FX初心者にありがちな失敗「誤発注」をした時の対処法
最終更新日: 2019-3-28
1分でわかるこの記事の内容
- 誤発注は誰にでもあるFXのリスクの1つ
- あなたも誤発注した経験がありますか?
- FXで誤発注をしないための予防策
- それでも誤発注をしてしまったら…その後の対処法
- 人的リスクは忘れた頃にやってくる!リスクヘッジを忘れずに
誤発注は誰にでもあるFXのリスクの1つ
FXのみならず全ての投資に言えることですが、少なからずリスクが存在します。
私のブログではそういったリスクを包み隠さず公開し、「そのリスクをいかに軽減するか?」を解説してきました。
FXは為替変動のリスクばかりが取り上げられますが、実際トレードしてみるとそれ以外のリスクに直面する方が多いはずです。
レバレッジや資金管理・FX会社の選択やツールの使い方など自分でリスクを軽減できるがほとんどですが、トレーダーの不注意や慢心によって、高まるリスクもあります。
私も何度も画面を見て「ミスった!」と叫んだことがあるか…
そこで今回はどのトレーダーにも関係するリスクである「誤発注」について解説します(✻´ν`✻)
あなたも誤発注した経験がありますか?
熟練トレーダーも初心者の頃を思い出してください。
FXツールの使い方もままならない初心者さんは、よく誤発注をしてしまいます。
よくあるFXの誤発注例
- 買おうとしたのに売りポジションを持ってしまった
- 違う通貨ペアをポジションしてしまった
- 追加ポジションを持とうとしたら決済してしまった
- 個別決済しようとしたら一括決済になっていた
- lot数を間違えて発注した
- 指値を間違えてとんでもない額を指定していた
- 身に覚えのないポジションを持っていた
- 知らない間に決済していた
などなど、上げればキリがありません。あなたも心当たりがあるのではないでしょうか?
自慢じゃないですが、私はあります( ・`ω・´)キリッ
上記ほぼ全てを経験してきたので、今はほとんど誤発注をしなくなりました。
それでも「ミスったかも!?」と発注したあとにヒヤッとする場面は未だにあります。
誤発注は、初心者にも熟練トレーダーにも誰にでも起こりうるリスクです。
なぜ誤発注してしまうのか?
初心者さんは、まず慣れていないのが大きな原因です。
これは、FXという為替の世界に慣れていない。FXツールの使い方に慣れていない。両方が言えると思います。
為替相場の早い動きに焦って、慣れていないツールを急いで使おうとした記憶はありませんか?
初心者さんはダブルで慣れていない状況なので、誤発注を誘発しやすいです。
ここは経験でカバーできるので、焦らず1つ1つクリアしていきましょう!
慣れてきたあとの誤発注・ミスの方が怖い
初心者さんの誤発注は、そこまで怖くありません。
損失と同じで最初の頃の失敗は、後の糧となるからです。「次は失敗しないぞ!」と思えますね?
本当に怖いのは、慣れてきたあとの慢心から出てくる誤発注です。
慣れてきた=それなりに利益が出てきた頃でしょうから、lot数も少しずつ上げてきた頃でしょう。
なにより「こんなところで誤発注をする訳がない」という傲り(おごり)が発生します。
これが誤発注の発覚を遅らせ、大きな損失に繋がるケースがあります。
私のFX誤発注の失敗談
何を隠そう私がそうだったからです。
私も初めて1ヵ月くらいは、まだFXツールの取り扱いになれていなく「またやっちゃった」と誤発注を繰り返していました。
しかしそれも発注する前の確認や発注方法を限定することによって、数ヶ月が経つ頃にはほぼなくなりました。
1年が過ぎて月間収支でもプラスが出せるようになり、自信がついてきた頃です。
いつものようにトレードを開始しようとしたら…すでに損失が出ている赤い文字が目に入ってきたんです。
「なぜ!?」頭はパニックです。確かその時は、10lotの取引で50,000円弱の損失だったと思います。
パニックなると思考が停止するか無謀な行動に出やすい
発注時間を見たら、昨夜寝る前に誤発注をしていたとわかりました。
気付かないうちにボタンを押していたんです。兼業時代は寝落ちすることもあり、ほぼ記憶に残っていませんでした。
その頃の50,000円は大金です。しかも自分の意思ではないトレードですからね。
泣く泣く損切りをした苦い過去があります。「あんなミスはもうしない」と心に誓いました。
FXで誤発注をしないための予防策
「私は大丈夫」と思っている人ほど、誤発注をしやすいです。
大事なのは誤発注をしないために、どれだけ対策をしているか?です。
パソコンでもスマホでもボタン1つで簡単にトレードができるので、誰にでも誤発注のリスクはあります。
私も失敗経験から誤発注をしないために出来ることを考えました。
FXツールの使い方で誤発注を予防する
- 発注する前に確認をする
- 発注する方法・画面を限定する
- クイック決済を利用しない
- 確認画面を利用する
- 発注した後にも確認をする(パソコンを切る時も)
誤発注の大きな原因は、確認ミスによるものです。発注する前は当たり前ですが、発注した後も必ず確認をしましょう。
パソコンで取引している人はパソコンの電源を切る時。スマフォで取引をしている人はアプリを終了する時。こちらも重要な確認ポイントです。
これさえしていれば、私の誤発注も発覚が早かったんですよね(´;ω;`)
発注方法や発注画面を1つに限定する
これはFXツールにもよりますが、例えばDMMFXのパソコン版であれば「STANDARD」と「PLUS」の2つのFXツールが存在します。
初心者向けの「STANDARD」と上級者も使える「PLUS」
ツールごとで設定が違うこともあるため、発注をする際は「必ずこちらで発注する」とあらかじめ決めておきましょう。
焦っていると画面が違うだけで、誤発注をする可能性があります。為替変動の勢いに任せてトレードしていると、焦ってポジションを持つ場面はいくらでもありますからね。
また発注方法も成行(ストリーミング)・指値・IFDなど様々な方法が選べますが、こちらも発注毎に変更しない方が良いです。
自分が使いやすいともので構いませんが、「時にはこれ、時にはこっち」と分けていると誤発注を引き起こす恐れがあります。
確認画面を出しておくとミスが防ぎやすい
クイック決済と確認画面は、人それぞれだと思います。FXでは1秒を争う場面もあるためクイック決済を利用して、確認画面はオフにしている方が多いと思います。
ただそれをすると誤発注をする可能性は、確実に上がります。自分がどれだけミスをするか?またそのミスから出る損失を見積もってみて、オン・オフの設定を分けてみてはいかがでしょうか?
