いきなり無職!

株の損失725万円を取り返そうと奮闘する無計画セミリタイア無職人間の日常

寝床でシネマ5番勝負 ~俺を眠らせない映画はあるか!?~

こんばんは、ふくろう主です。

無職人間になってから、やりたい事の一つに映画をたくさん見る、というのがありました。Netflix、アマゾンプライムビデオなどなど、定額で多く映画が見られるサービスもある現代ですから、見るべき作品には困らないものの、意外と映画1本見るというのはそれなりに気合が必要だという事に気づきました。無職になった現在でも、1本見るのにだいたい2時間拘束されてしまうという事実に二の足を踏んでしまいます。ネットをぶらぶらしていて2時間使うのは割と平気なのにも関わらず。

そこで最近、完全に入眠するタイミングで映画を見るようにしてみました。電気も消して、暗闇の中タブレットで映画を見る・・一寸先は睡眠のこの世界で人の眠りを妨げる程の作品であれば、それは(多分)面白いという証左でしょう。

今日は従来の映画の評価に、人の眠りを妨げる事ができる力があるかどうか、という新たな評価軸を加えたレビュー(そんなたいそうな物ではない)をお送りします。 

ネタバレするものもありますので、気になる作品がある人はご注意を。

 

 

コンタクト

コンタクト (字幕版)

コンタクト (字幕版)

 

いきなり面白い映画を引き当てた。このビジュアルとタイトルだけで、何となく荒唐無稽なSFもので、地球外生命体が侵略戦争をしかけてくるようなヤツかな~と思ったら全然違って、かなり骨太のヒューマンドラマという感じ。主人公の女性が宇宙のどこかにいるであろう地球外生命体との交信にその生涯を賭ける、みたいな話なんだけれども上司からはもっと具体的な宇宙開発に才能を使うようにと研究の妨害をされたり、独立して研究のスポンサー探しに奔走したりと何ともリアル。

しかしプロジェクトが行き詰まりを見せ誰もが諦めかけていたその時、広大で荒涼とした土地に並べられた巨大なアンテナの傍ら、ジープのボンネットに寝転び静かに宇宙からの電波に耳を傾ける彼女の耳に飛び込む人工的な信号。外宇宙からのコンタクトに興奮を隠し切れない静から動へのシーンが素晴らしい! ・・のだが、このシーンで物凄い達成感があって、この後思い切り意識が途切れてしまった。もうここがラストシーンでもいいよ、ってぐらいの盛り上がりだったのだが、たぶんこの後もっと具体的な地球外生命体とのやり取りがあるのかなぁ・・と想像してしまう。

一応できれば後日続きは見たいと思っている。

 

ウォーキングZ 

なにこのタイトルは・・w ウォーキング・デッドのパクリなのかなんなのか、それとも日本の代理店がなんとなく適当につけたタイトルなのか。

映画はまぁ、B級ゾンビものという感じだと思われるんだけれども、プロローグの時点で思い切り寝てしまった。主人公が荒廃した街を歩きながらゾンビの恐怖に怯えながら食料などを探すシーンで始まり、この騒動がどのようにスタートしたかの過去の話に戻るのだが、ここが本当に退屈でどうでも良い話ばっかりなので、入眠するには最高の映画だった。たぶん見れたのは15~20分ぐらいだと思う。

しかし、個人的に新しい気づきというか、発見があった。実は昔から洋画の外国人の演技がうまいのかどうか、という事を全く判別できなかった。それは普段外国人の所作に触れる機会がなく比較対象がないから仕方ない事なんだ、とずっと思っていたのだが主人公を始めとして、この映画に出てくる人たちはあきらかに演技が下手! そうか、昔から日本で劇場公開されるような映画はちゃんとした一流所がやっていて、みんな演技がうまかったんや! 外国人にも演技が下手なヤツがおるんや! と心底驚いた。

 

7500  

7500 (字幕版)

7500 (字幕版)

 

飛行機の中という閉鎖空間で巻き起こるホラー、というのは今までありそうで無かった感じで新鮮だったし、結論から言うと最後まで見れてしまったのだが、内容は、え? という感じ。そもそもちょっと映画の構造がおかしいと言うか何と言うか・・まず飛行機の中で一人の乗客が謎の死を遂げるのを皮切りに、異常な事態が巻き起こり、乗客たちがそれぞれその乗客がなぜ死んだのかを調べ始める・・といった感じのプロローグ。

