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ブレグジット(イギリスのEU離脱)どうなる?ドル円・為替への影響を解説します

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最終更新日: 2018-11-17

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  • 1分でわかるこの記事の内容

    EU離脱担当相が辞任。ブレグジットは今後どうなる?

    今回はイギリスのEU離脱問題=ブレグジットについての記事です。

    私のブログでも過去数回に渡って、ブレグジットについての記事を書いてきました。

    そして11月15日(木)にイギリスのドミニク・ラーブEU離脱担当相が辞任しました。さらに環境相も辞任する見通しと報じられています。

    辞任を表明したドミニク・ラーブEU離脱担当相

    辞任を表明したドミニク・ラーブEU離脱担当相

    これはブレグジットを強く推進するメイ首相にとっては、かなりの向かい風です。

    ブレグジットに関しては「離脱する離脱すると言って、いつ離脱するの?」と思っている人も多いと思います。

    では、ブレグジットの現状と背景のおさらいなぜここまで難航しているのか?について解説します!

    EU離脱是非を問う国民投票が行われたのは2016年6月

    イギリスのEU離脱是非を問う国民投票は、2016年の6月23日に実施されました。記憶に残っている方も多いと思います。

    選挙の結果、離脱が過半数を占める

    選挙の結果、離脱が過半数を占める

    僅差ではありますが選挙の結果離脱が上回り、この結果を元にブレグジット(Britainとexitが合わさった造語)が決定しましたね!

    しかし、すでに2年半が経過しようとしています。当初の予定では、EU法の規定により2年を目途に離脱し新しい協定を交渉するはずでした。

    しかしその2年は過ぎ、最悪ブレグジットもなくなるという懸念まで出ています。

    イギリスの内政不安、首相不信任の動きも?

    ブレグジットが難航している一番の理由は、EUとの摩擦ではなくイギリスの内政に問題があります。

    国民投票前、メイ首相は「現状とできるだけ近い形での離脱(ソフトブレグジット)を目指す」としていました。

    「それならば離脱したほうがよい!」と思った国民は、それを信じて離脱へ投票しました。

    しかし蓋を開けてみたら、メイ首相は「後戻りはできない」「完全な離脱(ハードブレグジット)を目指すことになる」と理想との相違を語りました。

    離脱派は「メイ首相に裏切られた」と反発

    「甘い言葉で離脱を推進してきたのに…」理想と現実は大きく違い、投票後にブレグジットへの反発が強まりました。

    それと共に「移民に仕事を奪われる!」という恐怖心も拍車をかけています。EU内でも移民に対して、不満が高まっています。

    あの黒字国家であるドイツでさえ、移民政策には手を焼いた訳ですからね(´×ω×`)

    2021年の任期満了で引退を表明した独メルケル首相

    2021年の任期満了で引退を表明した独メルケル首相

    ドイツのメルケル首相は、移民問題をきっかけとして任期満了での引退を先日発表しています。

    ブレグジット最終調整の前にメイ首相不信任案が?

    そんな国内の反発がある中、11月25日の臨時EU首脳会議でブレグジットは最終調整に入る予定です。

    長かったEUとの調整もやっと終わりを迎えようとしています。

    しかしながら反対勢力から言えば、たまったもんじゃありません。残り1週間あまりの25日までがチャンスです。

    反対勢力である強硬離脱派が「来週にも不信任投票を開く」との憶測が出始めています。

    そもそもなんでイギリスは離脱したいのか

    ブレグジットの難航ばかりがニュースでも大きく取り上げられ、ブレグジットの本質を知らないトレーダーさんもいると思います。

    なぜイギリスは、そもそもEUを離脱したかったのか?を解説します!

