前場の日経平均は反落。FOMCを意識した「債券買い(金利は低下)株式売り」トレードの加速のよるNY株の急落を嫌気して寄り付き早々に21,107円(−399)まで下落すると、売り一巡後は先物での買い戻しが下支えとなって下げ幅を縮小。

東証主力株は機械、ハイテクセクターを中心に概ね軟調。中小型株は 3452 ビーロット、7044 ピアら、6955 FDKなどに短期資金が流入したものの、大半は地合いと市場マインドの軟化を重石として軟調に推移。

□ 午後の展望 : 指数は底堅く、個別は売り優勢
先物での売り方の買い戻し主導の底堅い推移がメイン。想定レンジは21,100円台後半〜21,400円。東京タイム中に予定されている中国改革開放40周年記念式典での習主席の演説にて 中国製造2025の見直しや景気刺激策に言及がある場合には、21,500円を超えるシーンも楽観シナリオとして念頭に。

■ 午後の展望 : ディフェンス重視策を継続
今晩のNY株式市場は2日で1000ドルの急落に対するリバウンド優位の展開が本線となり、FOMC次第では明日明後日の日本株は騰勢を回復するシーンも期待されます。ただし、FOMCに絡めた下押しリスク、3連休前となる金曜の上値の重さを踏まえれば、過度のリスクテイクは割に合わない状況です。

よって、引けにかけての下落局面は「悩んだら買いは様子見、手仕舞いは実践」、リバウンド局面も戻り売りから考察するスタンスで臨んでください。

【ウォッチ銘柄】
△ 3491 GATECH、4664 RSC
好トレンド銘柄は押し目買い、上昇時の売りすぎ注意を継続。

△ 3784 ヴィンクス、3623 ビリングシステム
弱トレンドテーマ株は小口買い下がり、動意を待って買い増すスタンスで。近似イメージで週初のメルマガにてご紹介したオハラ(5218)は今日の反発で小口買い増しがおススメ。

では 午後もよろしくお願いします。