おはようございます。

昨日のNY市場は小幅に続落。朝方は前日の利確賛成ムードの余韻にて25,725ドル(−94)まで下落したものの、売り一巡後は 
良好な2月ISM非製造業景気指数、12月新築住宅販売、根強い米中貿易交渉の合意期待などをを背景に25,800ドル水準で底堅く推移。個別ではユナイテッドテックなど金融株が、ナスダックはフェイスブック、グーグルが指数を下支え。NYダウのテクニカルが、先週の高水準でのMACD陰転に続き、連日で10日線を下回ったために
調整色を強めている事には要注意

NYダウ 25,806ドル −13、ナスダック 7,576 −1

米10年債  2.718% −0.003、NY原油 56.56 −0.03 
為替 111.88円/ドル、CME225 21,685円

big (11)

中国全人代で示された経済成長目標の6%台前半への減速、直接的な言及は避けたものの中国軍の世界最強化方針の継続などネガティブ要因に関しては、概ねコンセンサス内の決着との見方かつ33兆円規模の減税を柱とする景気対策への期待が相殺。今のところ特段には材料視されず。

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□ 本日の展望 :  直近高値圏の持ち合い ± 先物需給
全人代開幕直後のNY市場は極端に動意の乏しい流れ。今日明日には日米貿易交渉を占う上で重要なEU・米通商協議(3/6,7)も控えていますので、本日は直近高値圏(21,500円台後半〜21,800円台半ば)での持ち合いが本命視されます。リスクシナリオとしては、週末のメジャーSQに絡めた先物での利確ラッシュ & 仕掛け売りによる21,500円割れに警戒。

★ 本日の戦略 : 株数勝負 or 控えめな利益目標!
昨晩のNY市場にて債券・株式ともに良識の範疇で推移していますので、今月下旬に開催される見込みの米中首脳会談までは短期調整はあっても21,000円を大きく割り込む下落トレンド入りの可能性は低いと判断。

一方、中国政府は昨日からの全人代において米国サイドが要求するような構造改革には踏み込まず、軍事力拡大による対抗姿勢を強めている格好だけに、
現状での22,000円超えは上方オーバーシュートとみるのが妥当。

よって、本日想定される日経平均のマイルドな調整局面は流動性の高い好トレンド銘柄の押し目買いに注力しながら、NY株のテクニカル調整加速リスクに備えてストレス玉を大胆に縮小するスタンスで臨んでください。

また、目先の数週間は「どん欲な値幅狙いではなく、株数を厚めに拾う」スタンスで成果を上げるか、平時よりも利益目標を小さめに設定するのがおススメ。

【ウォッチ銘柄】
△ 3356 テリロジー、4398 BBSec etc
真新しさはありませんが、「政府はセキュリティーの甘い中小企業を突破口に取引先の大手企業に侵入するサプライチェーン(供給網)型のサイバー攻撃の対策に乗り出す」との日経報道に絡めたセキュリティ関連銘柄の見直し買いをケア。

△ 4406 新日本理化、4576 DWTI
低位株の割り切り対象で継続注視。

△ 2146 UT、2427  アウトソーシング etc
「4月からの改正出入国管理法施行に伴う外国人就労者の拡大」思惑から求人関係の騰勢が顕著となっています。それぞれボラティリティは低めのため、厚めに拾った短期回転狙いで継続注視。
          (今朝の会員サークルより)

★ 7500番台銘柄
会員サークルでは先週水曜1,800円台からのご提案。着実な下値切り上げ波動を形成しながら、本格化の合図待ち。昨日のサンバイオ(4592)の復調気配を追い風とするなら一気の水準訂正も期待!

銘柄名は今だけこちらで公開中!
           
   

では 本日もよろしくお願いします。