早いもので今日から7月。今年も下半期となりました。
最近の市場は、トレンドが長続きしないのが特徴で、
期末が終わると、それまでのポジション調整の流れが止まり、
逆流を開始する事も多い様に思われます。

又、月初になると、米雇用統計を市場が意識し、
強めの数字を予想して、ドルが買われ易くなる事も、
ここ数ヶ月見られており、この流れを考えれば、
3日の雇用統計発表までは、ドルが小じっかりの展開になる可能性もあります。

本日は、日銀さんが短観を発表しましたが、
大企業、中小企業、製造業、非製造業のいずれの業態でも、
DIが市場予想よりも弱めの数字となりました。

しかし、ほぼ、どの業態でも、3ヶ月前の調査時の予測指数よりは強めとなっており、
増税前の駆け込みの反動による景況感の悪化は予想された程ではなかったと見る事も出来ます。

これが、日経平均株価上昇にもつながったと思われますし、
期初から、リスク資産投資を積極化させた投資家もいる模様です。
この点を勘案すると、ドル円は、今日から3日までは、
比較的堅調に推移する可能性も高い様に思われます。