本日の日経平均は上下幅約100円の小幅な値動きの末に反発。NYタイムでのドル円の軟勢を嫌気して弱気優勢で寄り付くと、テクニカル要因(10日線:21,634円)やムニューシン米財務長官発言を受けた米中協議の進展期待が下支えとなって一時21,720円(+33)まで上昇。しかし、10:30に発表された中国3月消費者物価(前年同月比ー0.4%)が市場予想(−0.2%)下回った事や、北朝鮮党中央委員会総会での金委員長による「制裁でわれわれを屈服させることができると誤解している敵対勢力に深刻な打撃を与える」との発言が重石となって21,627円(−59)まで下落すると、引けにかけては再び21,700円付近での持ち合いに移行。

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東証主力株は特色の乏しい高安マチマチの構図。中小型株は 4588 オンコリス、4575 キャンバス、6255 NPC、3710 ジョルダン、4572 カルナバイオ、3608 TSI、7581 サイゼリヤなどが商いを伴って大幅高となったものの、全般的には様子見色の強い流れに。

日経平均 21,711円 +23、Topix 1,606 −1
225先物(6月限)21,670円、ドル円 111.06円/ドル
NYダウ先物 26,165ドル −1

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 3560 ほぼ日
2月中間期経常益(8.29億円)が通期予想(6.14億円)を超過。SHIFT(3697)、スマートバリュー(9417)etc もワンチャンス狙いでケア。

△▼ 6506 安川電機
19年2月期経常益は1月下方修正時の5440億円を更に下回る508.44億円で着地。今期予想も前期比ー5.6%と冴えない内容に。直近の機械受注や工作機械受注の内容からも今期の減益に関しては相当部分を織り込んでおり、発行株0.76%の自社株買いへの評価や米中貿易協議次第では増益も容易とみていますが・・・、「株価のことは株価に聞く」イメージにて俯瞰したいところ。※ ☆ 7718 スター精密をはじめ機械セクターへの影響には要注意。

△ 6203 豊和工業、4274 細谷化工
本日の北朝鮮最高人民会議が米朝双方の思惑の乖離を露呈。今晩の米韓首脳会談の結果次第では、地政学的リスクの高まりによるマネーゲーム化が視野に。

☆ 6777 santec
4/8 1,850円 → 4/8 1,993円 +143 7%上昇
2月に買い材料視された5G関連向け光モニターの需要トレンドは引き続き堅調。足元のSOX指数の騰勢や米中協議の進展による米設備投資機運の復活などを追い風としうる半導体関連銘柄の補完(≒ 太陽誘電の代替)+ アルファ を目的に、会員サークルでは週初1,850円から参戦後、本日までに複数回の回転を達成中!

1,800円台での持ち合いにより利確売りを消化しながら、更なる上振れに含みを残すテクニカルに変化中。明日も押しは丹念に。

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(補足)日経急落へのヘッジについて
直近で数名の方から日経急落のヘッジとしてVIX(1552)、日経VI ETN(2035)に関するお問い合わせをいただいています。確かに両者ともに暴落に対するヘッジとして有効ながら、株価の変化よりも「市場マインドの変化」が焦点となるために以下のように売買難易度が高く、強くはおススメしていません。

〜(略)〜

こちらでは大局強気スタンスも踏まえて
『余力の増減、手仕舞い条件の徹底による下振れケア』に注力している次第です。※ 積極的に下値を狙うのであれば日経ベア2倍(1360)の買い、日経レバ(1570)の空売りなどETFでの対応がおススメ。

   (会員サークルより >>Sラボ参加案内

では 本日もお疲れ様でした。

お帰り前にこちらもぜひ!