本日の日経平均は続落。トランプ大統領の「メキシコの壁建設のための非常事態宣言」を巡る米政治の不透明感の高まりを嫌気して9時台に20,853円(−286)まで下落すると、引けにかけてはドル円の反発が下支えとなった一方で米中協議の結果を見極めたいとの思惑、週末や直近の株高を意識したポジション調整、中国1月卸売物価が示した中国経済の減速懸念などが重石となり、20,900円を挟んだ持ち合いに移行。東証主力株は概ね軟調。東証1部の売買代金は2.23兆円、出来高も12億株台の低調なものに。

中小型株は 3661 エムアップ、6071 IBJ、4845 スカラ、6274 新川、2338 ビットワン、7048 ベルトラ、3674 オークファン、4428 リンク、7612 Nutsなどが商いを伴って急騰。

日経平均 20,900円 −239、Topix 1,577 −12
225先物(3月限)20,900円、ドル円 110.30円/ドル
NYダウ先物 25,328ドル −99

big (11)

【ウォッチ銘柄】
△ 5108 ブリヂストン
発行株の7.6%もの自社株買い、償却を発表。

△ 4840 トライアイズ

19年12月期業績予想はコンセンサスを上回る黒字転換に。

■ 後記 : 下振れリスクに重点を置いた今週の日本市場は、米議会における予算案の合意(2/11)、トランプ大統領による米中協議期限の延長示唆(2/12)、メイ英政権のEU離脱修正案の提出・採決見送りなど、リスクイベントが悉くプラス材料視され、先週末の20,300円台から水曜には21,200円台まで急騰。個別全般に関しても先週の「日経ーアルファ」とは異なり、好決算銘柄以外にも物色が拡大。

来週もトランプ政権に絡んだネガティブサプライズには注意が要されますが、本日までの予定の米中閣僚級貿易協議が無難に通過すれば 直近の中では比較的取り組みやすい相場つきが期待されますので、踏み込みを強めてマーケットに対峙していく予定です。
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