本日の日経平均は大幅続伸。パウエルFRB議長による「利上げを急ぐ必要はない」との発言、バンク・オブ・アメリカによるアップルの投資判断引き上げなどを好感した前日のNY市場の流れを引き継いで買い先行でスタートすると、上海総合指数・ドル円・NYダウ先物の騰勢も追い風に13時ごろには21,568円(+443)まで上昇。引けにかけても21,500円台前半で堅調に推移。

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東証主力株はほぼ全面高。9983 ファストリ、9984 ソフトバンク、6954 ファナックによる日経寄与度1−3位独占、低調な商いなどが、積極的な実需買いではなく(短期的な反動が警戒される)先物主導の上昇を示唆。中小型株は 3657 ポールトゥウィン、4571 ナノキャリア、7707 PSS、7671 AMIDA、3758 アエリア、3765 ガンホーなどが商いを伴って大幅高。

日経平均 21,503円 +378、Topix 1,605 +24
225先物(6月限)22,330円、ドル円 111.34円/ドル
NYダウ先物 25,731ドル +78 

■ テクニカル : ギャップアップからの陽線引け、10日線&転換線超え、明日にも想定される遅行スパンの雲上限ブレイクなどが、昨日安値20,938円での短期底打ち完了を示唆。MACDやストキャス(13日)など「調整不十分」を示すものも多いだけに、20,100円台から21,600円台の持ち合いによる日柄調整を本線、下値模索ムード再開による値幅調整をリスクシナリオとしてケア。

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 6918 アバールデータ
19年3月期経常益予想を13.9億円から15.6億円に上方修正。だたし、コンセンサス(16.5億円)は下回る結果に。年間配当予想の56円から64円への上方修正も踏まえ、順張り即転狙いでケア。

△ 6757 OSGコーポ
20年1月期営業益予想は前期比+89%、経常益予想は前期比+36%の好内容に。こちらも薄商いですので割り切り対象で注目。

△ 8168 ケーヨー
19年2月期最終損益予想を16億円の赤字から2.8億円の黒字に上方修正。明日が小高く寄りなら買い、急騰スタートなら〜(略)〜で注目。

△ 4063 信越化学
発行数の3.3%、1000億円を上限とする3/13からの自社株買いを発表。東証主力株の材料後の飛び乗り買いは非効率となりやすいため、目先の株価動向だけをチェック。

△ 3776 BBタワー
昨日は共同印刷(7911)との新型映像配信サービスの実証実験開始を好感。終値での年初来高値更新によりテクニカル良化が顕著に。400円トライ目標での押し目買いスイング狙いで継続注視。先週「お持ちの方は小口買い増しが妙手」としたサイバーダイン(7779)も同様。

▼ 6203 豊和工業(売)
月初(3/3)に中国全人代をきっかけとする地政学的リスクの高まりに備えた防衛関連のワンチャンス狙い、週初には石川製作所(6208)とともに空売り対象として触れましたが、本日の急落にて大半を利確した後は、距離を空けるのがおススメ。

★ 7575 日本ライフライン
直近急落過程での「投げ売りは最小限、小口買い下がり」 → 本日1,853円までのリバウンド局面での一部ポジション縮小の後、明日のマイルドな調整局面も丹念に買い直していきたいところ。

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☆ スポット4500番台銘柄
3/6 1,060円 → 3/12 1,250円 +190 17.9%上昇
メルカリ(4385)ルートからの派生銘柄。
本日1,250円までの上昇過程においては5割+アルファの利確、その後の調整局面は「1,120円以下での買い直し」をご提案。本日から参戦中の☆ メルカリルート第2弾も寄りから5%弱上昇

■ 後記 : 昨日触れた「直近の下落が21,000円を底値圏とした11月タイプのものか、下値模索型の12月タイプのものか」に関しては、本命とした前者の可能性が高まっています。よって、明日も“不確実性の高さ”に備えつつ、的を絞った押し目買いスタンスが正攻法となりそうです。

  (一部会員サークルより >>Sラボ参加案内

では 本日もお疲れ様でした。

お帰り前にこちらもぜひ!☆ スポット4500番台銘柄はこちらで公開中!