発生主義・現金主義とは?
<初心者のためのアフィリエイト確定申告講座3>
確定申告の収入計算では、主にふたつの方法があります。
ひとつが現金主義、そしてもうひとつが発生主義です。
白色申告では主に現金主義で、
青色申告では主に発生主義で収入を計算します。
現金主義(白色申告) | ポイントサイト・ASP共 口座に収入が振込まれた日を収入日と見なす |
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発生主義(青色申告) ASP | お金になる事が決まった日(確定日)を 収入日と見なす |
発生主義(青色申告) ポイントサイト | 口座への入金手続きをおこなった日を 収入日と見なす |
確定申告では1月から12月までの1年間で、
合計収入を計算していきます。
そのさい白色申告の現金主義では、
収入が銀行口座に振りこまれた日時を基準に、
収入を計算していきます。
1月から12月のあいだに、
口座に振り込まれた収入金額を総合するだけでいいのですから、
これは非常に単純です。
一方で青色申告の発生主義では、
ASPやポイントサイト内で、
収入になることが確定した時点での日時を基準に、
合計収入を計算します。
注意すべきは、アフィリエイトのASPでは、
お金になることが決定した日を基準とすること。
そしてポイントサイトでは、
口座に入金手続きをおこなった日を基準とすることです。
ASPの場合は、
発生日・確定日・振込日という3つの段階でお金が動いていきます。
ややこいしいですが発生主義の計算では、
ASPの収入が口座に振込された時点ではなく、
収入の確定した時点で計算していきます。
この発生主義のなにが問題になるのかと言いますと、
ASPの場合、最低換金額が設定されています。
たとえばA8.netだと1000円からです。
A8.netで12月のうちに500円しか儲けがなかった場合、
口座への現金化がなされず繰越となり、
実際には12月のうちに現金にはなりません。
しかしお金になることが決定したのは、
12月であることに変わりありませんので、
実際に現金化していなくても、A8.netでは、
12月に500円の収入があったものとして見なされるのです。
青色申告の場合は複式簿記の厳密な記帳が必須です。
12月に収入が確定された場合、
実際の入金が来年度以降になっても、
当年中の収入として記帳されるということを、
覚えておいて下さい。
なお、その来年度に現金化されるお金も、
入金時に来年度の確定申告で記帳をおこないますが、
もちろんそれは課税の対象外となりますので、
ご安心ください。
また実際の記帳では、
ひとつひとつの日時を基準にすべての収入を計算していくと、
かさばってしまいます。
ですので多くの人は、
1か月に1回の周期で収入を一気に記帳することで、対応しています。
ポイントサイトの収入日判定も注意が必要です。
たとえばげん玉だとポイントエクスチェンジにポイント交換した後に、
口座へと換金していきます。
げん玉やポイントエクスチェンジで保有している資産は、
あくまで現金ではなくポイントですので、
課税の対象にはなりません。
税金はお金になることが確定したときにはじめて発生しますので、
げん玉からポイントエクスチェンジにポイント交換する際は、
税金のことを考える必要はないと考えてOKです。
ですのでげん玉では、
ポイントエクスチェンジから口座への換金手続きをおこなった日を、
収入のあった日として見なします。
本来であれば白色申告でも、発生主義で収入を算出しなければなりません。
しかし副業レベルでの中途半端な収入(年間所得300万円以下)だと、
税務署からも現金主義の算出で容赦されてしまうのが実情です。
白色申告で確定申告をおこなう場合は、
銀行通帳の収入を総覧して計算する程度で良いでしょう。
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