    ギリシャの財政破綻→ユーロ危機が原因

    EUに加盟していることでメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

    2010年にEU加盟国であるギリシャが財政破綻したことによって、ユーロ危機にまで発展しました。

    とくにイギリスはユーロを導入せずに、自国通貨であるポンドを維持しながらEUとうまく距離を保ってきました。

    しかしながら他の国のイレギュラー的な負担を「EUに支払わなければいけない」という反発がブレグジットを推進させたと言えます。

    移民に関してEU法違反からの脱却

    イギリスにもシリアなどから移民・難民が大量に押し寄せていました。

    移民・難民はEUの大きな悩みの種の1つ

    移民・難民はEUの大きな悩みの種の1つ

    しかしながらイギリスは国内法で保護したり様々な制限をかけて、できるだけ移民が入り込まないように画策していました。

    それを良く思わなかったEUの欧州議会は「EU法に違反してる!」と批判しました。当然な話ですけどね(´×ω×`)

    欧州議会は、国よりも組織(EU)を優先とする傾向があります。元々ヨーロッパの貴族に連なる人々だからです。

    さらに国民もこのまま移民がなだれ込んできたら「職を奪われてしまう」という懸念が広まり、EU離脱の引き金となりました。

    もちろんこの2つ以外にも要因はありますが、メイ首相がブレグジットに踏み切った大きな要因がこの2つでした。

    ブレグジットが為替・ドル円に与える影響

    すでに16日(金)のドル円相場にも影響が出ましたね。

    ブレグジットが難航すればするほど、リスクオフ要因となり円高ドル安になります。

    基本的にイギリスの混乱でポンド安が起きます。もしブレグジットが最終決定されれば、EUは有力国を失うこととなりユーロ安が起きるはずです。

    離脱したあとのイギリスはどうなる?

    離脱したあとのイギリスはどうなる?

    最悪のシナリオは、イギリスの国際的な地位が下がることです。

    ロンドン市場と言えば、為替市場でもトップの取引量を誇っています。

    しかし離脱の際、EUとの協定がスムーズに結ばれなかった場合に多くの企業がロンドンから離脱する可能性もあります。

    そうなればイギリスは移民どころではなく、大量の失業者を生みます。

    またイギリスが抜けたEUもダメ―ジがゼロではありません。

    EUもブレグジットで大きなダメージを得る?

    先ほども書いた通り、EUの中でも有力国であるイギリスが抜けることによってユーロの信頼は確実に下がります

    さらにイギリスに対して輸出量の多い国、ベルギーやスペインなどもダメージを受けますね。

    現状と変わらないようなソフトブレグジットは、すでに不可能とされています。イギリスの内にも外にもダメージが出るのは、避けられないのです。

    ブレグジットはまだ長引く可能性もある?

    本当にメイ首相の不信任が可決されれば、さらにイギリス・EUは混乱に陥ります。

    もちろんブレグジットにたどり着けるかも危うくなりますね。

    まだまだブレグジットが最終決定するまで、時間がかかるかもしれません。

    イギリスはすでに全世界に影響を与える大国であるため、為替にも影響が出ます。

    ポンド・ユーロをトレードしていなくても、ブレグジットの行方はしっかりとチェックしましょう!

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    コメント (2)

    1. 1. takuya

      今更ながらポンドに興味を持ち始めました。
      大変分かりやすい記事をありがとうございます!

      なお、個人的な見解としてまだまだ揉めると考えており、売りポジションを入れてみましたがどうなることやら

    2. 2. メイ

      コメントありがとうございます!

      そうですねぇ。まだこれからといった感じですよね(´×ω×`)
      そしてダメージを受けるのは、イギリスだけではなくEUもというのが大きいです。

      近々リーマン・ショックなみの世界大恐慌がくるなんて話もちらほら聞きますが、本当に世界経済が衰退の方向へ向かっているような…

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    プロフィール

    ニックネーム:メイ
    誕生日:5月1日生まれ
    血液型:AB型
    出身地:埼玉県
    職業:FX専業トレーダー
    自己紹介:家庭菜園を育てながらFXをする事に生きがいを感じている専業トレーダーです!ドル円をメインにFX初心者さんへ分かりやすく為替の情報を発信しています。

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