おはようございます。

先週末のNY株式市場は欧米景況感の悪化、米金利の逆イールドなどを重石に前日比−460の急落に。日経先物は109円台まで軟化したドル円も逆風となって20,970円(−370)で取引を終了。

よって、本日の日経平均は21,100円台後半からから21,300円レンジでの軟調スタート後、引けにかけても複数のリスク要因や株価なりの弱気が重石となる軟調地合いが本命視されます。

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注目のロシア疑惑に関しては、モラー特別検察官が「2016年の米大統領選においてトランプ大統領の選挙陣営とロシア政府が共謀したり、調整したりしたとは立証していない」との報告書を司法長官に提出し、司法長官もトランプ大統領の潔白を示すものではないが、違法性は認められないとした事でリスク要因としては低下 → 株価の下支え要因として期待されます。

同様に日経(先物)や大型株は期末の配当狙いが下支えとして期待される反面、上海株の急落を伴った場合の一段安、「大発会以来、久しぶりの寄りからの下振れ」による中小型株全般の連鎖的投げ売りに要注意。

★ 本日の戦略 : 急落過程は事前指値で淡々と!
昨日お伝えしたように、米FF金利が2.25〜2.50%据え置かれた中での米10年債利回りの2.43%までの低下は下方オーバーシュート。

よって、目先の不確実性の高まりは「手仕舞い条件の徹底」で対応する一方、買いレンジ内の下落に際しては「4,5月高に向けた仕込み好機」のイメージにて丹念に買い下がり、底打ち気配とともに買い増しを計りたいところ。

手仕舞い条件 : 東証主力系は買値マイナス5,6%、中小型系は買値マイナス6〜8%に設定するのがセオリー。※ 本日に関しては下値の見えにくさに警戒すべく(終値ベースではなく)ザラ場中の株価を基準に。また、まとまった売り物で相場が崩されやすい薄商い銘柄は株価に固執せずにポジションを縮小するのがおススメ。

ターゲット : 外部環境や期末期初の特殊需給に左右されにくい、流動性の高い好トレンド中小型株主体のポジショニングが正攻法。積極派の方は直近のウォッチ銘柄も参照ください。

『 攻撃的守備! 』

では 本日もよろしくお願いします。