1クリックで発注できるよりも、2クリックにした方が必然的に誤発注は防げますね。
それでも誤発注をしてしまったら…その後の対処法
上記のように予防策をとり、誤発注のリスクを限りなく少なくすることはできます。
しかし操作をするのは、私たち人間ですからね。リスクをゼロにすることはできません。
これだけやってももし誤発注をしてしまったらどうするべきか?ケースに分けて解説します。
すぐ誤発注に気づけたらキャンセルしよう
これはエントリー時の誤発注に多いと思います。「買おうとしたのに売りで入ってしまった」などのケースですね。
この場合は、ボタンを押した際に気が付くことが多いです。「あ…やっちゃったかも?」そう気付いた時はすぐにキャンセルをしましょう!
「もしかしたら…こっちの方がいいかも?」なんてスケベ心を出すのが一番ダメです。
テクニカル分析を使っていたにしろ、経済指標の結果からエントリーしたにしろ、最初のポジション理由とはズレている訳ですから損失が一番少ない今キャンセルし、再発注するのが正しいです。
「誤発注だからスプレッド分だけでも…」なんて甘い考えは捨ててください。
一度も反転することなく損失が増えた場合、ズルズルと含み損になるケースが多いです。これも私の経験談です(´×ω×`)
誤発注に気付くのが遅れた場合はまず冷静に
誤発注にすぐ気が付けた場合は、すぐキャンセルすればスプレッド分だけの損失で済みます。傷は最小にとどめるのが基本です。
しかし前述した私の失敗談のように「気付いた時には大きな損失が出ていた」という場合、ほとんどの人がパニックになります。
だって自分が思っていたのとは違う注文だったり、身に覚えがない注文な訳ですからね。「FX会社のミスなんじゃ?」そんな考えさえ頭をよぎりました。
そんな時はまず冷静になりましょう。すぐ誤発注に気付いた時は、即キャンセルが基本ですがこちらの場合は違います。
第一にやるのは損切りの確認
「落ち着いてなんていられないよ!」と思うかもしれませんが、今ジタバタしてもある程度の損失が確定しています。まずはいつものトレードと同じように損切りラインを決めましょう。
誤発注を正常なトレードだと仮定して、すでにいつもの損切りルールを満たしている場合は即損切りをしましょう。
まだ損切りに余裕があるのであれば、しっかりと逆指値を入れて最大損失を確定させましょう。
損失は覚悟の元、最良でイーブンを目指す
あとは「いかに損失を減らすか?」が問題です。相場次第ですが、余裕があればナンピンで対応することもできます。
この場合すでにマイナススタートと同じ状態なので、損失はある程度覚悟をしましょう。その上で、プラスマイナスゼロを目指してみましょう!
なぜ発覚が遅れた時は即キャンセルしないのか?
発覚が遅れた場合「誤発注だ!」と気付いてすぐに決済しないのは、すでに未発覚分の相場が動いているからです。
例えば誤発注の2時間後に気が付いた場合、その2時間で相場状況が変わっている可能性もあります。
まずは冷静になって、現在の相場状況をいち早く掴むことが重要です。
ここまで損失が出る前提で話をしてきましたが、誤発注のおかげで利益が出ることだってあります。
その場合も同じように、気付いた時点で「さらに利益が伸ばせるのか?」「一時的な含み益なのか?」相場状況から即キャンセルするかを冷静に判断しましょう(✻´ν`✻)
人的リスクは忘れた頃にやってくる!リスクヘッジを忘れずに
誤発注は誰にでもありますし、慣れてきた・忘れた頃にやってくるから怖いんですよね。
土日の収支確認の際など、時々で良いので考えられるリスク整理しておくと良いかもしれません。
人間が関わっているものに100%はありませんから、予防策を講じておくことはリスクヘッジに繋がります。
人的リスクは、誰にでも訪れます。なので、そのリスクをどうやってカバーするかが重要ですね。
あなたももし誤発注の失敗談などがあれば、コメント書いてくれると嬉しいです!お待ちしています(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. FX けんたろ
メイさんこんにちは
2005年のジェイコム事件も人間の人的ミスで、あんな大事件まで引き起こしましたね。
何事も慣れた頃が1番危ないと常に頭の片隅に置いておきます。 -
2. メイ
>けんたろさん
コメントありがとうございます!本当にそうですよね(´×ω×`)
株の有名な事件についても取り上げようと思ったのですが、話が複雑になりそうなのでヤメました。
やっぱりジェイコム株大量誤発注事件が日本だと一番有名な誤発注だと思います(´×ω×`)