20億円以上の大型貸借分売!トラスト・テック(2154)の立会外分売予想

2019年5月30日(木)~2019年6月3日(月)に立会外分売実施が予定されている、トラスト・テック(3992)の分売詳細情報です。

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トラスト・テックの立会外分売詳細

銘柄名トラスト・テック(2154)【東証一部】
業種サービス業
企業詳細製造系技術者派遣・請負と開発系技術者派遣の2本柱。筆頭株主は中山隼雄氏の資産管理会社
発表日2019年5月23日(木)
分売予定日2019年5月30日(木)~2019年6月3日(月)
分売実施日2019年5月30日(木)
売買単位100株
申込上限10,000株
信用区分貸借
分売枚数6,000枚(600,000株)
発行株式数比率約2.8%
分売総額21.66億円(分売発表日終値ベース)
分売価格3,091円
割引率2.03%
分売目的分布状況改善及び流動性の向上

トラスト・テックの株式データと推移

発表日終値3,610円
発表日出来高1,644枚
分売前日終値3,155円
分売前日出来高3,163枚
予想PER19.21倍
実績PBR4.79倍
株主優待なし
予想配当利回り2.09%

トラスト・テックの業績データ

2019年6月(予想)2018年6月2017年6月
売上高(百万円)82,00065,36343,035
営業利益(百万円)6,0004,2973,220
当期利益(百万円)3,7002,5691,923
ROA(%)11.4313.39
ROE(%)25.4632.28
自己資本比率(%)48.339.2

トラスト・テックの立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

2017年12月以来の実施。
前回(分売枚数:5,000枚、割引率:2.02%)の結果は、始値+0.1%・終値-1.2%となっています。

分売目的

特に行う理由がないことから、単に株主による売却目的かと思われます。

流動性

現在の板は400枚、発表後の出来高平均は900枚程度と流動性は高めの水準。

株価・ボラティリティ

株価は1月に付けた2,612円の安値から反発しており、直近では分割発表(1:2)が好感されて4,190円まで買われています。

PER19.21倍・PBR4.79倍の株価は、同業他社と比較して同水準程度と言える。

直近では1日に200円~300円程度動いており、値動きが激しくなっています。

配当金・株主優待

年間配当は1株70円で利回りは2.30%。

株主優待は創設されておりません。

業績

今期業績は売上+25.5%・利益+39.6%と、大幅二桁増収増益となる見込み。
3Q時点の利益進ちょく率は75%と順調で、前年同期を上回っています。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
D(4)

枚数は多く、分売規模20億円以上の大型案件となります。
前回は分売価格を割れてますが、今と違って非貸借銘柄であったことから参考程度にしておきましょう。

空売り可能であることからすでに大きく売られています。
流動性が高い状況が続けば今回の枚数でも吸収できるかもしれませんが、期待できるリターンは限られそう。

値動きの激しい値嵩株ですので、参加のリスクは高めと言えます。
地合いが好転してかつよほど良い条件でない限りは見送る予定でいます。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
D(4)

発表以降下落が続き、ディスカウントと合わせて14%安での値決めとなりました。
下落したので仕方ありませんが、ボラの大きい値嵩株で2%の割引率は渋いと言えます。

出来高は急増しており、流動性が高くなっていることはプラス要素。
空売りもある程度入っていますが、今の市況を考えると十分とは言いづらい。

短期参加者が多いと、分売価格付近もしくは割れてはじまることも想定されます。
明日の展開次第では全く利益が狙えない状況になるとは思いませんが、ザラ場に板を見れない人にはリスクが高そう。

地合いは良くなく、規模の大きな値嵩分売ではリスクの方が高くなりそうなので見送ります。

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