前場の日経平均は続落。前日のNYダウは200ドル強上昇し、CME225も21,900円台で取引を終了していたものの、NY引け後のエヌビディアの決算がコンセンサスを下回った事で、半導体関連を中心に売りが先行。中国当局による保護主義政策強化リスクを嫌気した機械セクターも軟調に推移。

中小型株は 2372 アイロム、9980 MRK、4420 イーソルなどが買われた一方、主役くさすは総じて覇気のない推移に。

□ 午後の展望 : 市場マインドの軟化が重石
CME225の上昇に対する感応度の低さが示す市場マインドの軟化、週末のポジション整理などを重石とする売り優勢の展開がメイン。想定レンジは21,600〜21,800円。

■ 午後の戦略 : 余力確保で守備固め!
寄り前にご提案した「寄りからのリバウンド局面を戻り売り」が十分に機能していませんので、ストレス玉の現値縮小による余力確保、手仕舞い条件の徹底などにより更なる下押しへの備えを優先。

攻撃可能枠についても、不用意に銘柄数を増やすことなく★ 日経レバを中心視しながら、近似テクニカル銘柄は縮小するスタンスで臨んでください。

【ウォッチ銘柄】
▼ 6981 村田製作所、8035 東京エレク、6857 アドバンテスト、3436 SUMCO
etc 
不安定なアップル株動向やエヌビディアの決算悪を重石に半導体主力は下放れムードを強めています。現況はノータッチが賢明。

▼ 6954 ファナック、6103 オークマ、6448 ブラザー、6473 ジェイテクト
朝方触れた中国絡みの件については、今のところ懸念したほどの悪影響は生じていませんが、弱テクニカル銘柄の上値の重さを踏まえれば、当面は買い見送りが得策。

では午後もよろしくお願いします。