おはようございます。

昨日のNY株式市場は3日続伸。直近の騰勢に対する利確売り優勢で寄り付くと、前日終値(26,717ドル)を挟んだ持ち合いの末、引けにかけては先物主導でしっかりと推移。
EUによる「次期ECB総裁へのハト派のラガルド現IMF専務理事の指名」も金融緩和期待を通じて株価のサポートとなったものの、米通商部による「EUへの追加関税枠の210億ドル分から250億ドル分への積み増し検討」発表が上値の重石に。

ダウ構成銘柄は高安マチマチ。エネルギー関連が売られた一方、シスコやディフェンシブ株が堅調に推移。ナスダックは半導体関連の軟勢が足枷となりつつ、フェイスブックやグーグルが指数高を牽引して5日続伸。SP500は2日連続で過去最高値を更新。

NYダウ 26,786ドル +69、ナスダック 8,109 +17
米10年債  1.977% −0.056、NY原油 56.25 −2.84
為替 107.88円/ドル、日経先物(9月限)21,680円 −40

NYダウのテクニカルは、10日線への下値抵抗感による連日の下ヒゲが、1上値模索トレンドの継続を示唆。持ち合いによる日柄調整後の上値追いに期待。ドル円は20日線割れによりトレンド陽転の正念場。

big (9)

□ 本日の展望 : 高値持ち合い ± ドル円
米中関係良化と米欧中銀の金融緩和スタンスに対する期待が下支えとなる一方、ドル円の軟勢や利確売りバイアスが重石となる方向感の乏しい流れがメイン。想定レンジは21,600〜21,800円台前半。

★ 本日の戦略 : 上を向いたまま体勢を建て直す!
更なる強気度アップの指標の一つとしているドル円は、(お伝えしてきた)急所の108円台後半に上値抵抗を示した軟化中。よって、引き続き「21,000円台後半の持ち合い」をメインシナリオに据えつつ、直近の突発的な地合い良化により過不足が生じているポートフォリオの整理に努めたいところ。

・ ターゲットは地合い良化を追い風としうる外需系主力株、外需系中小型株、地合いの影響度の小さい短期回転狙い銘柄の3分野のバランスに配慮。

・ 昨日の薄商いが買われる銘柄と放置される銘柄の“物色の二極化”進展を予兆していますので、弱テクニカル銘柄の本気買い(ホールド)や保有銘柄数の増やしすぎはNG

★☆Sラボ銘柄も昨夕の戦略を踏襲。積極派の方は直近のウォッチ銘柄も参照ください。

   (会員サークルより 
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『 脱力と戦略がチャンスを生かす! 』

では 本日もよろしくお願いします。