ドル円相場が年初来高値を更新しそう!2019年4月8日からの週間FX収支 +176,500円
最終更新日: 2019-4-14
1分でわかるこの記事の内容
ドル円相場がついに112円台に突入!
ドル円相場が今週やっと112円台に突入しましたね!
4月になり随分と暖かくなってきました。埼玉はまだ時折寒い日がありますが、みなさんのところはどうですか?
まだダウンジャケットをクリーニングに出していないですが、もう着ないかなぁなんて思ってます(✻´ν`✻)
さて今週のドル円相場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が予想ほどハト派寄りではなかったことをきっかけにドルが買われて112円台で週末を迎えました。
週中まではリスクオフムードでしたが、しっかりとV字回復しています。
今週のドル円相場のおさらいは昨日の記事で行ったのでほどほどにして、今週米財務省が発表する為替報告書についてとトランプ大統領の為替介入について書いていきます!
今週のドル円のおさらいと来週の展望
ドル円相場の年初来高値は、3月頭の112.12円です。もうすぐそこまで迫っていますね。
現在のリスクオフ要因も復習しています↓
上記事にも書きましたが、来週は週明けから値動きに注意が必要です。
高値更新を試してくる場面になりそうですが、日米貿易協定交渉の初会合がタイミング悪く開催されます。
トランプ大統領からすれば、逆にタイミング良く開催となりますね(´×ω×`)
為替報告書って何?
来週米財務省は、米議会に為替報告書を提出します。
そもそも「為替報告書って何?」と思っている人がいるかもしれないので解説します!
- 為替報告書とは:アメリカの財務省が年に2回(4月・10月)に連邦議会に提出する報告書のこと。アメリカが相手にしている主要各国が為替介入していないか?のレポートをまとめているもの。
原則4月15日と10月15日が期限となっていて、半期ずつ為替報告書が提出されます。まだ正確な日程は公表されていませんが、来週17日か18日辺りが妥当だと推測されます。
為替報告書は、アメリカによる他国の為替介入診断とも言い換えられます。自国のことは棚に上げて、正にアメリカらしい報告書ですよね(´×ω×`)
直近2回の為替報告書を振り返ってみる
年2回の発表なので、2019年は初の報告書となります。2018年の2回の報告書を振り返ってみましょう!
日時 | 内容 |
---|---|
2018年10月 | 中国、日本、韓国、ドイツ、スイス、インドの「監視対象国」維持 |
2018年4月 | 中国、日本、韓国、ドイツ、スイスを引き続き「監視対象国」維持し、インドを追加 |
前回2018年10月は米中貿易摩擦の真っ最中でしたので、中国の「為替操作国認定」が危ぶまれました。しかし最終警告として見送られましたね。
対中国が話題になる中で、対日本でも大幅な貿易赤字が続いていることをアメリカはよく思っていません。
なぜ為替操作国・監視対象国に認定されるのか?
ある一定の数値を超えると為替操作国・監視対象国として認定されます。
- 対米貿易黒字が200億ドル超え
- 経済黒字額が対国内総生産(GDP)比で3%超え
- 過去12ヶ月のネット外貨購入が継続的(8カ月以上)で対国内総生産(GDP)比2%超え
このうち3つに抵触する場合は為替操作国と認定されて、アメリカから厳しい対応・制裁を迫られます。
このうち2つに抵触する場合は監視対象国と認定されて、リストアップされ監視が継続されます。
対中・対日の認定に注意が必要
トランプ大統領は、2018年10月時に「中国は通商上で有利な立場に立つため、人民元を操作している」と激しく非難しました。
中国は今回も監視対象国の維持になると考えられますが、米中貿易摩擦が終結に向けてデリケートな時期だけに穏便な対応をとってもらいたいものです。
また日本も他人ごとではありません。4月15日(月)から始まる日米貿易協定交渉も関係してきますが、アメリカは貿易赤字を埋めることだけを考えています。
為替操作国に認定されずとも、厳しい対応が迫られ自動車の追加関税をどう免れるかも注目する点です。
トランプ大統領のFRBに対する怒り爆発!
