【勘流雑感】
昨日の米株は急落。3.2%台に乗せた10年債利回りや中国政府によるアップルやアマゾン機器へのスパイチップ混入疑惑を嫌気。金利上昇については景況感の改善過程において避けて通れぬ面もあるが、中国政府のスパイ行動の露呈は米中摩擦の火に油を注ぎ、中国製品の価格上昇を経由して米国内の悪質なインフレへと帰結しうるだけに、ダウの200ドル安もやむをえまい。ナスダックはハイテク全面安にて145P下落。単純比較は有効ではないが、下落率1.81%は日経450円近い下落に相当するだけに、インパクトの大きいものとなっている。もっとも、米株自体はウォール街のコントロールが効く状況とみているゆえ、中間選挙前に悲観マインドが広がるような下落とはなるまい。ただし、日本株に関しては 先月後半23,700円超え辺りから俄か強気論者が増えてきただけに、日経先物なりに23,700円近辺まで下押す場合には相応の投げ売りが危惧される。
昨日の米株は急落。3.2%台に乗せた10年債利回りや中国政府によるアップルやアマゾン機器へのスパイチップ混入疑惑を嫌気。金利上昇については景況感の改善過程において避けて通れぬ面もあるが、中国政府のスパイ行動の露呈は米中摩擦の火に油を注ぎ、中国製品の価格上昇を経由して米国内の悪質なインフレへと帰結しうるだけに、ダウの200ドル安もやむをえまい。ナスダックはハイテク全面安にて145P下落。単純比較は有効ではないが、下落率1.81%は日経450円近い下落に相当するだけに、インパクトの大きいものとなっている。もっとも、米株自体はウォール街のコントロールが効く状況とみているゆえ、中間選挙前に悲観マインドが広がるような下落とはなるまい。ただし、日本株に関しては 先月後半23,700円超え辺りから俄か強気論者が増えてきただけに、日経先物なりに23,700円近辺まで下押す場合には相応の投げ売りが危惧される。
さすれば、今週水曜からの途転売りスタイルが奏功している先物に関しては、本日前場の下押しは粛々と利入れにかけながら、23,900〜23,100円レンジを売り直されたい。米雇用統計後の株式需給の良化に備えて投入資金は通常よりも少なめに。個別に関しては 地合いなりのヒステリックな売りには抗わずに撤収を図りながらも、長短双方の視点で種蒔きを続行されたい。
【勘流銘柄】
■ 5912 OSJB
西日本豪雨、北海道地震、昨日の猛烈台風と期せずして高まっている復興需要を囃した梃入れが目される。連休中の大型台風の再接近も鑑みて、本日も300円付近を粛々と集めるが善かろう。
(その他)
6305 日立建機、5304 SECカーボン(売り)
引き続き、リスクオン相場の終焉を見込んだ空売り要員として注目。本日は売り乗せから考察するが上策。VIX<1552>は10,000円付近で買い乗せ。
6305 日立建機、5304 SECカーボン(売り)
引き続き、リスクオン相場の終焉を見込んだ空売り要員として注目。本日は売り乗せから考察するが上策。VIX<1552>は10,000円付近で買い乗せ。