2019-03-09 11:40 | カテゴリ:勉強や投資情報
■3月12日(火)

[7673] : ダイコー通産
【市場】東2 (卸売業)
【事業内容】CATV及び情報通信ネットワーク向け各種商品の仕入・販売
【公募株式数】総計:542,400株(公募:160,000株 / 売出:382,400株)売出株式比率:70.5%
【公募価格】1,540円
【吸収金額】9.60億円
【時価総額】39.8億円
【ロックアップ】第六位株主(4.12%)の東京センチュリーだけ1.5倍ロックアップ解除で後は完璧
【PER】約9.6倍
【塩漬け評】成長なし、地味東証二部でしかも卸売りで業務内容も魅力なし。ロックアップほぼ完ぺき故に低時価総額直近IPOマネゲ以外は期待出来ないが、それも東海ソフトを見ていると起こらない可能性が高い。このような不人気銘柄でも小型故に初値は高くなりそうなのもセカンダリーは厳しい理由。

■3月13日(水)

[4432] : ウイングアーク1st→承認取消
【市場】東未 (情報・通信業)
【事業内容】企業の情報活用を促進するソフトウェアおよびクラウドサービスの提供
【公募株式数】総計:20,955,000株(公募:0株 / 売出:20,955,000株)売出株式比率:100.0%
【公募価格】未定 ※想定価格1970円
【吸収金額】未定 ※想定価格で451億円
【時価総額】未定 ※想定価格で614億円

【ロックアップ】合計すると2.55%になる沢山の個人の株主以外は解除条項なしの180日ロックアップでほぼ完璧
【PER】約16倍
【塩漬け評】2010年上場したものの、2013年上場廃止。公募0で77%を保有するファンドのイグジット案件。大型で低く寄りそう。この会社のSVFという帳票作成ソフトはSEなら知らない人はいない超有名ソフト。ただし、セゾン情報のファイル転送ソフトHULFTもSEなら知らない人はいないぐらい超有名だが、だからといってセゾン情報の業績が良くなったり材料視されたりしないのと同様、株価に与える影響はない。BBに参加する人がいないぐらいの不人気案件となりそうで、逆に言えばセカンダリーに取っては安く買えるチャンスとなるし、ロックアップは完璧なので、大型だけれども投資妙味はあるかも。

[4434] : サーバーワークス
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】AmazonWebServices(AWS)のインフラ基盤構築、リセール、保守・運用代行
【公募株式数】総計:322,100株(公募:200,000株 / 売出:122,100株)売出株式比率:37.9%
【公募価格】4,780円
【吸収金額】17.7億円
【時価総額】80.7億円
【ロックアップ】大株主の大部分が1.5倍でロックアップ解除され需給最悪
【PER】約22倍
【塩漬け評】AWSという、マネゲ要素満載の材料が主業務という、投機家が妄想して飛びつきそうな会社。しかも直近IPOでは同じような会社のリックソフトがしっかりマネゲっている。しかし、営業利益率が1.7%と、論外という程低く、インフラ基盤構築、リセール、保守・運用代行という普通のIT企業のやっている事を、普通のIT企業よりも儲からずにやるビジネスモデルで魅力はない。しかも小型の部類で初値高くなるので、1.5倍でロックアップ解除され、需給は最悪となる。夢見る投機家が群がったのが虐殺される未来が見えるが、所詮マネゲなので値嵩株パワーでマネゲる可能性もある。
※決算を数回経て、売上が倍増、もしくは営業利益率が改善(10%以上)されていたら評価が変わると思います。

■3月14日(木)

[7057] : エヌ・シー・エヌ
【市場】JQS (サービス業)
【事業内容】木造耐震設計並びにその設計に基づく構造部材の販売
【公募株式数】総計:800,000株(公募:560,000株 / 売出:240,000株)売出株式比率:30.0%
【公募価格】800円
【吸収金額】7.36億円
【時価総額】24.5億円
【ロックアップ】大株主の大部分(96%)が解除条項なしの90日ロックアップ
【PER】約11倍
【塩漬け評】売上は伸びてないし、営業利益率も低いし、魅力を見つけるのが難しいが、耐震工法に注力している会社なので大地震が来るたびに小型でマネゲになりそう。小型故に高く寄りそうだが、ロックアップの掛かりも申し分ないので、直近IPOマネゲ要素はあるが、IT企業の東海ソフトがそうならなかったので、建設業では厳しいか・・・

■3月15日(金)

[4435] : カオナビ
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】クラウド人材マネジメントシステム『カオナビ』の提供でSaaS企業
【公募株式数】総計:870,000株(公募:500,000株 / 売出:370,000株)売出株式比率:42.5%
【公募価格】1,980円
【吸収金額】19.8億円
【時価総額】104億円
【ロックアップ】VCも多く、約25%の大株主が1.5倍ロックアップ解除
【PER】赤字
【塩漬け評】人気のSaaS企業で、クラウドで提供するサービスは人材マネジメント。赤字SaaS企業なので、40%ルールで計算すると、(去年の実績)売上成長率109% + 営業利益率-25% = 84% で合格だが・・・今季の予想が不明で、第3四半期までの数字で第4四半期の数字を仮定で計算すると、68% + (-8%) = 60%ぐらいになりそうで、こちらでも一応合格だが・・・既に伸び率の鈍化が見えている。正直あまり魅力は感じない。その理由は人材マネジメントサービスは会社経営に必須ではないし、導入しようという会社もあまり多いとは思えないから。ただ、中型故に低めに寄ればまずマネゲ化しそう。初値次第だが、スマレジ同様短期では取れそうな気がする。ただし、1.5倍ロックアップ解除されるVCが25%と気になる水準なので初値天井かもしれず、悩ましいIPOとなりそう。

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