FXで利益を出し続けるコツは、利益を追わないこと ~相場で見返りを求めない重要性~

こんにちは、津田です。

今回は、見返りを求めない重要性について紹介します。

 

タイトルだけ読むと意味不明に思われる方もいるかもしれませんが、

FXで利益を出すためには極めて重要なテーマなので順を追って説明しますね。

 

 

みなさんはFXで利益を出すときにこんな経験したことありますか?

 

・今日はもう〇時間もトレードしているのだから、あと〇万円は稼いで終わりたい!

・あと○万円稼ぐと今月の月利が50%に届くので、そこまでは稼ぎたい!

・あと○pips勝てば月間獲得が300pipsを超えるので、そこまではトレードしたい!

 

これらはすべて僕が経験してきたことです。

そしてすべて失敗してきたことです。笑

 

特に2番目の

・あと○万円稼ぐと今月の月利が50%に届くので、そこまでは稼ぎたい!

はよくやりましたねー

 

月末直前まで順調に利益が出ていて、もう少し利益を出せば月利50%に届く!

そのためにはあと〇万円稼がなければならない。

残っているのはあと1日少々。

月利50%に乗せたいので多少無理でもトレードする。

上手くいかずに負ける・・

負けを取り返そうとトレードし、さらに負ける・・

結果として月利40%も割ってしまう。

トレードしない方が利益が大きかったのに・・・と嘆く

 

というパターンです。笑

FXトレーダーなら誰でも似た経験はあるのではないかと思います。

 

ここでミスしている要因が

「月利50%に乗せたいので多少無理でもトレードする。」であることは

トレード経験がある方ならすぐ分かると思いますが、

なぜこれが上手くいかないのか、今回はその本質を深掘りしてみようと思います!

 

 

無理にトレードするとなぜ失敗するのか。

答えは様々あると思いますが、

僕は、自分の都合で相場を見ているからだと考えています。

 

自分の主観で

・この相場からあと○万円稼ぎたい!

と思っているのですが、

いくらそう願ってもそれを期待できる場所で執行しなければ

いとも簡単に負けます。

 

マーケットの魔術師でも、何人もの方がこの失敗を紹介していましたよね。

 

どこかの記事で取り上げたと思いますが、

とりわけマーク・ワインスタインがお城を買おうとして失敗した話は

僕の記憶に鮮明に残っています。

 

マーク・ワインスタイン

「当時、その城はたったの35万ドルで売りに出されていて、

 毎年の維持費として5万ドルもあれば良いということが分かった。

(中略)旅行から戻ってすぐ、夢をかなえるために一稼ぎしようと決意したんだ。

 

 次のトレードで大豆を大きく買って出た。

 その初日、相場は高く引けて、25%ほど評価益になった。

 その週末には、ポジションを手仕舞おうと考えていた。

 しかし、稼ぎたい金額から目標値を逆算すると言う最大のミスをしてしまった。

 リスクも考えず大きなポシジョンを取ってしまった。

 物事を理性的には全然考えられなかった。物欲に駆られていたんだ。

 次の日も相場は上げて始まったんだけど、引け近くに突然急落して、

 ストップ安になってしまった。

 ほとんどショック状態で、判断能力を失っていた。

 眠ることもできず、翌日何とかトレードができるように祈っていた。」

 

魔術師でもこんな時期があったんだな~と勇気付けられるコメントは

読んでみると結構多くありますよね。

 

ここで得られる教訓は、

・自分の都合で相場を見ていると結局うまくいかないよね

ということですが、

ではなぜ人は自分の都合で目の前の物事を見てしまうのでしょうか。

もう一段掘り下げてみると、その根底にはどんな要因があるのでしょうか。

 

僕は、無意識で見返りを求めているからだと考えています。

 

結局のところ、相場に対して

「○○をやるのだから△△(対価)をちょうだいよ」

という発想を無意識でしてしまっているのです。

 

・今日はもう〇時間もトレードしているのだから、あと〇万円は稼いで終わりたい!

