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リーマン・ショックから現在まで10年間のドル円相場と再来を予想してみた

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最終更新日: 2021-9-21

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  • 1分でわかるこの記事の内容

    リーマン・ショックから10年が経った

    2008年9月15日に当時アメリカで4番目に大きかった大手投資銀行グループ「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻しました。

    私はまだFXをやる前でしたが、TVニュースでも大きく取り上げられていたので記憶に残っています。

    今では金融危機の代名詞となった「リーマン・ショック」ですね。

    段ボールを抱えて退社する社員の映像を今でも覚えている

    段ボールを抱えて退社する社員の映像を今でも覚えています

    先日の9月15日(土)で、ちょうど10年の月日が経ちました。

    言葉は知っているけど、実際に「どれくらいの規模の出来事だったのか?」実は知らないというFX初心者さんも多いのではないでしょうか。

    今日はFXトレーダーなら必ず知っておくべきリーマン・ショックの原因、今後同規模の金融危機は起こり得るのか?を解説していきます。

    そもそもリーマン・ショックって何?

    私のようにFXをやる前の出来事だったり、20歳前半のトレーダーさんは「そもそもリーマン・ショックって何?」と思う人もいるかもしれません。

    簡単にリーマン・ショックサブプライムローンについて解説します!

    リーマン・ブラザーズってどんな会社だったの?

    リーマン・ブラザーズってどんな会社だったの?

    まずは発端となったリーマン・ブラザーズから解説します!

    リーマン・ブラザーズの始まりは、1850年にドイツにいたリーマン3兄弟がアメリカで企業したところからスタートします。

    元は綿花の取引などをしていましたが、業績を上げ後に金融業界に進出します。

    金融業界に入ってからどんどんと規模を大きくして、アメリカで4番目に大きい大手証券会社として成長をします。

    そんなリーマン・ブラザーズがなぜ金融破綻に追い込まれたのか?それは「サブプライムローン」が原因です。

    リーマン・ショックの原因であるサブプライムローン問題

    リーマン・ショックの原因であるサブプライムローン問題

    リーマン・ブラザーズが行った「サブプライムローン問題」、誰もが一度は聞いたことがあると思います。

    通常のローンは、安定した収入がある及び、安定した収入が続けられる人を対象にされていますね。信用情報と同じで高所得者の方がローンを組みやすい仕組みになっています。

    一方サブプライムローンは「サブ=2番目の」「プライム=主要な」ローンと1番目に対象となる高所得者ではなく、サブプライム=低所得者向けのローンだったのです。

    低所得者にお金を貸しても「回収できないのでは?」その懸念を払拭するためにリーマン・ブラザーズは、高金利でお金を貸し出しました。

    低所得者に高金利で貸すことで、返済不可能になった人が出ても回収できた金利で賄おうとしたのサブプライムローンなんです。

    見るからに危なそうなローンですが、この仕組みにアメリカの低所得者たちは沸きました。

    低所得でもサブプライムローンを組んで家が買える!

    低所得でもサブプライムローンを組んで家が買える!

    今までローンを組めずに住宅が買えなかった低所得者たちは、こぞってサブプライムローンを組みお金を借りました。

    しかし、サブプライムローンの問題はここからです。リーマン・ブラザーズは、債権(返済義務の権利)自体を売る仕組みを取り入れました。

    これによってアメリカのローン事業は、飛躍的に大きくなりました。

    もういつ爆発してもおかしくない状態ですね。これこそがアメリカで2007年まで行われていた「住宅バブル」なんです。

    FRBの利上げが住宅バブルの崩壊を招いた

    サブプライムローンは、元々住宅価格の上昇を見込んでローンを組んでいました。

    ローンが払い終わるころには、購入した時よりも価値が高くなっているのも魅力だったんですね。

    しかしながら2004年から2006年にかけて行われたFRB(米連邦準備制度)の利上げによって、住宅価格がまさかの下落…。

    サブプライムローンを組んでいた人たちは、住宅を売ってもローンを払ってもどちらでも損をする状況になりました。そして住宅バブルは崩壊したのです。

    リーマンの破綻。そして全世界へ…

    リーマンの破綻。そして全世界へ…

    住宅バブルの崩壊と共にリーマン・ブラザーズは、多額の不良債権を抱えて破綻しました。

    リーマン・ショックがこれだけ大きな規模になったのは、リーマン・ブラザーズと取引をしていた(債券を売っていた)投資銀行の多くも破綻に追い込まれたからです。

    銀行が破たんすればドミノ倒し的に融資を受けていた会社も倒産、そしてニューヨーク株は大暴落、その影響が世界中に広がりました。

    これが有名なリーマン・ショックなのです( ・`ω・´)キリッ

    リーマン・ショック後のドル円相場

    世界中に広がる金融危機となったリーマン・ショックですが、当時のドル円相場はどのように動いたのでしょうか?

    10年前ならまだ週足で見れますので、確認してみましょう!

