おはようございます。

週末のNY株式市場は大幅反落。根強い米中貿易摩擦の激化懸念に加えて、トランプ大統領がメキシコからの全輸入品に追加関税を課すと表明した事で、債券買い(金利低下)株式売りのリスク回避志向が加速。NYダウのテクニカルは終値での25,000ドル割れ、10日線からの下放れにより下値模索不安を増す格好。ダウ構成銘柄はメキシコに生産拠点を置く企業を中心にほぼ全面安。ナスダックも主役クラスが軒並み売られ、3/8以来の安値水準で取引を終了。

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NYダウ 24,815ドル −354、ナスダック 7,453 −114
米10年債  2.133% −0.092、NY原油 53.36 −3.23
為替 108.26円/ドル、日経先物 20,950円 +20

【主な政治経済イベント】
6/3(月)米5月ISM製造業景気指数
6/4(火)米4月製造業受注
6/5(水)米5月ADP雇用報告、5月ISM非製造業景気指数、ベージュブック
6/6(木)ECB理事会、米4月貿易収支
6/7(金)米5月雇用統計
 
■ NY市場展望 : 債券主導の弱気相場 ± 月初需給
直近7日で1000ドル超下落しているため早々のリバウンド余地を内包するものの、トランプ大統領の通商政策と政策運営に対する警戒感、テクニカル悪化、売り方優位の需給環境などを重石とする軟調地合いが本線。想定レンジは24,500〜25,400ドル

ISM指数や雇用関連指標などの経済指標は米経済の堅調さを示す可能性が高いため、月替わりにより見直し買い機運が高まる場合には25,500ドル付近までの反発に期待。反面、マイナスポイントへの過剰反応、下方向へのアルゴ発動に際しては24,000ドル付近までの深押しに警戒したいところ。

big (2)

中長期的には、2.1%台まで下落している米10年債利回りは『完全なる需給環境の下方オーバーシュート』を示唆しており、トランプ大統領にとって信用創造と需要拡大のためにも自国株価の維持(引き上げ)は重要課題であることも踏まえれば、「目先数か月における底値形成」のイメージで対応するのが得策。※ 楽観シナリオとしては〜(略)〜を念頭に!

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