↑例えばこれは、

「貴重な時間を使うのだからその代わり稼がせてよ」と見返りを求めています。

 

見返りを求めることの何が悪いの?

と思われるかもしれませんが、

ここで言いたいのはそれ自体の善悪ではありません。

置かれている立場によってはそれではうまくいかないよね、ということです。

 

その違いについて具体例で考えてみましょう。

 

僕たちトレーダーは、簡単に言えば個人事業主です。

つまりトレードというビジネスをしてその収益で自分を雇用しています。

これは専業トレーダーでも副業トレーダーでも、トレーダーである限り変わりません。

 

ビジネスをするとは、

つまり、何もない0の状態から新たな1の価値を生みだすこと、です。

自分で価値を生みだして、そこにはじめて対価が生じます。

そしてその作り方は誰かが教えてくれるわけではありません。

FXも利益が出る場所は誰かが教えてくれるわけではないですよね。

自分で分析し、考えて見つけるしかないのです。

 

で、0から価値を生むということは、

そこから利益が出るかはやってみるまで誰にも分からない、ということ。

もちろん予想はできますが、どんなに経験を持っている人でも

確実に100%利益が出る!なんてことは誰にも言えないのです。

 

それに対して見返りを求めるとつまり

「○○に取り組んで、そこから価値を生み出せるかは分からないけど、

時間を使うのだから対価として△△円ちょうだい!」

となります。

 

・今日はもう〇時間もトレードしているのだから、あと〇万円は稼いで終わりたい!

↑これですね。

 

しかし、個人事業主ってこれで成り立つでしょうか?

「結果は出ないかもしれないけど、金だけくれ」と言う社長は

みなさんの周りにいますか?

そう、そんな社長いないんですよ。笑

ということはつまり、それはそもそも成り立たないということです。

 

事業主は、

あくまでも価値を生みだした結果に対して「後から」対価がついてきます。

そしてどんなに良いことをやっていようが、価値を生み出せなかったら利益も0。

そういう仕組みなのです。

 

一方で誰かに雇用される労働者の場合、事情が大きく異なります。

 

すなわちすでに誰かが作ってくれた仕組みの中で働き、

再現性が極めて高いことに対していかに効率よく価値を生み出せるかが仕事です。

分かりやすく言えば、

すでに価値があるとわかっている1をどう効率よく100にできるか、ということ。

 

個人事業主に比べればはるかに高い確率で未来を予測できるので

結果ありきの行動が多くなりますが、特にそれで問題ありません。

というより、至って正常な行動でしょう。

 

このように、そもそも立場によって仕組みは違い、

それにより向き合い方も変わってくることをまず理解しなければなりません。

 

で、難しいのはその二つに同時に取り組むときです。

簡単に言えば、サラリーマンをやりながらトレーダーをするとき。

 

この時は、サラリーマンで働くときはサラリーマンの向き合い方を、

トレーダーとして働くときはトレーダーの向き合い方を、それぞれする必要があります。

 

FXも、トレンド相場なら順張りを、レンジ相場なら逆張りをしますよね。

利益を出す環境に合わせて行動するのが最も効果的ですが、

それを短期間でコロコロ変えなければいけないのです。

 

そして僕も過去そうでしたが、

サラリーマンとして働いているとどうしてもそこで働く時間の方が長いので

その世界の常識をFXの世界にも無意識で持ち込みがちです。

 

しかし、仕組みが違う以上、それはうまくいきません。

サラリーマンは時間をかけて働けばお金をもらえますが、

トレーダーはいくら時間をかけても価値を生みださなければお金をもらえないから

です。

 

トレーダーとして向き合う時はサラリーマンのそれは捨てなければなりませんが

これは慣れるまで意識して切り替えなければなりません。

 

