本日の日経平均は小幅に反発。海外政治情勢の不安定さを警戒して売り優勢で寄り付くと、引けにかけては先週末に触れた「週末要因による過剰な下落」のアンワインド、ドル円の底堅さ、中国株の騰勢などが下支えとなり、午後は21,300円付近での持ち合いに移行。引き続き、先週末のトランプ大統領によるイラン追加制裁示唆に絡めた中東情勢の不安定化を懸念する向きは限定的に。
東証主力株は特色の乏しい高安マチマチの構図。中小型株は連鎖的現金化も見受けられる中、4565 そーせい、6067 インパクト、4657 環境管理センター、3386 コスモバイオ、6628 オンキョー、6838 多摩川HD、3825 リミックスポイント、8518 日本アジア投資、9419 ワイヤレスゲートなどに短期資金が流入。
東証主力株は特色の乏しい高安マチマチの構図。中小型株は連鎖的現金化も見受けられる中、4565 そーせい、6067 インパクト、4657 環境管理センター、3386 コスモバイオ、6628 オンキョー、6838 多摩川HD、3825 リミックスポイント、8518 日本アジア投資、9419 ワイヤレスゲートなどに短期資金が流入。
日経平均 21,285円 +27、Topix 1,547 +1
225先物(9月限)21,230円、ドル円 107.40円/ドル
NYダウ先物 26,749ドル −14【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△ 9449 GMO
いちよし証券の目標株価引き上げ(2,400円→2,500円)を好感。ディーラー資金が入りやすい流動性の高さ、テクニカル良化を背景とするしつこい上昇波動も視野に。セキド(9878)もマネーゲーム化期待で注目。
△ 6172 メタップス
フェイスブックの仮想通貨事業参入からの思惑+チョウチン買いで急騰。持続性は疑問。
△ 6067 インパクトHD
昨日のメルマガでも60●●として触れましたが、先週末の騰勢を引き継いで4,460円寄り付きから、一時4,720円まで5.8%上昇!先週末からのシステム情報(3677)とともに順張りスイング狙いで継続注視。
★ 4755 楽天
6/5 1,140円 → 6/20 1,293円 +153 13.0%上昇
「外部環境に左右されにくい内需系主力株狙い」の中核として継続中。本日は地合いなりの動意の乏しい展開となりましたが、年初来高値更新&高値引けにより一段高期待を増す格好。明日も「買い直しが効かないままの上値追い」を最大のリスクと捉えた強気戦略で臨みたいところ。本日495円までの押しを使って買い直しを計った ★ 6723 ルネサスも懐を大きく!
☆ スポット4000番台銘柄
6/17 + 6/20 ≒ 2,085円 → 6/27 2,377円 +292 14%
先週月曜の打診買い、木曜2,030円での買い増しの後、本日の大幅高により まずは14%高を達成!ここからも「目先のリターンをどう叩き出すか」で頭が一杯のディーラー筋の思考を逆手にとって、機を見て敏に!
※ 銘柄名は今だけこちらに!
■ 後記 : 昨日の会員サークルより
今週はイベントや要人発言、マスコミ報道などに絡めた乱高下も想定されますが、日々のマーケット動向で注目すべきは2点のみ。一つ目は6/25(火)の米中事前協議または週末の米中首脳会談において交渉再開機運が盛り上がるか否か。二つ目は世界的好需給トレンドが継続するか否か。
そして、売買戦略において重要なのは、神経をすり減らした末に時流に乗り遅れやすい「予想のための予想」に注力する事ではなく、「行動のための予想、市場の反応への柔軟な対応」の重視。
※ そもそも、トランプ大統領の最終決断とマーケットの反応を先読みしながら、全力で先手を打つとうとするのは「無理筋」。更に言い換えれば、今週はジャストミートよりも「抜かりない対応」を心掛けたいところ。
(1)余力の増減で下振れリスクを管理 : 買い増し予定分を含めて3割前後の余力維持を優先。地合いの悪化への抵抗力の低い弱テクニカルの大胆な縮小、手仕舞い条件の徹底もそのまま。
※ 目先は振れ幅の大きいボックス相場を想定している以上、吹き値待ちの空売りによる利益追求も有効と判断します。ただし、大局的に買い方優位の現状をロングショートで効果的に回すのはストレスの割に効果が低いため、下押ししリスクには余力の増減で対応するのがベター。
(2)好トレンド銘柄の押し目買い、上昇時の売りすぎ注意 : 不安残しの外部環境における大手ディーラー筋の志向は自然と近寄ってきます。すなわち、崇高な材料性を有する出遅れ銘柄の軽視、「流動性の高い好トレンド銘柄」重視の“物色の二極化”が顕著となりやすい地合いです。
※ 薄商い好材料銘柄やハイボラ銘柄の即転狙いも魅力的ですが、ただでさえ難解な相場環境においては「不用意に売買難易度だけが上がる。忙しい割に実入りが少ない。大きな波に乗り遅れる」リスクに要注意。
(3)新規買いよりも持ち株の増減から考察 : 重複しますが、難解な地合いで不用意に売買難易度を上げないためには、保有銘柄数を極力絞って1銘柄当たりの資金枠を増やし、回転の効きやすさを高めることが重要。また、戦略のは「何を買うかではなく、何を売るか」の検討がスタートライン!