おはようございます。

週末のNYダウは反発。朝方発表された1月雇用統計において非農業部門雇用者数が予想の16.5万人を遥かに上回る30.4万人で着地した事を好感して買い先行でスタートすると、シェブロンやエクソンモービルの好決算、良好な1月ミシガン大学景気現況指数も追い風に25,193ドル(+193)まで上昇。買い一巡後は週末のポジション整理や利益確定売りが重石となり、午後は概ね25,000〜25,100ドルの狭いレンジで持ち合う流れに。

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ナスダックは、前日の決算を嫌気されたアマゾンが足を引っ張って反落。長期金利は下方オーバーシュート(2.6%前半までの急落)の反動や景況感の良化を背景に2.6%後半まで反発。米長期金利の上昇に伴うドル円の騰勢を追い風に、CME225はまで20,800円付近で取引を終了。

NYダウ 25,063ドル +64、ナスダック 7,263 −17
米10年債  2.691% +0.056、NY原油 55.34 +1.55
為替 109.49円/ドル、CME225 20,795円

【主な政治・経済イベント】
2/4(月)米決算:アルファベット、シスコ
2/5(火)米12月貿易収支、決算:Wディズニー
2/6(水)米決算:GM
2/7(木)日本12月景気動向指数、米決算:ツイッター
2/8(金)日本1月景気ウォッチャー調査

■ NY市場展望 : 低金利+好景気による上昇波動継続!
前週のFOMC後の「FRBのハト派化」思惑による長期金利の低位安定期待、米雇用統計が示した良好な景気動向の双方を追い風とする堅調地合い継続が本線。25,500ドル付近では、米中協議や英ブレグジット動向の不透明感やテクニカル要因(年初来安値から2,000ドル超もの上昇、10月以降の高値を結んだレジスタンスラインを意識した利益確定売り)などが重石となる一方、24,600〜10日線レンジでは押し目買いによる底堅い推移が予想されます。

FRBが長期的適正金利を踏まえた「米10年債利回りの2.75%割れは下方オーバーシュート = 債券売り・株式買い余地が大きい」との判断も不変。利下げも視野に入れたFRBの金融政策やトランプ政権の対中制裁の長期化&深化を踏まえれば“2.75%”に関しては修正の可能性がありますが、1月末の2.7%割れは明らかにやりすぎ

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企業決算に関しては、週初のアルファベット(グーグル)でピークアウトとなりますので、当面は株式市場のトレンド陰転要因としての警戒は不要。今月末に予定されている米朝首脳会談についても、昨年6月開催時のマーケットへの軽微な影響が示したように軍需産業を除く欧米金融資本にとっては関心が低い事案。両国要人の発言や思惑主導の下振れは軽めに警戒すればOK。

よって、リスクシナリオとしては 〜(略)〜に起因する 24,500ドル割れに警戒。
 
    (会員サークルより 
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