本日の日経平均は反落。米通商交渉やアップル業績の先行き不安で下落したNY市場の流れを引き継ぎ、寄り付き早々に21,613円(−232)まで下落すると、売り一巡後はNYダウ先物、ドル円、上海総合指数の底堅さが下支えとなり、21,700円台での持ち合いに移行。東証1部の売買代金は2.3兆円、出来高は15.0億株の標準的なものに。

主要セクターは、米長期金利の低下基調を重石に 8306 三菱UFJ、8316 三井住友FG、8750 第一生命など金融株が売られた他は高安マチマチの推移に。中小型株は 2146 UT、4597 ソレイジア、4420 イーソル、3900 クラウドワークス、6095 メドピア、3528 プロスペクト、3920 アイビーシー、3694 オプティム、3962 チェンジ、7599 IDOM、4651 サニックス、6871 マイクロニクスなどに短期資金が流入。

日経平均 21,8403円 −42、Topix 1,638 −2
225先物(12月限)21,820円 −490、為替 113.51円/ドル
NYダウ先物 25,080ドル +36

■ テクニカル : 3日連続の10日線割れ、5日・10日線のデッドクロスなどが下値模索再開リスクを示唆。21,500円割れに際しては21,000円付近までの下押し、10日線(22,084円)超えに際しては22,500円超えの双方が視野に。

big (11)

【ウォッチ銘柄】
△ 6800 ヨコオ、7599 IDOM、7874 レック、27●●
決定打がないまま本日動意を示した好トレンド中小型株を押し目買い、スイング狙いで注目。IDOMに絡めては〜(略)〜!

△ 9380 東海運
寄り前に取り上げたロシア関連として急動意。他方、大手商社は地合いなりの停滞。「業績相場入り」は当面は困難。

■ 後記 : 日経平均のテクニカルは「低位持ち合い」によりじわじわと下値模索リスクが高まっています。ただし、(アンチ・トランプ派の評論家の期待に反して)堅調な米経済や歴史的合意を期待させる安倍外交、日米通商リスクの相当部分を織り込みつつある企業業績などを踏まえれば「現状での22,000円からの下方乖離はオーバーシュート」との見方を変える必要はありません。よって、明日も正面を向いたままの前後によりマーケットとの居心地のいい距離感をキープしていってください。
  (会員サークルより >>Sラボ参加案内

では本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらもぜひ!