エアコンのエコ化、肝心なのは室外機!ということでドレインと気化熱を利用して室外機を自動で冷ます装置を作りました。
しかしドレインが逆流して室内機から水が滴るという結果に、、。ドレインホースをうまいこと配置すればこの方法でも問題ないのですが、今住んでいるのがアパートということもあり、原状回復が難しいような事をしてしまうと後々厄介です。
そこでもう少し違った方向からアパートでも簡単にできるエアコンのエコ化を行いました。
太陽光を如何にして防ぐのか?簡単に。
昼過ぎになるとエアコンを点けているのに暑くなります。この主な原因は日光、室外機や窓にジリジリと陽の光が当たり、エアコンの冷却能力を上回る熱量が部屋の温度を上昇させます。
この太陽のエネルギーを調べると、なんと1平米当たり最大で1.4kwもあるそうです。実際に受ける熱エネルギーは反射や大気の影響でこれよりは大分少なくなるものの、たった1平米で最大エアコン1基分(0.93~1.09kw)に相当するほど部屋や室外機を加熱してしまうというのでは到底無視することはできません!
そこで、この太陽光への対策に焦点を絞り、反射を利用することで省エネでかつ原状回復しやすい方法を試みました。
参考)http://www.sukawa.jp/kankyou/daitai5.html
室外機の対策は100均で十分!
エアコンは室外機のポンプで温かい空気と冷たい空気を作り、温かい空気の熱を外気に放出します。この熱の放出は単なる放射冷却(暑いものを置いておくと冷める現象。温度差が肝心)であるため、室外機自体が熱くなりすぎるとこの効率を大きく落としてしまう結果になります。
前回は水の蒸発熱を利用して室外機を冷まそうとしましたが、イマイチの結果であったことから今回は反射と断熱を100円ショップの小物で行いました。
必要なものはアルミシートと強力磁石。
このアルミシートはアルミの下部に発泡素材になっているので、反射できなかった太陽光の熱を室外機に伝えてしまうことはほとんどありません。一方で室外機が熱い場合は放熱を遮ってしまうのですが、夏の昼間であれば圧倒的に日光のほうが熱量が大きいので有効です。
エアコンの室外機のサイズが27-63-50cm程度だったので、少し全面にはみ出すことを前提に30cmほどの幅で切り、適当に適当に折りたたんで磁石で室外機に取り付けました。
この強力磁石は直接鉄板に付けると指では中々剥がれないほど強力なので風で飛ぶ心配も少なそう。何より原状回復が一瞬で出来て安価なのが素晴らしい。
外観
直視するとマブシイ!ってなります。つまりは大成功!放熱板が露出していない側の横面も囲いました。
似たような製品もありますが、アルミシートと磁石の方がカスタマイズしやすいし見た目も良いかも。これだけでエアコン代が20% 安くなるという話もあります。
窓対策!
実は太陽光の影響が一番大きいのは“マド”です。カーテンを閉めれば多少マシですが、カーテンが吸収した分の熱量は室内に放出されてしまします。持ち家であれば室外にすだれでも掛ければ見た目も効果も一番良さそうですが、アパートではそうもいかず、、。いろいろ考えミラーフィルムにしました。
ミラーフィルム
このフィルムの利点は剥がすのが簡単なこと、光の80%以上を反射してくれることです。
見た目
スマホに貼るシートのような感じです。外から見ると鏡様、室内からは泡だらけの風景が見えます。しかしキレイに貼れない、、、(泣)
効果
床に射した光の違いです。しっかりと反射してくれています。体感でも、今までは光に当たるとジリジリと熱かったですが、フィルム越しではわずかに温かい程度にまで軽減されました。
何度か剥がしてキレイに貼ろうとしましたが、、無理!
こちらを見るとヘラのような専用の工具を使ってガラスとフィルムの間に洗剤を混ぜた水の膜を貼って滑らせるように貼るようです。うーん、いつかトライしてみよう、、、かな (-_-)/
コメント
さらにひと工夫。
エアコンとアルミシートとの間に百円ショップで売っている猫よけの剣山みたいな
プレートを挟んで風通しをよくしたらどうでしょうか。
それ良さそうですね!
室外機の熱は逃がせるけど太陽光は遮る。理想的に思えます。