FXのリスクオフって何?具体的な対策方法を教えます
最終更新日: 2019-1-9
1分でわかるこの記事の内容
そもそもリスクオフ・リスクオンって何?
私のブログでも「リスクオフ・リスクオン」という言葉をよく使います。
だいたいの意味はわかるけど、ちゃんと理解せずに聞き流してしまっている人も多いのではないでしょうか?
現状相場には、リスクオフ要因が多いです。これを「なんとなく円高ドル安でしょ?」と理解するのと同時に、トレーダーであれば何かしらの対策をとらなければ自分の資産を守ることはできません。
今回は、まずリスクオフについての正しい知識とトレーダーの具体的な対応策をお教えします!
リスクオフ・リスクオンとは相場の心理状態
リスクオフ・リスクオンとは、相場の心理状態のことを言います。
相場自体が感情を持つ訳ではないので、市場の投資家たちの心理状態を指しています。
- リスクオフとは:リスクを回避して、資産を守る相場
- リスクオンとは:リスクをとって、リターンを求める相場
シンプルに説明すると上記になります。投資家たちの心理状態によって、こういった相場になりやすいことを意味していますね。
リスクオフになると相場はどうなるの?
では、リスクオフになったらどうなるのでしょうか?
投資家たちは「リスクをできるだけ回避して、資産を守りたい」と考えます。
その時に買われるのが、安全資産(安全通貨)です。
私たちの円は安全通貨の代表的存在!
一般的に安全資産とは銀行預金や国債などの債権を指しますが、通貨の場合は「円・ドル・スイスフラン」などを指します。
こういったリスクオフ時に買われる通貨は、リスクオフ通貨とも呼ばれますね。
リスクオフ時に購入するなら円、安全通貨としてフラン抜く-シティ - Bloomberg
特に我々日本の円は、リスク回避時に買われる傾向が強いです。
もちろんドルも買われますがそれ以上に円が買われるためドル円相場は、リスクオフの時に円高ドル安に動きやすいです。
リスクオンになると相場はどうなるの?
一方リスクオンとなった場合は「リスクをとってでもリターンを多く増やしたい!」という投資家心理が先行します。
当然利回りの高いリスク資産(危険資産)が買われます。
一般的にリスク資産とは元本割れのある投資商品(ハイリスク・ハイリターン)を指しますが、通貨の場合は「トルコリラ・メキシコペソ」などの新興国通貨や「ユーロ・ポンド」などを指します。
こちらはリスクオン通貨と呼ばれ、政策金利が高い国の通貨が買われる傾向があります。
ドル円相場は、リスクオンの時に逆の円安ドル高に動きやすいですね。
リスクオフの時にトレーダーが取るべき具体的対策
どちらの場合でも利益を出せるのがFXですが、特にリスクオフの状態は気を付けなければいけません。
人間の本質からして防御本能の方が強く臆病なので、リスクオンよりもリスクオフの方が顕著に相場に現れやすいからです。
では、具体的にトレーダーはどんな対策がとれるのでしょうか?箇条書きであげてみます。
- リスクオフ通貨に資産を移す(円を買う)
- 1つの通貨ではなく、分散して投資する
- レバレッジを下げる
- 損切り幅を短くする
- ポジションを持つ時間を短くする
- lot数を少なくする
- 少額投資にする
- ポジションを持たない(ノーポジション)
他にもあると思いますが、上記7つをあげてみました。リスクが軽いほど上、リスクが大きいほど下に並べています。
リスクの大きさに合わせて行動を変化させよう!
軽度なリスクオフだった場合は、上記で述べた通りリスクオフ通貨である円などを買う動きで問題ありません。
しかしリスクが深刻になるにつれて、自分のポジションを変化させた方が良いです。
リスクを回避するには、投資額を変えずに分散する方法。トレード方法を変更する方法。ポジションを減らす方法。ポジションを持たない方法などがあります。
最終的には、ノーポジションにすることでトレードで発生しうるリスクはゼロにできますね(✻´ν`✻)
そこまでと言わずとも、ポジション数で調整することは簡単ですしかなり有効です。
増やすことに関しては抵抗があるトレーダーも多いと思いますが、リスクオフ相場ではいつもの1/2~1/4のlot数で取引してみましょう!