しかし結局その乗客の死は一連の異常事態には何の関係もなくて、実はもっと大きな事件が起きていた、というオチ。このオチはそれなりに驚きがある。

最初の乗客の死がいわゆるミスリードでこのオチを悟らせないための小道具にすぎないのは理解できるが、それにしてはこの捜査が話のメインに据えられ登場人物みんながみんなあの人はなぜ死んだのか、にやたらとこだわるため、最終的に関係ないよってなっちゃうと、見てた方も何それ? となってしまうしオチへの驚きよりも何それ感の方が勝ってしまう。

あとやたら早く終わった印象だったが、実際1時間20分ぐらいしかなかった。

 

ジャッジドレッド 

ジャッジドレッド (字幕版)

ジャッジドレッド (字幕版)

 

これは面白い! 全く眠くならないまま最後まで完走した。話に深みがあったりとか、そういう面白さではないけれども、娯楽としては最高にイカしている。

近未来の裁判官と警察官と処刑人を兼ねたような、ジャッジという職業のドレッドという男が主人公で、犯罪者には人権不要! といった風情で悪党どもを容赦なく処刑していく。ある日、新人のジャッジと組まされたドレッドがちょっとした殺人事件の捜査出動したところ、実はそこがとんでもない悪の巣窟で・・といった話。

このジャッジの制服として、口元だけが見えるがっちりしたヘルメットを被っているんだけれども、一回も脱ぐ事はない。任務中に部下に対しても解説口調というか、思いやりみたいなものが一切無くて、規律第一感情一切無し、みたいな描写が徹底している。映画全体でドレッドのキャラクターを語らせている感じ。そのくせラストに一瞬だけ部下に対する恩情を見せるので、これが実に印象に残る。

また、新人のジャッジの女の子が超美人である。で、この子だけずっとジャッジの制服であるヘルメットを被っていない。この子はミュータントで精神に干渉する超能力を使えるのだが、メットがあると超能力がうまく発揮できない、という設定が一応ある。でも実際はこの子顔出ししてないと勿体無いでしょ! みたいな感じで作った設定のようにも思える。それはそれで正しい判断だと思われる。

あとちょっと残酷描写が相当すごいので、苦手な人は要注意。というか見ない方がいいレベルですごい。

 

セトウツミ 

セトウツミ

セトウツミ

 

コミック原作の映画化で、内容は川辺の石段でタイプの違う二人の学生が放課後だらだらと会話しているだけ、といった感じだが、その会話内容の発想と独特のセリフ回しでにやりと笑わせてくるような映画。

最初のうちは、コミック原作にありがちなテンポの悪さというか、違和感というか(コミックだとセリフはパッと見て頭で理解できるが、実際音声として聞くと妙に長かったりくどかったり・・ジョジョの奇妙な冒険で戦闘中にやたらと長いセリフをしゃっべってるような感じというか・・)そういうのが気になったが、見ているうちに気にならなくなった。

比較的面白く見ていたのだが、結局生産性の無いどうでもいい話が続くので、やっぱり途中で寝てしまった。ショートショートのような感じで、いくつも話が詰め込まれているのだが、この映画どのように締めるのかが凄く気になって後日見直したが、結局どうでも良い話で終わってしまった。

ただ、決してつまらないという訳ではない。フィリップ(菅田将暉)の演技もいいし。

 

実は、この映画、後日作られたドラマ版がある。キャストは変更されていて今度はミッチ(高杉真宙)が出ている。

ドラマ25 セトウツミ DVD-BOX

ドラマ25 セトウツミ DVD-BOX

 

で、ハッキリ言うと、このドラマ版の方が数段完成度が高い。単純に1話30分で見やすいのと、11話という長丁場で話が展開するというのもあるけれど、最終話にこれまでのどうでも良い話が、全部まとめてどうでも良くない話だったのだと気づかされる仕掛けというか、そういう展開が待っている。今から見ようかな、と思う人は断然こちらがオススメである。 

 

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