株価は2~3年先までの成長を織り込む | エナフンさんの梨の木

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先週発売したこの本の中で、株価は、数ヵ月から長くて2~3年先までの成長を織り込むと結論だけ説明しました。「では、なぜ、長くて2~3年程度先までなのか?」そんな疑問を持たれた方も多いかもしれませんね。この点について、ここで少し説明したいと思います。

私は3つほど理由があると考えています。

①景気変動の波は数ヵ月から、長くて2~3年先までしか読めない

②2~3年あれば、ライバルも対応を取ってくる

③2~3年以内に今売れている商品やサービスの鮮度が失われる

どんなに絶好調な企業も、2~3年すれば、景気の影響も、競争環境も、商品の魅力も全て変化してしまう。だから、その程度先までしか、株価に織り込めない。と考えているのです。

プロ投資家の中には、10年とか20年といった長期的な業績予想を策定し、その割引現在価値として、本質的な企業価値を算定する方も多いようですが、私はそのようなやり方に否定的です。せいぜい2~3年先の成長だけを株価に織り込む、昔ながらの市場の判断が正しいと考えているのです。

ただし、もし、①②③だけが理由であるなら、景気に左右されにくい業態で、ライバルの追随を許さない圧倒的な競争力を有し、常に新鮮な商品やサービスを提供し続けられる企業については、より長期的(例えば3~5年先)な成長を本質的な企業価値に織り込んでも良いと思うのです。私のような長期投資家はずっとその発想で勝負してきました。おそらく、ウォーレン・バフェットが勝ち続けられたのもこの辺に理由があると思うのです。

 

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