おはようございます。

昨日のNY株式市場は暴落。中国による対米報復関税の表明を受けた世界的な景況感の悪化やFRBの利下げ思惑を背景に「債券買い(金利低下)株式売り」が加速。利確ラッシュ・仕掛け売り・アルゴ売りなども逆風に25,222ドル(−719)まで下落すると、引けにかけての戻りも限定的に。ダウ構成銘柄はキャタピラー、ボーイング、アップルなど中国関連を中心に全面安。日経先物もNY株安やドル円の軟化を重石に20,800円水準まで下落。

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NYダウ 25,324ドル −617、ナスダック 7,647 −269
米10年債  2.400% −0.055、NY原油 61.04 −0.62
為替 109.30円/ドル、日経先物 20,810円 −360
 
□ 本日の展望 : リスク回避ムード加速
20,800円付近まで下落した日経先物に追随した売り先行のスタート後、売り方の買い戻し以外の積極的な買いが見当たらない中、外部環境に神経質な(戻り)売り優位の展開へ。想定レンジは20,600〜21,000円。個別に関しては東証主力株は全面安、中小型株も昨日垣間見られた「連鎖的投げ売り」に警戒したいところ。

<< 5/14の主な決算 >>
1963 日揮、2330 フォーサイド、2743 ピクセル、3402 東レ、3556 リネットジャパン、3625 テックファーム、3807 フィスコ、3825 リミックスポイント、3966 ユーザーベース、4188 三菱ケミカル、4565 そーせい、4579 ラクオリア創薬、4849 エン・ジャパン、5411 JFE、5801 古河電工、6098 リクルート、6101 ツガミ、6177 AppBank、6481 THK、6723 ルネサス、7201 日産、8136 サンリオ、8242 H2O、8802 三菱地所

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★ 本日の戦略 : 買いそびれ・早売りリスクを選択
 5/10の米国による対中制裁関税の強化 → 昨日の中国による報復関税までの一連の流れに意外性は皆無ですが、5/5のトランプ大統領発言後、時間差で軟勢を増してきたNY株が世界的な景況感の悪化のみならず(当方の見立て違いの)「金融資本による下方向のリスク志向」も警戒させる状況です。よって、本日は買いそびれ・早売りリスクを選択したストレス玉の縮小、手仕舞い条件の順守などによる余力拡充を優先してください。

一方、今回の米中摩擦の激化が(禁じ手である)米国による中国への金融制裁 → 壊滅的な下落相場へと発展する可能性は低いだけに、極端に的を絞った仕込みにも丹念に取り組みたいところ。基本は★ Sラボ主力銘柄の一点買い!
 
  (会員サークルより 
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では 本日もよろしくお願いします。