先週の収支記事でも書きましたが、トランプ大統領はFRB(連邦準備理事会)に「利下げするべき」だと求めています。
またその要請を聞き入れないFRBに不満を募らせており、元トランプ陣営の経済顧問だったスティーブン・ムーア氏をFRB理事候補に指名しました。
経済評論家であるスティーブン・ムーア氏
さらに元ピザチェーン経営者であるハーマン・ケイン氏をFRB理事候補に意向を示しています。
トランプ大統領がFRB理事候補に推薦しているハーマン・ケイン氏
上院では反対の声が高まっているためこの2名の承認は難しいかもしれませんが、トランプ大統領の苛立ちは伝わってきます。
大統領との極めて近い関係が問題視
上院でなぜ反対されているかと言えば、この2名がトランプ大統領と極めて近い関係だからです。
ムーア氏はトランプ陣営の顧問だった過去があり、ケイン氏も元大統領候補としてトランプ大統領を擁護する発言や演説が多い人物です。
2018.8.10 アトランタ・ジャーナル・コンスティテューションでのハーマン・ケイン氏の演説(英文)
これはトランプ大統領の「FRBを思い通りに支配したい」という願望の表れです。
他国に対しては、自国の利益のために為替介入を監視しておきながら自分は金融政策に口を出そうとしているのですから…本末転倒ですよね(´×ω×`)
それでも自分の思い通りに事を進めるのがトランプ大統領なので、上院で承認されなかったとしてもしばらくの間FRB批判やさらなる候補を立ててくる可能性があります。
見方を変えるとFRBを批判しつづけることが、自身の力の誇示や他国の為替介入のけん制になっているとも見れますね。
この怒りの矛先が日本の自動車関税にだけ来ないように祈っています(´;ω;`)
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2019年4月8日(月)~4月12日(金)のFX収支
9日(火)のポジションは、エントリーこそフィボナッチで見ていましたがかなりタイミングが悪かったです。
長期金利の低下やその後のIMFの経済成長率の下方修正などによって大きく下げましたね。早めに損切りをして正解でした。
あと2つは比較的わかりやすいエントリーでした。12日(金)のように強含みの相場でどこまで利益を伸ばせるかが重要ですね!もう少し欲を出してもよい場面だったかなと少し反省です。
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コメント (6)
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1. kazu
始めまして。
いつも楽しく拝見させて貰っています。
今回の記事の画像が見れません…
宜しくお願い致します。 -
2. 柚
質問よろしいでしょうか?
エリオット波動で1〜5波の推進波とabcの修正波があります。
これを一つのサイクルとすると、アップトレンドのサイクルのあとダウントレンドのサイクルというように交互にサイクルがくるのですか?
それともアップ、アップ、ダウン、ダウン、ダウンみたいにランダムにくるのですか?
勉強不足で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。 -
3. メイ
コメントありがとうございます!
>kazuさん
私のパソコンとスマホでは全部見れるのですが、どの画像でしょうか!?
ちょうどこのあたりの記事からjpg→webpに変えてみたので、ブラウザや広告ブロッカーとかの設定かもしれませんね。
webpの方が要領が少なくて回線遅い方にも見て頂けるので、今後はそちらを使っていこうと思っています(๑´ω`๑)♡
>柚さん
エリオット波動については、たぶんここであれこれ言うとまた困惑してしまいそうなので…
過去に前後編に分けて解説した記事があります。一度こちらを読んでいただいて、また分からなければ聞いてください!
有名会計士が開発したエリオット波動理論でチャートを予想してみよう 前編
新しく記事にするのもありだと感じました(✻´ν`✻) -
4. kazu
>メイさん
ご返信有難う御座います。
4月13日
ジブリの呪いって今も影響するの?
の画像
4月14日と15日の記事の画像は表示されないです…涙
あと上部にあったメイさんの画像も見えなくなりました…涙
パソコンの不要なアプリなどを削除してたのでそれが原因かと思ったのですがスマホ(iphon)でも同じ部分が見えません…。
スマホで画像部分をタップすると確かに
拡張子の「webp」で開こうとするのですが開けず見れてません。
今、コメントを書きながら拡張子「webp」を
調べてたらグーグルクロームで開くと画像の閲覧が出来ました!!
もしかしてIEやSafariのブラウザだと閲覧が出来ないのでしょうか…? -
5. メイ
>kazuさん
調べてみたらそのようですね><
IEとiOSに非対応のようです。日本はiPhoneユーザーも多いのでjpgの方がやはり良さそうですね(´;ω;`)
むしろ教えて頂いてありがとうございます!元に戻します! -
6. kazu
>メイさん
元に戻して頂きありがとうございます!
色々と参考とさせて頂いておりますので
今後も応援してます。
いつかメイさんのように専業になれるよう自分も切磋琢磨していきます!