2018-12-15 10:20 | カテゴリ:勉強や投資情報
昨晩ダウが-500ドル近く下落。
日本時間からダウ先物で落ちていたので、日本市場は大分織り込んでおり、CFDで-100円程度ですので、あまり影響はないですが、下落した理由が各国経済指標等のファンダメンタルズ的な理由ですので、寄り底でリバる雰囲気でもないと思います。
まぁ月曜日の雰囲気次第で。

そして先週なんでもないIPOのピアラオーウエルが盛り上がったように、こういう時こそIPOマネゲですっ!
先週は前哨戦。今週こそ本番です!

■2018/12/17 (月)

[2970] : グッドライフカンパニー
【市場】JQS (不動産業)
【事業内容】投資用新築一棟賃貸マンションの用地仕入・企画設計・施工・監理・賃貸仲介・賃貸管理等
【公募】総計:400,000株(公募:250,000株 / 売出:150,000株)売出株式比率:37.5%
【公開価格】1,600円
【吸収金額】7.36億円
【時価総額】21.6億円
【既存株主】VCなしで、93%を保有する1・2位株主に解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約4.8倍 営業利益率16%
【塩漬け評】不人気不動産(しかも九州地盤) VS 割安&小型需給マネゲ

[7045] : ツクイスタッフ
【市場】JQS (サービス業)
【事業内容】介護・医療に特化した人材サービス事業(人材派遣・人材紹介・教育研修等)
【公募】総計:300,000株(公募:100,000株 / 売出:200,000株)売出株式比率:66.7%
【公開価格】2,630円
【吸収金額】9.73億円
【時価総額】39.4億円
【既存株主】VCなしで91%程度に解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約13倍 営業利益率5.5%
【塩漬け評】目新しくない人材派遣で、普通の営業利益率で小型需給でマネゲの要素はあるが、初値が高すぎると厳しい。

■2018/12/18 (火)

[7046] : テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
【市場】東M (サービス業)
【事業内容】ビッグデータ・人工知能(AI)を活用したソリューション提供及びAI製品(AIモジュールを含む)の提供
【公募】総計:536,000株(公募:190,000株 / 売出:346,000株)売出株式比率:64.6%
【公開価格】3,200円
【吸収金額】19.7億円
【時価総額】70.4億円
【既存株主】74%に解除条項なしのロックアップ180日
【PER】約60倍 営業利益率約11%
【塩漬け評】以下のようにしっかりとAIをしており、材料は豊富。
NVIDIA:AI分野の革新企業としてNVIDIA「Inception Program」のパートナー企業に認定
東京電力パワー:AI を活用した架空送電線診断システムの共同開発の開始について
NTTデータ:AIビジネス拡大にむけた資本業務提携
セールスフォース:TDSM、セールスフォース・ドットコムとの協業強化 統計解析技術活かす
日本マイクロソフト:テクノスデータサイエンス・エンジニアリングと日本マイクロソフト 『ディープラーニング(深層学習)分野における人材育成に向けて協力』
ZMP:TDSEとZMP協業によるオートモービル分野での新ビジネス、インテリジェント車両センサー解析サービス提供
ロックアップの掛かりはよく中型であるので低く寄ってくれればいいが、人気のAIで2倍以上で寄られると危険かも。でも上記のような材料は頻繁に出る感じで、その度にマネゲで底値が上がるのであれば、低い所では拾って持っておきたいが、株価は上記を織り込んで価格形成されるので、上記以上の材料は出にくく、少々の材料では株価は動かなくなる可能性も大きい。尚、ソリューションと自社製品ロイヤリティ(ストック型ビジネス)の二つの事業があるが、受注実績を見る限りソリューションでしか売上が出ていないので、ストック型ビジネスモデルではないため業績のブレはある。

[1450] : 田中建設工業
【市場】JQS (建設業)
【事業内容】建築構造物の解体工事並びにそれに付随する各種工事の施工監理
【公募】総計:310,000株(公募:155,000株 / 売出:155,000株)売出株式比率:50.0%
【公開価格】2,400円
【吸収金額】8.55億円
【時価総額】51.8億円

【既存株主】VCなしで100%に解除条項なしの90日ロックアップと継続確約
【PER】約10倍 営業利益率11%
【塩漬け評】建設業でも解体工事(有害物質の除去や土壌汚染の除去)がメイン。業績は伸ばしてきたようだが、ここへ来て今季減収減益予想はいただけない。小型で需給がいいのでマネゲで一発狙い以外はスルー。

■2018/12/19 (水)

[9434] :ソフトバンク
【市場】東1 (情報・通信業)
【事業内容】移動/固定通信事業及びICTソリューションの提供
【公募】総計:1,603,693,700株
【公開価格】1,500円
【吸収金額】26460億円
【時価総額】71807億円

【既存株主】VCなしで97%保有のソフトバンクグループに解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約17倍
【塩漬け評】成長は見込めないので高配当のインカムゲイン狙いでしかないが同業他社と比べて割高なので配当よりも値下がり損が多くなる可能性は高い。
ソフトバンク PER17倍 配当5%?
NTTドコモ PER14倍 配当3.8%
KDDI PER10倍 配当3.7%

[9434] :Kudan
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】人工知覚技術の研究開発及びソフトウェアライセンスの提供
【公募】総計:170,900株(公募:123,000株 / 売出:47,900株)売出株式比率:28.0%
【公開価格】3,720円
【吸収金額】7.30億円
【時価総額】255億円
【既存株主】VCいるが全員に解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約248倍 営業利益率約28%
【塩漬け評】Kudanの提唱するAP(人工知覚)とは機械の目に当たるソフトウェアの事(AIは脳)。Kudanは米国・イスラエルの企業とその中核技術であるSLAM技術(カメラでリアルタイムに周辺状況を認識して3次元地図を作りつつ自己位置を把握)を開発。その技術基盤を応用してAR・VR、ロボティクス・IoT、ITS・地図・空間情報に展開可能だが、そういう上層だけでなく、Kudanはより下層(基盤)のエンジン、アルゴリズム部分を得意とする(競合他社が増えたので下層部分を強化)。KudanのSLAMはハードウェア、OSを問わずに動くファームウェアであり、汎用性が高い。従業員わずか14名で創業者である大野智弘(元々技術者ではないが、APは大野氏中心に開発した模様)に依存しているリスクはあるがソフト会社であるので大型投資は必要なく天才数人いれば開発出来るという考えで少数精鋭。同業他社のVuforiaはPTCにMetaioはアップルに買収されている。Kudanは独立を保ちたい方針。成長を期待されての脅威の時価総額255億、PER248倍。基本的にライセンス販売によるストック型ビジネスモデルと思われるが、売上3.6億円(内3千万はなんとenish)からも分かるように成長前の段階にして、かなり未来の成長まで織り込んだ公募価格となっており、規格外で常識では測れない。尚主要顧客にはMagic Leap社(Google、アリババを始め、その他世界中の政府系ファンドから2550億円の出資を受けたVRヘッドセットを開発)がいて7795万円の売上。バイオ同様夢を買う投資となりそうがだ、問題は大型なのにVC含めてロックアップ完璧で吸収金額は小さいので公募でPER248倍なのに、さらに初値が高騰し過ぎる点・・・2倍以上で初値ついたらPER500倍・・・
【kudan関連】
enish 業務提携
日本アジアグループ(国際航業) 130000株(第10位株主)で資本業務提携
JIG-SAW 60000株(第16位株主)で業務資本提携
ゼンリン 子会社が84000株(第13位株主)で業務資本提携
※ショーケースTVは業務提携解消
↓技術デモ動画


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