おはようございます。

週末のNY株式市場は、パウエルFRB議長の議会証言後の「7月利下げ期待の高まり」を背景とする堅調地合いを継続。節目の27,000ドル超えによる売り方の踏み上げ・買い攻勢も追い風。ダウ構成銘柄は、前日に続いて「トランプ大統領による医薬品リベート廃止計画の撤回」を嫌気したJ&J、ファイザー、メルクなど医薬品関連が売られた他は、キャタピラー、ボーイング、3Mなど中国関連を中心に概ね堅調。ナスダックもAMAT、インテル、マイクロンテクノロジー、ブロードコムなどハイテク関連が買われて続伸。主要3指数は揃って年初来高値を更新。日経先物は米長期金利の先安観がドル円の重石となって反落。

NYダウ 27,332ドル +243、ナスダック 8,244 +48
米10年債  2.110% −0.010、NY原油 60.39 +0.19
為替 107.85円/ドル、日経先物(9月限)21,570円 −60

【主な政治経済イベント】
7/15(月)中国4−6月期GDP、6月小売売上高、鉱工業生産、米6月NY連銀製造業景気指数、米決算:シティG
7/16(火)米6月小売売上高、鉱工業生産、決算:JPモルガン、ゴールドマンサックス、J&J
7/17(水)G7財務相・中銀総裁会議、米6月住宅着工、ベージュブック、決算:ネットフリックス、バンカメ
7/18(木)米6月景気先行指数、決算:モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス、マイクロソフト
7/19(金)アメックス

■ NY週間展望 : 上昇トレンド継続も波乱含み!
パウエルFRB議長の利下げ示唆に起因する6/4からの上昇トレンド継続が本線。
想定レンジは26,800〜27,500ドル。本格化する企業決算が「下半期からの業績回復期待」を裏付ける内容となる場合には27,000ドル台後半までの一段高も視野に。

big (8)

警戒ポイントとしては・・・、6月株高局面における過剰流動性相場特有の「長期金利低下・株高」トレンドが、7月株高局面においては「長期金利上昇・株高」トレンドへと変質している点に注目。

リード役である米10年債利回りが6月高値水準の2.1%台半ばをリバウンド達成感を強めるようなら、NY株も買い一服感とともに利確バイアスが高まるシーンも。

特に、企業決算が「下半期からの業績回復期待」を裏切る場合、高水準でのMACD陰転によるテクニカル悪化、〜(略)〜などに際しては、26,500ドル付近までの下振れに要注意。

 (会員サークルより 
>>Sラボ参加案内

※ 来週の日本市場展望は明日アップします。来週の売買戦略は日曜15時配信のメルマガを参照ください。

無料メルマガのご登録はこちらから!
   
16
        
週末も応援よろしくです!