2019-07-07 00:30 | カテゴリ:勉強や投資情報
過去を振り返ると、相場で負ける時って、本や他の成功している投資家のやり方を知って、感銘を受けて真似をしようとした時や、自分の考え・予想を持って実行しようとしている時です。

逆に勝っている時って、本や他人は一切信じない、勿論自分も信じず、ひたすらに相場に従っている時です。
「投資に必勝法はない」
「予想は無意味」
「相場は大部分効率的(全てを織り込んでいる)=テクニカルは論外、ファンダも小部分でしか通じない」


従って、他人の考えは論外で、自分の考えも必要なく、ひたすら相場を観察し、相場についていくのがいいのだと思います。

誰もが尊敬する伝説の・・・そして世界一の投資家ウォーレン・バフェットは去年から今年前半の世界同時株安の時にこう言いました
「もし奇跡的にダウがリバウンドしたら最後の逃げ場だ。」
現実は、彼の予想とは反対に動き、彼を信じていた人は今のアメリカ市場の株高の恩恵を受けれないどころか、ショートしてたら大損です。
※これは例え世界一の偉大な投資家の言う事であっても、他人の言う事を信じてはいけないという例です。何かの記事のうろ覚えです。言ってなかったらすいません。

勿論塩漬けマンも、ブログで言っているように、今は最後のバブルだと思っていて、ここからダウの大暴落(=日経の大暴落)が始まると思っています。
市場の先見性により将来の景気後退を織り込みにいくためです。
しかし、そう思ってポジションを持っていなければ今の含み益はないわけです。
ましてや、ショートをしていたら焼かれて大損しています。

自分の考えを捨てて相場に従った結果が今の含み益になっています。
勿論、相場に従って明日ノーポジになるかもしれませんし、ショート転換するかもしれません。
勿論、相場に従って明日信用全力ロングして景気拡大がまだ数年進んで放置してるだけで爆益になるかもしれません。
あらゆる仮説を立てて、どういう相場になってもついていける準備をしていないといけません。
相場は生き物で、1日として同じ事はありませんので、日々変わる相場を注意深く観察して、その方向についていくだけです。
※これは、自分を信じてはいけないという例です。

具体的な個別銘柄で失敗した方の例えでは、フィックスターズ手間いらずです。
詳細は長くなるので書きませんが、塩漬けマンの中では絶対に上がるだろと思って過去粘着していた銘柄です。
しかし、塩漬けマンがそう思って粘着していた間は下がり続けたのです。
もう諦めたその瞬間から、上昇トレンド開始です・・・勿論決算挟んでますが、予想される決算の範囲内でファンダに特に変化はないです。
結果的には自分の予想は正しかったのですが、それが実現される相場ではなかったという事です。
尚、両銘柄とも常識的には割高なので、リスク管理の元、塩漬けをしてホールドするという選択肢は最初からありませんでした。
そもそも私の投資手法が名前とは真逆一切の塩漬けをしない手法ですので・・・
※これは、自分の考えはあてにならず、相場に従うべきという例です。

そして投資とは大部分精神的な活動ですので、他人の主張や手法や銘柄とかあてにしてはダメ(=アナリストとか投資顧問とかサロンとかスクールとか有名投資家とか全部)で、世界に一人だけの自分の性格で勝てる世界で一つだけの方法を探求しなければいけません。
それは騰落の予想ではなく、あくまでやり方です。
株価の騰落は短期的にはランダムウォークなので予想は出来ません。
その事実を認めた上で、どうやったら自分の性格で勝てるのか・・・具体的には、
損切の合計 < 利確の合計
の状態に持っていけるのかを探求する事です。
ただし、そのやり方を見つけても、相場に必勝法はないので、勝ち続ける事は出来ない事を理解し、日々相場に合わせて微調整・変化・進化させていかないといけません。
相場を張り続けるという事は、終わりのない永遠の勉強をし続けるという事です。