    2008年9月15日リーマン・ブラザーズ破綻後のドル円相場

    2008年9月15日リーマン・ブラザーズ破綻後のドル円相場

    破綻当時110円ほどだったドル円相場は、数週間で90円を割っています(´×ω×`)

    為替でも中心となっているドル、そのアメリカが大規模な金融危機に見舞われた訳ですから物凄い勢いでドルが売られました。

    またリスクオフとして円が買われ、大きく円高ドル安に動いていますね。

    週足チャートでこの動きはなかなか見れません。次はリーマン・ショックから現在までのチャートを見てみましょう!

    リーマン・ブラザーズ破綻から2018年9月までのドル円相場

    リーマン・ブラザーズ破綻から2018年9月までのドル円相場

    この10年間のチャートを見るとよりリーマン・ショックの根の深さが分かると思います。

    ドル円相場は東日本大震災の影響もありますが、リーマン・ショック後大きく円高に動き過去最安値を更新しました。

    その後はあなたもご存知のアベノミクスで、大きく円安になっていますね!

    すでに10年経った現在ですが、いまだに金融危機=リーマン・ショックというイメージが強いです。

    今後もリーマン・ショック並の金融危機が訪れる可能性は?

    ちょうど10年が経ったので「そろそろ同規模の金融危機が起きるのでは?」とが思っているトレーダーさんもいるかもしれませんね。

    正直リーマン・ショックほどの大混乱は起きないとは思いますが、小規模の金融危機なら要因はいっぱいあります。

    先月のトルコ・ショックもそれに当たりますし、米中貿易摩擦も引き金になりかねません。

    更には米利上げ終了により逆イールドとなれば、景気後退期に入ることになります。リーマン・ショック後の中国の民間債務拡大の懸念もありますね。

    リーマン・ショック後、世界経済に広がる危機をなんとかこの10年で回復できたのはG20のように先進国・新興国とわけ隔てない協力体制があったからです。

    少し長くなってしまいましたが、この10年とという節目にリーマン・ショックを理解してこの先10年に何が起こっても対応できるようにしておきましょう(๑´ω`๑)♡

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    コメント (5)

    1. 1. 七国山病院

      メイさん、いつもポンド円の上下のような速い返信ありがとうございます。
      今回も自身にはタイムリーな記事でした。最近米国では不動産の転売が増えてきているようですよ。地価が膨らんでいって歴史は繰り返されるのでしょうか?

    2. 2. 匿名 成龍

      あれから米国経済がここまで復活するとは思いませんでした。
      後から振り返ればあの頃が買いでしたね。
      関東の豪雨は大丈夫でしたか?

    3. 3. メイ

      コメントありがとうございます!

      >七国山病院さん
      歴史は切り替えされるよく言われますが、リーマン・ショック級の金融危機はなかなか起きないと思います。(もちろん100%ではないですが…)

      日本もそうですが、SNSなどが発達したことによって一般人にも情報が比較的早く伝達されるようになり、コンプライアンスに乗っ取っていない企業は早期に淘汰されるようなってきました。
      それでもスルガ銀行のように真っ黒な企業もありますからね笑
      一概に無いとは言えませんが、同じレベルの金融危機になる前に明るみに出る可能性の方が高いですね!

      >成龍さん
      本当にそうですね!逆に10年あればここまで成長できることも証明されましたね(´×ω×`)

      私もあの頃からFXやってたら120円までロングしてたのに>< とか良く想像します笑
      埼玉は雨大丈夫でした!たしかに関東も台風来たりと今年の天候は荒れがちですが、各地に比べたら穏やかな方ですね(๑´ω`๑)♡

    4. 4. 森風

      こんにちは、いつも勉強になる記事をありがとうございます。
      私はFX初心者なのですが、現在過去検証ソフトの導入に迷っています。FT3が人気のようですが、MT4の操作も初めは恐怖との戦いで口座開設後しばらくしてから触れた状態でした。FXで専業トレーダーをしている方は、FT3を導入している方が多いのでしょうか。また、メイさんは過去検証ソフトを導入していますか。差し支えない範囲で参考に教えてくださると嬉しいです。

    5. 5. メイ

      コメントありがとうございます!

      つい先日も同じ質問を頂いたのですが、私は過去検証ソフトは使用していません!FT3も使っていないですね。

      基本的に毎回のトレードでそういったものは使っていないですね。もしFT3のご購入を検討されているようでしたが、公式サイトから買えばたしか30日間返金保証があったはずです。(現在も行っているかはご確認ください)

      デモのつもりで使ってみて自分に合わなかったら返金してという使い方もできるので、そういった使用方法もありですね!

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    プロフィール

    ニックネーム:メイ
    誕生日:5月1日生まれ
    血液型:AB型
    出身地:埼玉県
    職業:FX専業トレーダー
    自己紹介:家庭菜園を育てながらFXをする事に生きがいを感じている専業トレーダーです!ドル円をメインにFX初心者さんへ分かりやすく為替の情報を発信しています。

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