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負けない株式講座7講 現物買いと信用取引(1)

こんにちは、mymykenshinです。第6講で、ひたすら実際に少額取引して練習しろと先にいいました。

信用取引が何かという前に(^^;

だから今回解説します。でも、滅多にないのですが、近くの人に株を教えるときがあって。そのときは、とりあえず信用口座開いて。開いてお金入れたの?

じゃあ注文してみよっか。

ってほら信用売りで5円さがったら300円儲かったでしょ。

「なるほど~。なんか面白い」

そういうノリです。理屈は後なのです。理屈を先にすると、なんか難しくてよくわからない。(敬遠する)→全然うまくならない。

そういう悪循環に陥るのです。だから今回の仕組みが理解できなくても第6講のように練習してみてください。きっと、練習した後だと、「そういうことか」ってわかると思います。

 

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①現物取引

1.現物買い

まず株を買うというのは株という権利を他人から譲渡してもらうのです。 

もし証券取引所がなかったら、譲渡する相手側から株式売買契約書を結んで、お金の授受をして株主名簿に移転したよと記載することで、株の譲渡が完了します。

未上場会社などは全部そうやっています。

ところが、そんな面倒なことをやっていては、資本主義はスピードと手間で成り立ちません。

そこで、ちゃんとした会社は証券取引所というところで、売買できるようになっていて。それは1秒間に何千回という取引も可能となっているのです。

 

ただし上場企業でも譲渡の基本的仕組みは全く変わりません。では見ていきましょう。

 

※SMBC日興証券の画面で説明します。バーチャルです。

私が最近取引している楽天です。証券番号4755です。

 

注文画面で1146円で100株注文しますと入力

f:id:mymykenshin:20190511143819j:plain



 

で、現在の板(いた)が

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左が売り板 右が買い板

1146円に3000株の売りが出ています。

だから、この売りが買われるまえだと1146円の100株は約定となります。

 

おめでとうございます。この状態は上で言う売買契約が結ばれたのと同じ状況となります。

名前も約定(やくじょう)といいます。約定したら約定の連絡がきます。

契約が結ばれたら、

今度はお金を払って株主名簿に記載してもらう必要があります。ところが、そのとりまとめと株主名簿に記載するのに3営業日の時間が必要となります。

2019年7月16日より2営業日になります。再来月やで。知らんかったやろ。

東証、19年7月16日の約定分から決済期間を1日短縮 :日本経済新聞

 

つまり約定して3営業日後に自分の口座のお金が引き落とされて、正式な株主となるのです。

証券会社は、約定したとたんに、その代金を引落できなくしてきます。なぜなら使われると3営業日後に引き落とせなくて困るからです。

 

ということが株を買うということになります。

この知識をもとに配当について考察しましょう。

 

楽天は12月決算なので12月末日時点で株主だったものに一株当たり4.5円の配当金と、株主優待の権利を上げるとなっています。

 

これを2018年12月で検証すると、通常12月は30日に大納会となります。31日は証券取引所は休日。

ところが2018年12月30日は日曜日だったので、営業日だと2018年12月28日(金曜日)時点で株主だったものに配当金と株主優待の権利が取得できます。

そして、その時点で株主名簿に記載されるには3営業日前の2018年12月25日(火曜日)が終了した時点で約定していなくてはならないのです。

この2018年12月25日を権利取得日といいます。

 

なお上でも書きましたが、名簿書き換え期間は2営業日に短縮されるので注意です。

2019年12月30日は月曜日なので、2019年12月26日が権利取得日となります。

 

2.現物売り

1のように現物買いした株は、現物買いした翌日から自由に売ることができます。

(その日にも売ることができるのですが、その場合は、ちょっと面倒なことがあります。後述します)

やり方も簡単で、上記のの現物売りをポチっとやって、売り注文を出すだけです。

ここで私は楽天証券でなく日興SMBC証券でしか楽天株をもっていないことに気が付いたので日興の画面で説明すると

 

1144円で100株売りの注文です。

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これを注文するだけ。現物で買ったものしか、売ることはできません。

売るときは、あなたは譲渡側になります。お金をもらう代わりに、株主名簿から消されるわけです。

 

そしてお金の受け渡しは3営業日後(2019年7月16日より2営業日後)になりますので、売っても口座からお金を引き出せるのは、そのときとなります。

 

そうすると、他の株をすぐに買いたいときに3営業日後まで待たなくてはならないかというと、そんなことはありません。

証券会社が融通してくれるからです。

 

3.日計り(ひばかり)商いは資金が拘束される。

金融証券取引法では、株の売買において差金決済を禁止しています。つまり100万円で買った株を101万円で同日に売った場合に、この差金決済にひっかかります。

 

株を売買している側からすると、1万円くれればいいんだよって感じですが、それをすると金融商品取引法に違反してしまいます。

そうならないようにするために、この100万円は次の日まで、他の株を買うことができません。

(楽天証券は昔3営業日拘束でした。今の規制は知らない。証券会社によって拘束期間が違うようですが、少なくとも1日は必ず拘束されます)

