本日は3銘柄の上場予定でした。同時上場は資金分散で初値が弱くなるのは分かっているのですが、やはり上場日が来るまでそのことをつい忘れて期待しがちです。

今回はいずれも予想より弱い幕開けとなりました。初値がついた銘柄順に振り返りたいと思います。

まずは、KHC(1451)。

初値売りで約1800円のマイナスです。当選者の方、残念でした。

KHC(1451)のIPO新規上場情報

【1451】KHC(公募価格850円)

1451

初値:832円(公募比: -18円/-2.1%)
高値:841円
安値:804円
終値:810円
出来高:989,600株(公募売出総計:1,534,000株)

残念ながら2019年初の公募割れ銘柄が出てしまいました。当方、D評価にしている銘柄ですので予想通りといえば予想通りなのですが、IPOの地合いもそこそこ良かったので公募割れは免れるか期待していたのですが残念です。

野村證券主幹事の銘柄になります。東証2部上場銘柄で地方の不動産業、さらに親子上場となればひと目見ても厳しそうなのに買い得感も出さないとこうなるでしょう。

IPOの中にはこういった銘柄も含まれていて、ドボン銘柄と揶揄ったりもしますがしっかりと選別できるように目論見書をよく読んで普段から銘柄チェックをしておきたいですね。

初日の出来高をみても人気の無さが出ています・・・。

こちらはニアピン賞がでました。一番近いクリーピングコイン様が的中になります。

ニアピン賞対象は四捨五入範囲なので830~834円が対象です。その中でも833円の予想が一番近かったので、アマゾンギフト券は確定としたいと思います。


次は、コプロ・ホールディングス(7059)。

初値売りで約3万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

コプロ・ホールディングス(7059)のIPO新規上場情報

【7059】コプロ・ホールディングス(公募価格2,090円)

7059

初値:2,395円(公募比: +305円/+14.6%)
高値:2,438円
安値:2,170円
終値:2,218円
出来高:2,497,400株(公募売出総計:1,400,000株)

初値は2400円近くの2,395円でぼちぼちといったところ、2400円で指値で出していた場合もほぼ寄り付きと同時に売れています。その後は、予想よりも強くならなかったことからか?あまり買いが入りませんでしたね。上場ラッシュ中は強弱が出ますので、弱めの初値になってしまうと注目薄く動きが厳しくなります。

出来高自体は公募売出総計の2倍弱までありますので、ある程度回転はしています。ただ、荷持たれ感があった吸収規模だった印象は否めないです。

微増とはいえ、プラス初値で迎えているので良しとしましょう!

こちらはニアピン賞がでました。2,400円がニアピン賞となり3名が的中です。

当方はBB前予想が2400円でした。直前の雰囲気で地合いが良ければ隠れて注目されそうと上方修正しましたが、直前予想上げないほうがナイス予想でしたね。初値予想の難しさを感じます。


最後にミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)。

初値売りで約3.5万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!

ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)のIPO新規上場情報

【4436】ミンカブ・ジ・インフォノイド(公募価格1,050円)

4436

初値:1,400円(公募比: +350円/+33.3%)
高値:1,442円
安値:1,307円
終値:1,327円
出来高:7,392,700株(公募売出総計:2,740,200株)

注目のSBI証券主幹事案件ですが、初値は1,400円と1枚あたり3.5万の利益となっています。注目されたIPOにしてはそこまで伸びなかったというのが正直な感想でしょう。初日の動きもどちらかと弱い内容、初値では安くて売れないと考えた人も結果的には売っておけばよかった状態です。

恒例のIPOチャレンジポイント換算もしてみましょう。

今回は300株セット配分で210P付近がボーダーラインでした。上手にとって210Pの利用になります。10.5万プラス÷210=500円となります。1P500円は他のIPOで勝負した時と比べると寂しい数字ですね。

出来ればこの3倍の1P=1,500円ぐらい活用したいですが、IPOチャレンジポイントもインフレ気味で落選で貯めたポイントでお金が増えているのですから良しとしても良いのかもしれません。

こちらはピタリ賞がでました。房州ビワ様とIPO太郎様が見事的中!

読者予想はSBI証券主幹事の時は公募当選者も増えるので、ややプラス思考気味に平均が出すのですが、今回は冷静に低めの予想をした方が的中となりました。私もそれ程強気にしたつもりはなかったのですが、楽観的な予想となってしまいました。


【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

以上、3銘柄の結果でした。

3社同時上場の大イベントでしたが、どの銘柄も弱くモヤモヤとした方も多いかもしれません。ただ、明日は一社の上場で、祝日を挟んで少し上場スケジュールも間が空きます。来週に備えておきたいですね。