本日の日経平均は大幅続落。米長短金利の逆イールドに起因する金融資本のポジション調整や米仏の政情不安を重石とする火曜からの軟勢に加えて、「米国の要請によるカナダ当局のファーウェイ副会長の逮捕」が米中関係の更なる悪化懸念を高めて売りが先行。寄りからの売り一巡後のリバウンドの甘さ( ≒ 安値買い需要の低さ)をみた先物へのCTAとみられる売り攻勢も逆風となって13時台に21,307円(−611)まで下落すると、引けにかけては下げ幅を縮小。

東証主力株は概ね軟調。ファーウェイ副会長の逮捕を嫌気したソフトバンク(9984)が1銘柄で日経平均を52円押し下げた他、機械・半導体・素材関連が軟調に推移。中小型株も様子見色を強め、新興主役クラスはほぼ全面安に。

日経平均 21,501円 −417、Topix 1,610 −29
225先物(12月限)21,510円、為替 112.74円/ドル
NYダウ先物 24,727ドル −319

■ テクニカル : 3日で1000円強の下落相応にリバウンド余地は高まっているものの、遅行スパンの実践割れ、パラボリック売り転換、デッドクロス間近の5日・10日線とMACDなどが、「下値不安を残す戻り売り優位の相場つき」へを転換を示唆。目先の上値は22,000円、下値は21,000円が強めの抵抗帯となり、ブレイクした際にはその方向に±500円程度振れやすい格好。

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【Sラボ銘柄】
☆ 4344 ソースネクスト 
11/26 625円 → 12/3 760円 +111 17.7%上昇
会員サークルでは週明け760円までの上昇過程で利確を計った後、本日670円までの下押しにより買い直しを完了。テクニカルの過熱感も修正されましたので、明日も地合いなりの下押しには手仕舞い条件の徹底で備えながら、現値付近は強気、7●0円付近も悩んだら小口買い増しにより利益の積み増しを計っていく予定です。

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☆ 3627 ネオス 
12/3 1,360円 → 12/5 1,480円 +120 8.8%上昇 
ソースネクストに絡んだ〜(略)〜ルートからの派生銘柄。子会社がソースネクストのポケトーク製造を受託中。10月中旬に業績上方修正に絡めて株価5割高を演じた後、弱地合い下での持ち合いによりテクニカル調整も十分。会員サークルでは短期急騰を果たした☆ ソースネクストに代わる新規買い対象として今週月曜からご提案。

連日の地合い悪にも左右されない特異な好需給を維持していますので、明日もシナリオの中で丹念に、堂々と!

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■ 後記 : 実質的な米国によるファーウェイ副会長の逮捕と21,300円付近までの軟化には虚を突かれましたが、昨夕の‘明日の展望’で触れたように、火曜の急落の余韻による本日21,000円台半ばまでの下落に関しては想定内。

短期的にはCTA(外資系商品先物ファンド筋)による順張り売り攻勢、米雇用統計を建て前とした一段安には警戒しているものの、“大局強気スタンス”を変える必要はないと判断していますので、目先の下落レベルに応じた以下のイメージにて丹念に仕込みを継続していきたいところ。

(1)21,000円付近までの下落 : 物色の二極化を念頭に「流動性とテーマ性の高い好トレンド中小型株」の押し目買い狙いを継続。

〜(略)〜

また、外需系景気敏感セクターのみならず、通信セクターにまでトランプリスクが重石となってきましたので、東証主力株に関しては楽しみの範囲、博打感覚で取り組むのがおススメ。

 (会員サークルより >>Sラボ参加案内

『 奇策は捨て、正攻法を丹念に! 』


では 本日もお疲れ様でした。

お帰り前にこちらもぜひ!