 

基本的に現物で買う株でデイトレードはできない。超短期に向かないと思っておいてください。

また日計り拘束金は、信用保証金にも入れられないなど、色々不便なので、私の中では、現物株は、その日には絶対に売らないというのがルールとなっています。

 

ここまでは株をやっている人なら誰でも知っていて当然の知識ですが、案外5割も知らなかったりします。まあ別に知らなくても、ここで知ってくれれば良いです。

②信用取引(1)

 信用取引とは、株の売買を、株主名簿の記載をすることなく、証券会社とのデータのやり取りだけで売買することになります。

信用取引は、使い方を間違えると、投資金額を全部失うこともあり、暗いイメージがつきまといます。

しかし、信用取引がどういうものか知らないで、単に怖いというだけで、学習もしようとしない人は、はっきりいいますが「株式投資をやめた方がいい」

 

そういう知的探求心がない人は株に向かないのです。そういう人が、いつのまにか危ない銘柄に手を出して、「なんで、こんな銘柄買ったの?あんたバカ?」って言われるタイプなのです。

学習するのが嫌いだから、投資顧問に手を出して、大損する。お決まりのパターンですね。

信用取引は制度として認められている、法律的に全然問題ない取引なので、まずはフラットな気持ちで説明を聞きましょう。 

 

1.差金決済が前提。信用買いとは

そもそも信用取引とは、顧客と証券会社が信用取引契約を結んで、現物の授受をしないで取引することになります。

そして決済は差金決済で行われます。差額損益に手数料と金利が加味されて、儲かれば入金、損すれば出金。

また差金決済ですので、最初の注文ではお金の支払いはなく、終わった時に決済が行われます。

現物取引ではお金が最初に出ていき、売るまで株なのと対象的です。

 

信用取引で株を買うということは、証券会社に借金して株を買う行為となります。つまり証券会社は、この個人に代わって株を買ってあげているのです。

代行購買みたいなものです。個人は証券会社に借金をしている状態なので、金利を払わなくてはいけません。証券会社により異なりますが、年間利息2.5%程度。

 

なお現物買いは金利が、かかりません。そうすると現物買いの方がお得なような感じがします。

ところが信用取引は、株主名簿の転記が不要なので、現物買い手数料よりもずっと安い金額で、ただのような手数料となります。

 

※SMBC日興証券は実際に信用手数料が無料となっています。

 

そして信用買いを売るときは、証券会社が代行して買った株を、自分の株のように売ればいいのです。

楽天を信用買いする注文

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上の現物買いの注文画面とほぼ一緒だということがわかります。

そして信用買いの返済売り画面はこちら(楽天の信用買いは現在ないので1570での返済売り画面となります)

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上の現物売り画面と、ほとんど同じことがわかると思います。

 

つまり現物買いするのも、信用買いするのもユーザー側からすると、ほとんど何も変わらないのです。しかも短期なら信用手数料の方が圧倒的に有利です。

 

2.信用買いの現引

それだと、長期の場合は金利が関係ない現物買いが正解ですか?

と言われればYESです。日興SMBCだと20日の金利で現物の手数料を超えてしまいます

(証券会社により異なります)

 

私も少しだけ長期保有で現物株を持っています。

でも、現物買い注文はしません。現物買い注文を出さないで現物を手に入れるのです。

 

えーーーっどうやって???と思うでしょ。

それは上記のように信用買いしたものを現引きすることによりできます

 

現引きとは、信用買いで証券会社が代行で買ってくれた株を全額お支払いすますので(現物)株を引き取らせてください。という行為です。

それは約定金額と手数料(日興の場合はゼロ)と金利(日割計算)を払うといことです。

 

やり方も超簡単

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こんな感じ。

そして現引きなのですが、SMBC日興証券では手数料無料なんです。

(普通のネット証券は現引手数料無料です。でも無料でないところもあります)

 

つまりSMBC日興証券で信用買いして、現引きすれば、効果は全く同じなのに、金利1日分しかかからないことになるのです。

 

例えば100万円の株を買うと、現物注文なら864円かかりますが、信用買→現引きなら、金利一日分 100万円×2.5%÷365=68円です。

 

800円弱得ですよね。手間は、ほんのちょっとです。私なら現引き注文10秒で出すな。

だから、私は万が一にも現物取引はやらないのです。

 

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③とりあえず まとめ

ってここまで書いて4000字軽く超えてしまった。まだ半分も書いていないのに(^^;

ってことで、いったんここで講座を区切ります。

どうですか。俺は信用取引なんてやらん。って豪語していた人は手数料だけで大損していると思いますよ(笑)

ほらね。株で知らないということは、命取りなのです。

 

こんなの基礎の基礎だから、全部理解してね。それでも、とっつきにくいかもしれません。

 

そういう人は、まず口座を開設して信用口座を開いて注文出してみてください。何回かやって、この回を読めば理解できるはずです。

 

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