憂しないための「事前指値での対応」を基調としていますので、単にマーケットが荒れただけの場合は会員サークルでのコメントに留める予定です。ご了承ください。
  (会員サークルより >>Sラボ参加案内 

   


『 悲観シナリオの見積もりすぎに要注意!』

では本日もよろしくお願いします。☆ スポット3千番台銘柄 は間もなくこちらで公開!