2019年5月27日週のドル円相場はさらに円高!米トランプ発の貿易戦争が始まる?
最終更新日: 2019-6-2
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アメリカ発の貿易戦争拡大でリスクオフが激化
2019年5月も終わりましたね!最終週あなたの収支はどうでしたか?
5月はGWから始まり「短かった」と思う人もいれば、「休み明け辛くて長かった」という人もいそうですね(´×ω×`)
さて5月27日週のドル円相場は膠着状態かと思われましたが、30日(木)にトランプ大統領が「メキシコに対する関税賦課(ふか)」を発表し、4か月ぶりの安値を更新しましたね。
前回の安値が2019年1月31日の108.50円あたりでした。そこを割って108.30円台で週末を迎えています。
#ドル円 1/3 #フラッシュクラッシュ からはもうちょいで半戻し、その翌日から見てるともうすぐ76.4%のライン。この辺で下げ止まるか?108.50円まで下がるか?
— FX投資家メイ @ ドル円FXトレーダー/円高ドル安/米中貿易摩擦/FX初心者さんから質問受付中 (@fxsasakimei) 2019年5月31日
逆に109円まで戻れれば買いがある程度貯まってそうなので、戻りそうですけどね…夜になって売り圧増すかな? #FX #為替 #USDJPY #円高 pic.twitter.com/rQ1c6900bn
1月3日のフラッシュクラッシュと年初来高値をフィボナッチで見ると、すでに半戻しの50%を割りました。
かなりリスクオフムードが蔓延していますが、今後ドル円相場はどうなるのでしょうか?
今週のドル円相場を振り返りながら、来週の注目点などをチェックしましょう!
対中国・メキシコだけじゃない貿易戦争が始まる
冒頭でもお伝えした通り、今週トランプ大統領が「メキシコが米国への不法移民流入を止めるまでメキシコからの輸入品に5%の関税を課す」と表明しました。
周りの反対を押し切って関税導入に踏み切った
トランプ大統領は、貿易赤字以外に不法移民も前々から問題視していましたね。就任直後、メキシコの壁問題に意欲的に取り組んでいたのが印象的です。
今までは中国にのみ行っていた追加関税をメキシコにも向けたという点が今回大きなリスクオフを生んだ要因になります。
貿易戦争はイギリス・フランスへも拡大する?
トランプ大統領は、来週イギリス・フランス・アイルランドを訪問予定になっています。
今まで中国と争っていた貿易摩擦は、メキシコを始め全世界を巻き込んでの貿易戦争に発展しかねません。
彼の訪問を受ける国々は、ヒヤヒヤものですよね(´×ω×`)
もちろん日本も他人事ではありません。先日の日米首脳会談でも彼は「おそらく8月に両国にとって素晴らしい発表がある」とぶち上げています。
しかしながらこれは日本への圧力の意味で使われており、日米の温度差は大きいです。
中国も対米追加関税を引き上げ
そんな中、昨日6月1日に中国も報復関税として「アメリカからの600億ドル分の輸入品に対して追加関税」を実施しました。
タイミング的に最悪ですよね。ライトハウザー米通商代表などが、メキシコへの関税を止めたというのも頷けます(´;ω;`)
「アメリカにたてついたら関税発動になるかも」と他国を委縮させることがトランプ大統領の狙いであれば、その効果は現在抜群に発揮されてると言えます。
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世界同時株安&リスクオフでドル円もドン底に?
来週は前節で書いた通り、対中・メキシコ以外へのアメリカの対応が気になります。
また5日(水)には米5月ADP雇用統計の発表、7日(金)には米5月雇用統計の発表があります。
こんな時期に市場予想を割ったり、マイナス要因が目立つと更なるドル売りに繋がりますね。
パウエルFRB議長・ECBドラギ総裁の会見もある
また4日(火)にはパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の発言、6日(木)にはECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁の会見も控えています。
今月末にはG20も日本で開催されるだけに、各国警戒した動きが目立ってきそうですね。
ついに日経平均も20,000円割れか?
リスクオフが世界的に広がっているため株価にも影響が出ています。
1月4日以降、20,000円台をキープしてきた日経平均株価が5月31日に20,450円まで急落しましたね。
順調に上がってきたと見られましたが貿易摩擦の再燃以降、株価の方が大きなダメージを受けていることがわかります。
幸いNYダウはそこまで下落していませんが、6月以降の材料次第では日経20,000円割れもあるかもしれません。
そうなってくるとドル円相場は、107円台~昨年3月あたりの相場まで視野に入れる必要が出てきます。
それほど今の世界経済は、不安定になっていることを意識しながらトレードに望みましょう!