つきつめると方法は二つしかありません。
損小利大・・・沢山少額の損切しつつ、少し大金の利確をする
損大利少・・・沢山の少額の利確をしつつ、少し大金の損切をする

テクニカルでもファンダでも、結局勝っている人は、上記で最終的には
損切の合計 < 利確の合計
を実現しています。

そのために自分に合った方法がテクニカルならそれをすればいいし、ファンダならそれをすればいいだけです。
ただし、テクニカルはネットや本で手に入るのは全部オカルトテクニカルで役に立ちません。
※だって、それで勝てたら皆勝ててるはず。結局ランダムウォーク(=1/2)なので、どんなテクニカルを使っても50%は勝てるわけで、それは運で勝っているだけなのに、テクニカルで勝っていると勘違いしているだけ。
※オカルトテクニカル(線を引くとか、移動平均線とかMACDとかRSIとかボリンジャーとか)で勝っている人は、テクニカルで勝っているのではなく、別の要因(テクニカル指標や市況や銘柄(通貨)等の癖を熟知等、理論に出来ない相場観)で勝てている可能性について考えるべきだし、10年以上勝ち続けないと、運で勝っている可能性を排除できません。

※自分で作ったストラテジーで100万回以上のバックテストをあらゆるセクター・市況で行ってプラスの期待値となるストラテジーを発見した場合はオカルトではなく真のテクニカルとなりますが、そこまでやっている人はほとんどいない上に、それを実際に未来の市場で使って(計算通りの期待値に収束させるために何万回以上のトレードをこなす必要があるので必然的にシステムトレード)も勝てないかもしれません。そもそもバックテストとシステムトレードをする環境を用意する所からして敷居が高いです。
ただし、ファンダメンタルズだけでは、ファンダ的には論外の銘柄(=だけど上がる)を買えず短期的な機会損失をします。
※ファンダ的に論外な銘柄は短期的には上がる事はあっても、中長期的には下がる可能性が高いから、あくまで短期的な利益。
※ファンダ的に論外な銘柄でも、効率的な株価(=悪材料全てを織り込んで今の株価)なので、1/2の確率で上がる事はある(=ランダムウォーク)のでリバウンドしても不思議はない。
※特に、材料株マネゲは全てファンダ無視のマネーゲームなので、一番儲かるマネーゲームに乗れなくなる。ただし、下手な人は一番効率的に損出来て速攻退場します。


そして最後に、戦い続けるためには退場してはならず、そのために一番大事なのはリスク管理です。
なので、実質初心者には役に立たない(=市場は大部分効率的なので)テクニカルやファンダを勉強するよりも、一番最初に勉強すべきはリスク管理となります。

勿論最終的に辿り着きたい最高の投資法とは、将来あらゆる市況でも関係なく、成長し続ける、今は小型株を成長が止まるまでホールド(塩漬けマンの場合は下がったら損切だけど買い戻して、含み益の間は握力強く)です。
かつてシャノンという万能の天才発明家がコンピュータが一般家庭に普及するなんて誰も考えない時代にHP社の株を買って、延々ホールドするだけで3500倍のリターンを得たように
※その話は↓以下参照
『天才数学者はこう賭ける 誰も語らなかった株とギャンブルの話』まとめ
ちなみに、20世紀最高の頭脳を持つと言われる天才数学者にして物理学者のシャノンをして、普通理系学者ならテクニカル的なアプローチをするはずで、実際にやってみて全く勝てずに、「テクニカルはノイズ(役に立たない)」と言っています。


ただし、そういう銘柄は極々わずかの上、みんな狙っているので、今現在超絶割高となっていますし、本当にその銘柄が将来成長し続けるのか自信を持てません。
それを見抜くファンダ能力超絶割高でも握り続ける握力・・・これが永遠の課題で、それを目指しての日々の勉強ですし、そういう銘柄を見つけた時は、あくまで徹底したリスク管理の元ですが、相場に逆らってでも自分を信じてガチホするのもよし、塩漬けマンみたいに、あくまで相場に従って一旦売るけど、買い戻す(勿論株価下がっているので枚数多く買い戻してさらなる爆益を目指す・・・出来ていないけど・・・)もよしです。

ただし、自分のファンダ能力が正しくこれが一番難しく、故に必勝法はないとなってしまう)、適切なリスク管理をしている前提で、騰落が完全に短期的にはランダムウォークで、長期的には成長と共に上がり続ける銘柄なら、売った次の日に50%の確率で上がるのだから、相場に従って一旦売る必要はないというのが正解かなとは思います。

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