「米中貿易摩擦って落ち着いたの?」「ブレグジットの2度目の国民投票は?」今週のドル円相場の方向性について
最終更新日: 2019-5-22
この記事の目次
今週は円高から円安に転換したの?
ゴールデンウィークが明ける頃から米中貿易摩擦が再燃し、ドル円相場は2~3週間ほど掴みどころのない相場が続いていますね。
トレードしていても「円高なの?円安なの?」「方向性が見えづらい」と感じているトレーダーも多いと思います。
また今週は米中貿易摩擦の懸念が後退したことによって、円安ドル高にトレンド転換したようにも見えますね。
方向性が分かりづらい今だからこそ、週中の水曜日にサラっと現状のドル円をおさらいしておきましょう!
米中貿易摩擦の行方やブレグジットってどうなったの?
現状の大きなドル円相場の流れでいえば、円安ドル高と言えます。
200日移動平均線も上回って、アップダウンはあるものの110.50円あたりまで円安が進んできました。
この要因は、先週トランプ大統領が「中国との協議が成功すると感じている」と楽観的なコメントをしたのが大きいです。
2019年5月13日週のドル円相場についての解説はこちら↓
ただ事実だけを見ると事態が好転しているとも言えません。中国は「6月1日から液化天然ガスなどの関税を25%引き上げる」ことを発表しています。
アメリカ側は自動車関税を延期&ファーウェイに対する輸出禁止も3か月の猶予を発表しましたが、トランプ大統領の発言だけでリスクオフが後退している感があります。
トランプ大統領の一声で、プラスにもマイナスにも働く感じになっていますね。
さらに6月には、大阪でG20が開催されるためお互いに「他国からの印象を悪くしたくない」という点もあるはずです。
ブレグジットで2度目の国民投票するって本当?
こちらも長く揉めているイギリスのEU離脱法案(ブレグジット)ですが、英国のメイ首相は21日に「2度目の国民投票を実施するかどうかを議会に問う」と表明しました。
2度目の国民投票がついに現実的に…
1度目の国民投票は、2016年の6月23日に行われています。「この3年間はなんだったんだよ…」という国民の声が聞こえてきそうです。
2019年3月、ブレグジット法案が3度目の否決の際に書いた記事↓
2度目の国民投票となった場合の為替への影響も過去記事↑に書いてありますが、1度目の開票時にはポンド円は1時間で約27円も急落しました。
現状は、離脱法案の可決までが不透明になっているためユーロ売り→ドル買い要因となっています。
直接的には、米中貿易摩擦の懸念後退とブレグジットによるドル買いの両方で円安ドル高が進んでいる形になっています。
米中貿易摩擦は特に円安に動いていると「あれ?もう終焉したの?」なんて思ってしまいますが、G20が6月に控える中でまだ火種がくすぶっていることを忘れないでください(✻´ν`✻)
FOMC議事要旨と米長期金利の行方に注目
前述した2つの要因を踏まえながら明日23日のAM3:00には、4月30日-5月1日に行われたFOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が発表されます。
利上げまたは利下げへの発言があれば、ドル円相場に影響することになりそうです。
またこの1週間で米長期金利(米10年債券利回り)も上昇を見せています。
さらに米株も先週から回復を見せているので、円安要因に動いていますね。
OANDA 外国為替注文書
OANDAのドル円リアルタイムオーダーを見てみました。
このまま円安で推移した場合、5月7日の高値である110.80円あたりが意識されてきます。これは米中貿易摩擦が再燃する前の高値ですね。
もちろん111円の壁の方が大きいですが、そこでブレイクするかによっても変わってきそうです。
下はちょっと遠いですが、109.60円に大きく買いが貯まっています。1つの目安ですが、参考までに頭に入れておくといいですね(๑´ω`๑)♡
相場が分かりづらい時は休むのもありですし、新しい手法などにチャレンジするのも良い機会になります。
何か分からないことがあれば、Twitterでもブログコメントでもお答えしているのでお気軽にどうぞ!
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