本日の日経平均は反落。前日のNY株やドル円はしっかりと推移していたものの、21,000円の節目を意識した前日からの先物での利確売り主導で軟調に寄り付くと、10時過ぎには20,665円(−208)まで軟化。引けにかけては日銀のETF買い期待やドル円の持ち直しが下支えとなり、20,700円台の持ち合いに移行。

東証主力株は概ね軟調。好決算と10%もの自社株買いを背景にストップ高まで買われたソフトバンク(9984)が日経平均を166円押し上げた他、マツダ(7261)、SUBARU(7270)、古河電工(5801)が堅調に推移。

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中小型株も市場マインドの懐疑心を重石に売りが優勢。一部には連鎖的投げ売りも。売り優勢で経過。 4592 サンバイオ、4563 アンジェス、4594 ブライトパスなどバイオ関連の一角や、4395 アクリート、1966 高田工業、2130 メンバーズ、6539 MS−JAPAN、3457 ハウスドゥ、2733 あらた、9792 ニチイ学館、6541 グレイステクノロジー、5358 イソライト、6871 マイクロニクスなどには短期資金が流入。

日経平均 20,751円 −122、Topix 1,569 −13
225先物(3月限)20,720円、ドル円 109.94
NYダウ先物 25,276ドル −51

■ テクニカル : 1月以降のレンジ内の推移により方向感は生じず。上値は均衡の雲上限(20,953円)から節目の21,000円レンジ、下値は20,500円から1月後半安値の20,406円が強めの抵抗帯として意識されます。

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【ウォッチ銘柄】
△ 7826 フルヤ金属
19年6月期経常益予想を36.3億円から48.56億円に上方修正。好トレンド上方修正銘柄ではプレサンス(3254)を、主力系好決算ではクレハ(4023)、東洋製缶(5901)もケア。IHI(7013)も上方修正ながらコンセンサス未達のため割り引き。

△ 1871 PS三菱
19年3月期経常益予想を39.4億円から66億円に上方修正。薄商い好決算銘柄では ビーイング(4734)、トナミ(9070)、安田倉庫(9324)、〜(略)〜もケア。

■ 後記 : 今晩のNY市場に異変がなければ、明日も米長期債利回りの下方オーバーシュートが示す債券売り(金利上昇、ドル円高)・株式買い余地を見込んだ大局強気スタンスを継続。日経平均が実質的に20,500円台まで下落した現状も、個別単位の買いレンジ内は肩の力を抜いて臨みつつ、反騰初期も買い増しの是非から考察していきたいところ。。

他方、約3週間の20,500〜21,000円のレンジ相場継続による市場全体の閉塞感 ≒ 潜在的見切り売りリスクの高まりも軽視しにくいため、余力の増減により“マーケットとの距離感”を居心地の良いレベルに調整していってください。

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では 本日もお疲れ様でした。

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