僕のように、

その切り替えが面倒だし、将来トレーダーとして生活するのだから

遅かれ早かれサラリーマン辞めるし・・と思う人は

先にサラリーマン辞めてトレーダーに集中してしまうのですが、笑

全ての人がそうするわけでもないと思います。

それならやるべきはただ一つで、意識して切り替える練習あるのみです。

 

よく勝っているトレーダーさんに「相場で勝っている秘訣は何ですか?」と聞くと、

「私は相場に勝たせてもらっているだけですよ~

強いて言えば相場と仲良くすることが秘訣ですかね」

と冗談なのか本気なのか良く分からないことをおっしゃる方いますが、

あれは冗談ではなく、本心でそう答えています。

 

つまり、彼らは最初から相場に対して見返りを求めておらず、

相場は動くようにしか動かないことを知っていますし

そこについていくことをただ繰り返していると

自然とそういう冗談のような答えになってしまうのです。

 

僕も初学者のころはそういうことを言うメンターたちを見て

「いやいや、そんな冗談言っていないで、さっさと勝てる手法を教えてくださいよ」

と思っていたわけですが(←失礼)、

実際のところそういう向き合い方の方がはるかに大事だということを

次第に良く感じるようになりました。

 

もしいま勝てていなくても、

魔術師の精読に取り組んで自分に何が足りないのかを探し、

それにひたすら取り組み続ければその欠片くらいは気付けるので

その感覚をつかむと良いです。

 

 

そうそう、これに関しても

以前に興味深いアウトプットをいただいたので一つ紹介しますね。

 

↓アウトプットここから

———————————————————————————

「見返りと求めないこと」について、正直に告白しますが

「無意識で見返りを求めること」をやってしまっていました(*_*)

 

というのも、アウトプットを提出してから、

「それに対するコメントがないなー」とか「質問に対する回答がこないなー」とか。

 

正直なんで!?と考えてしまっていましたが、よく考えれば

「そもそもそういう内容はアナウンスもされてないし、サービス内容にない」

ということだと思います。

 

ダメですね、潜在意識で不要な承認欲求があったのだと感じています。

まったく実践レベルで取り組めていないことを痛感させられ、反省しました。

 

今後はただひたすら理想の未来を掴みとるという目標に向かって、

インサイドアウトを徹底し、愚直に誠実に真摯に

今自分が取り組むべきことに取り組むこととします。

———————————————————————————

↑ここまで

 

この方のように

・わざわざアウトプットするなら

 相手から返信もらえなければ達成感が感じ取れないので続けられません!

という方は時々いますが、これはいろんな意味でもったいないです。

 

そもそもですが、

自分がFXで利益を出したいのは誰かに認められたいからでしょうか?

違いますよね。

自分で理想の未来を掴みたいからトレードするのですよね。

 

それなら、成長過程で取り組むアウトプットはすべて自分のためにやるものです。

他人が返信くれないとか、質問に対して回答がないとか、

それらは根本的に自分に何も関係ない「おまけ」に過ぎません。

 

もちろんできるだけ返信したほうがみなさんの参考になるだろうとは思うので

僕は責任を持って人数を見れる範囲でそうしますが、

最初から「おまけ」を期待している時点で見返りを求めており

トレーダーとして向き合い方を間違えてしまっているのです。

 

そうは言ってもこれはよくある気付きであり、誰もが経験します。

もちろん僕も経験してきましたが違うとわかった時点で切り替えました。

 

僕も過去に受講生として所属していたコミュニティでは、

運営者が求めていなくても自発的にアウトプットを提出していましたし

それに対する返信は相手の手間になるので「返信いりません」と

予め伝えていました。

 

すべては自分のためにやっていたので、

相手が返信くれようがくれまいが自分が成長できることを

理解していたからです。

 

そして実際その通りになりましたが、

いまの僕を支えているのは間違いなくあのとき培った経験だ

と感じています。

 

違いが分かれば改善して乗り越えていけば良いだけですね!

乗り越えるほど成長できるので、後が楽です。

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

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