おはようございます。

週末のNY株式市場は5日ぶりに反落。米中首脳会談開催とFRB利下げへの期待を追い風とした直近の騰勢に加えて、トランプ大統領によるイラン攻撃の撤回を背景に 昼前には26,907ドル(+154)まで上昇。しかし、米商務省による「制裁対象企業リストへの中国政府系スパコン大手の追加」が米中摩擦懸念を高め、直近の債券買い(金利低下)・株式買いトレンドの巻き戻しを誘発。ナスダックも中国企業の制裁範囲拡大を嫌気した半導体セクターが指数を押し下げる格好で、昼前の一段高後は利確優位で経過。

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NYダウ 26,719ドル −34、ナスダック 8,031 −19
米10年債  2.063% +0.062、NY原油 57.60 +0.53
為替 107.32円/ドル、日経先物(9月限)21,250円 +60

NYダウのテクニカルは、26,500ドル水準に位置している5日線との乖離を継続しているため「短期調整の範疇」とみるのが妥当。27,000ドル超えを射程圏に入れた上値模索基調をキープ。

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【主な政治経済イベント】
6/24(月)独6月Ifo景況感指数
6/25(火)米4月ケースシラー住宅価格指数、6月消費者信頼感指数、決算:フェデックス
6/26(水)米5月耐久財受注
6/27(木)米1−3月期GDP確定値、決算:ナイキ
6/28(金)G20大阪サミット、米5月個人消費支出

■ NY展望 : 買い優勢も上下に波乱含み
米中貿易交渉の再開やFRBの利下げへの期待、年初来高値更新によるテクニカル良化などを追い風とする買い優勢の展開が本線。26,400ドル台では押し目買いが下支えとなる一方、27,200ドル付近では週末に予想される米中首脳会談の結果を見極めたいとの思惑が重石となりそうです。

リスクシナリオとしては、中国やイランとの更なる関係悪化、テクニカル要因(27,000ドル付近を目先天井とした利確賛成ムード入り)、債券市場での需給反転(月初からの債券買い・株式買いの巻き戻し)などをネックとする26,000ドル付近までの下振れに警戒。

楽観シナリオとしては、中国との関係改善、(関係改善は見込めない)イランとの軋轢の鎮静化、景気が底堅い中での低金利政策による過剰流動性相場(期待)などを背景とした一本調子の上値追いを念頭に。

〜(略)〜

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では 引き続き良い週末をお過ごしください。

            
 

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