本日の日経平均は暴落。米国とサウジアラビアとの関係悪化や中国の景気鈍化懸念などが重石となったもの、ファンダメンタルズに決定的な下げ材料が見当たらない中、外資勢の先物への売り仕掛け + 連鎖的投げ売りを背景に下値を模索。日経先物は終値で21,900円台まで軟化。

東証主力株はほぼ全面安。中小型株も主役クラスは総じて軟調な中、4335 IPS、3536 アクサス、8789 フィンテックグローバル、2120 LIFULLが商いを伴って大幅高。

日経平均 22,010円 −604、Topix 1,650 −44
225先物(12月限)21,920円 −710、為替 112.48円/ドル
NYダウ先物 25,085ドル −209

■ テクニカル : 直近の下値抵抗帯かつ均衡表の雲下限(22,200円水準)割れにより、下値模索色を強める格好。短期的には22,200円台や10日線(現在22,626円)が上値メドとなる一方、下値は21,500円付近までの深押しに警戒。

big (1)

【ウォッチ銘柄】
△ 6703 OKI
9月中間期営業損益予想を30億円の赤字から8億円の黒字に上方修正。

△ 4581 大正製薬
9月中間期経常益予想を165億円から227億円に上方修正。

△ 4987 寺岡製作所、4761 さくらCKS
薄商い上方修正銘柄を割り切り対象でケア。

△ 3658 イーブック
法令強化をきっかけとする電子書籍関連への資金還流はこれからが本番。本日3,000円以下での打診買い後は、2,850円付近までの調整局面や〜(略)〜での小口買い増しがおススメ。

■ 後記 : 今月上旬の24,000円台を上方向のオーバーシュートとお伝えしたように、米国や日本国内の景気動向の堅調さ、ドル円の110円超え常態化によ業績底上げ期待などを踏まえれば、本日の急落による「PER13倍割れ ≒ 22,000円以下」は下方向のオーバーシュート。

トランプ大統領による強圧的な対日通商交渉、中国景気後退の露呈、イラン、トルコ、サウジアラビアの暴走などを回避できればという条件付きになりますが、個別全般でここからの買い下がりの中長期での勝率はかなり高いと判断しています。

ただし、“勝負どころ”、全体戦略、銘柄選別 & 売買手法を見誤ると「上がる≠儲かる」、「儲かる≠資産が増える」の呪縛にとらわれる事に・・・!

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では 本日もお疲れ様でした。


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