「メリークリスマス」
と言っても、今日の相場はかなりの大荒れが予想されますので、「戦場のメリークリスマス」といったところでしょうか?
クリスマス休暇で参加者が少ない中、かなりの売りが出そうですから、日経平均株価の2万円割れはほぼ確実な状況です。下げ相場ではいつも思うんですけど、ちょっとスポーツ観戦でもしてるような気分になってしまいます。企業の業績がどうとか、割安さがどうとかといったレベルから完全に離れ、需給はどうか?人々の心理状態はどうか?といったところに人々の関心は集中し、それを逆手にとって戦線を突破しようとする動きが強くなってしまいます。だから、株価とファンダメンタルズにズレが生じ、私のような投資家にもチャンスが回ってくるのではありますが・・・。
逆説的ではあるのですが、もし、株式市場にファンダメンタルズ投資家しか存在しなかったら、私のようなファンダメンタルズ投資家が儲けるチャンスはほとんど存在しないでしょう。効率的市場仮説が完全に成立してしまうはずです。ところが、ファンダメンタルズを軽視し、相場の勢いや需給だけで勝負してくるモメンタム重視のプレイヤーが、ファンタメンタルズとかけ離れた相場を作ってくれるので、私にもチャンスが回ってくるのです。
サイクルで説明すると上の図のようになります。ファンダメンタルズ優勢の期間の方がやや短いようにも見えますが、下げ相場は短期間に鋭く下がるので、時間的には半々といったところでしょうか?
私は私の本の中で、3つの流れを強調しました。①業績拡大の流れと②評価水準是正の流れ、そして、③連動です。教科書的には、①業績拡大の流れ(EPSの変化)と②評価水準是正の流れ(PERの変化)の二つだけで、株価の変動を説明するのが普通なんですが、あえて、③連動(前述2つの流れとは無関係に他と一緒に動く現象)を入れることで、生きた相場の動きを感じてもらおうと考えました。
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その連動には、実は大きなサイクルのようなものが存在し、上の図になるわけです。
相場の天井付近ではやることがなくなって、私はブログを休止してしまい、暴落が始まると、だんだん元気になってブログを再開する理由もここにあるかもしれません。大きく下がってくれるから、ようやく出番が回ってくるのです。もっとも、大抵の場合、私は登場が早すぎるのですが・・・。
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