こんにちは、津田です。
今回は何かに取り組むとき人はどうやって成長するのか、
成長の原理原則について紹介したいと思います。
これはFXスキルを身につけるときだけではなく何に取り組んでも同じなので、
意識してみると便利ですね。
「弱者の兵法」では
・講義を学ぶだけでなくアウトプットすることが大事ですよー
と繰り返しお伝えしてきました。
すでに重要性を理解している方は多いと思いますが、
成長・進化するために必ず必要となります。
結論から言えば、何かを学ぶとき、
インプットだけしても効果的に成長できることはほぼないです。
それは、
そもそも人間がそういう風に成長できる仕組みになっていないからです。
例えばセミナーに参加して
こんな経験をしたことは無いでしょうか。
「今日は講師の人からいい話を聞けた!
多くの気付きや学びが得られた!
今後は上手くいくに違いないぞ!」と期待が膨らむ。
↓
(1ヶ月後)
「あれ・・?
学んだ内容がいまいち実践できない・・
なんだか参加前とあまり変わらない気がする。
あのとき気付きを得て変わったと思ったのに、なぜ???」と感じる。
僕はFXの学習を始めたころ外部セミナーや講義にいろいろ参加しましたが、
こう思うことが良くありました。
当時はなぜこうなるか分かりませんでした。
しかし今は明確にその理由が分かります。
セミナーに参加して学ぶのはインプットですが、
結局のところ、インプットだけしてもアウトプットしなければ
本質的には何も身につかないということです。
なので成長することもありません。
理解の三段階に、
会得(えとく)・体得(たいとく)・悟得(ごとく)があります。
何も知らない状態で何かをインプットする
↓
会得 = 情報を知っている状態
↓ ← アウトプットを何回か重ねる
体得 = 情報を使いこなすことができる状態
↓ ← さらにインプットとアウトプットを繰り返し重ねる
悟得 = 悟りに至った状態
イメージにするとこんな感じでしょうか。
会得 < 体得 < 悟得、という理解の範囲の違いと捉えても良いでしょう。
つまりセミナーに参加して情報をインプットするのは会得ですが、
それだけでは自分の中で知識が定着していないので、
家に帰ると何もできなくなるのです。
どれだけ知識を得ようとも、
それは「講師が」過去体験に基づいて紹介してくれたことであり
自分がどう体得したか、ではありません。
セミナーや講義に参加する目的は
紹介される内容をどうしたら自分が使いこなせるようになるか、ですが、
そのためには少なくとも「自分が」体得までもっていかなければなりません。
まずこれを正しく理解することが大事です。
聞いた話はあくまでも他人の体得談であり、
それを使いこなすには自分が 会得 → 体得 へ進めなければならない、
ということ。
そしてそのためにはインプットした分と同量・同質のアウトプットを
重ねる必要があります。
その理由は別企画で解説したので、その動画を抜粋紹介しましょう。
■テーゼとアンチテーゼからジンテーゼに至る、事物の螺旋的発展(5分)
事物が健全な発展・進化を遂げるとき、いつでも螺旋的発展の形をとります。
これは歴史が証明しているので避けようがありません。
アンチテーゼを経ずにテーゼからジンテーゼが生まれる例はないのです。
テーゼを強引にジンテーゼに変化させ
一見すると成長したかのように見えるものも世の中にはありますが、
それは本当の意味で螺旋的発展をとっていないので一定時間後にメッキがはがれます。
つまりニセモノだということです。
何かに取り組み成長するときも螺旋的発展を経ます。
なのでテーゼだけに取り組んでも意味はなく、
成長したいならアンチチーゼの取り組みが必要になるのです。
ここまでが前説ですが、では、
・テーゼ;インプット
・アンチテーゼ;アウトプット
とするとき、実際そこでは何が起こりジンテーゼとなるのでしょうか。
アウトプットするとどのように理解は深まるのでしょうか。
ここをしっかり理解することが大事なのですが、
長くなってきたのでまた次回解説しますね!