リターン(利益)が減ることよりも、リスクオフの時はリスクを減らすことが重要です。lotを1/2にした場合、リスクも1/2へ減らすことができます。
元々1lotで取引している方は、ノーポジションにするか1万通貨よりも少ない少額投資がオススメです!
リスクと言っても様々!状況の見極めが重要
リスクオン・リスクオフの難しいところは、心理状態の度合いが毎回違う点。そして刻一刻と心理状態が変化する点です。
現在進行形でリスクオフ要因が増えた場合、不安や恐怖は膨れ上がります。逆に時間が経てば、不安や恐怖も徐々に薄れます。
こればかりは、ニュースやチャートを見ていないと分かりません。
テクニカル分析を使って心理状態を見る方法
相場自体が投資家心理の集合体ですから、テクニカル分析を使うことによって鮮明にすることが可能です。
様々なテクニカル分析がある中で、今回はRSIを紹介します!
RSIというテクニカル分析は、Relative Strength indexで簡単に言えば「買われすぎ・売られすぎ」という相場の強弱がわかるオシレータ系のツールです。
チャートの下にあるのがRSIです。数値はDMMFXのデフォルトである期間14日間・買われすぎライン70%・売られすぎライン30%で設定しています。
一般的にも14日間で見られることが多いです。
50%中央値として上に進み70%を超えたら「買われすぎ」、下に進み30%を超えたら「売られすぎ」と判断されます。
現在ちょうど買われすぎラインである70%の付近に差し掛かっているので、109円台を前にまた売られる可能性が出てきます。
逆にRSIが30%~70%の内側にも関わらずどちらか一方向に動き出した場合、トレンドが発生しやくなります。
買われすぎ・売られすぎという訳ではなく、動くべくして動いているという証拠ですからね。もちろんダマシもあるので、100%鵜呑みにするのは厳禁です。
今現在リスクオフが強いものの3日の急落から円安に戻っている段階ですので、買われすぎのサインが出やすくはなっています。
また2018年末のように大きなリスクオフの時は、30%を超えてなかなか戻ってこない時もあります。
1つの目安ですが、投資家心理をこうやって数値化することも可能なんですよ(✻´ν`✻)
リスクオフの理解と対策まとめ
この記事で少しはリスクオフ・リスクオンについてご理解いただけたと思います。
1月3日の急落は、こういったリスクオフによってポジションが少なくなっていたことと年始にて閑散相場だったことも間接的に影響しています。
相場の見極めは少し難しいかもしれませんが、他にも役立つテクニカル分析があるので色々と試してみてください(๑´ω`๑)♡
「自分はリスクオフ対策でこんなことしてるよ!」という事例がありましたらコメントお待ちしております!
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コメント (5)
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1. 七国山病院
あけましておめでとうございます。
3日のクラッシュで160万程やられてまいました...が、しかしただでは負けられないよ~ってドルビンタ等で今日やっと戻したよぉ~!エマージング通貨大好き、レンジ相場大好き、自分は退職金としてエマージング仕込んでいます。 -
2. 木村隆二
すでにDMで口座をもっているんですが、レポートいただけないですか?
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3. メイ
コメントありがとうございます!
>七国山病院さん
明けましておめでとうございます!
新年コメントなかったので、どうしたものかと心配していました!戻って良かったです!
退職金って早期ご退職ですか?コメントの感じそこまでお年を召していると思わなかったので(´×ω×`)
>木村隆二さん
申し訳ありません。
現在DMMFXでの新規開設のみとなっております。でもそういった声が多いので、既に口座をお持ちの方にも配布できないか伺っているところです。 -
4. 七国山病院
いつも返信ありがとうございます。
わたくしそんなに歳いってないっすよ!
退職まで20年以上かかるメイさんの隣県に住む、ただの田舎っぺ野郎です。
今の仕事に?を感じてからメイさんに憧れて専業目指しているのですが、個人事業主って退職金ニャ~じゃないですか。今のうちにほったらかしにしておいて後でこんなに膨らんだのねって仕掛けておきたいんです。 -
5. メイ
>七国山病院
ちゃんとコメント下さる方には毎回返信しております!(✻´ν`✻)
>仕掛けておきたい
なるほど!いいですね!(✻´ν`✻)
20年以上先のことを計画的に準備しているは、逆に尊敬です!