【勘流雑感】
連休中の米株は連日で最高値を更新。国内外に無差別に銃を撃ち放つトランプ大統領絡みの不安は後を尽きないが、財閥系資本グループにとって低金利と政情不安は最高のコンディション。まずは、買い攻勢で行ける所まで行ったら、弱材料の蒸し返しによりとことんまで下値を探る算段であろう。重要なのは上下のベクトルだけのため、一般的な値ごろ感で米株27,500ドル、日経22,000円は天井などと決めつけるのではなく、「大陰線までは買い」にて粛々と彼らの後ろをついていくが上策。
半導体を中心とする日韓関係については、週末の報道では案の定、安倍政権のトランプ化を煽るネガティブキャンペーンが展開されていたが、あくまでも韓国サイドの意図を反日メディアが代弁しているに過ぎない。そもそも、ここ50年間の両国間の経緯を度外視して相手に理不尽な要求を続けている韓国政府こそ、トランプ外交の先駆けともいえよう。
話がずれたが、本日の先物は21,500円までを買い下がり、大半を60−80円幅の小救い狙いに処す。21,450円割れは半玉撤収。材料株に関しては、目の前の材料、目の前の株高しか信用できぬ市場心理の近視眼化が著しくなっているが、急騰銘柄を飛び乗るはマナー違反ゆえ先高期待の高いものに粛々と種を蒔くスタイルを続行されたい。先週の新興指数の急落による投げ売り心理の高まりに警戒すべく、本日中は既存の3銘柄とその他に集中して取り組まれたい。

【勘流銘柄】
□ 6088 シグマクシス
7/2 1,300円より 7/11 1,375円 +75 5%高
AI関連の高成長株としての目先筋の梃入れ期待が盛り上がってきている。5月に示したように本業の伸びしろも大きい。現値を粛々と接し、動意初日に買い乗せる。

・ 2931 ユーグレナ
6/26 941円より 7/11 1,041円 +100 10%高 
良好な背後環境や目先資金のバイオ関連回帰ムードによる先高期待は不変。続行に際しては1,0〇0円割れを撤収要件とした押し目買い、1,100円オーバー狙いで挑まれたい。

□ 先週水曜からの短期指向2銘柄
市場心理が怯えている場面で一緒になって委縮するは下策。見込みの大きいものに粛々と種を蒔き、動意とともに集結する提灯筋を横目に刈り取りに移る。

そのうちの1銘柄をここに記す
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(その他)
3606 レナウン、7725 インターアクション(空売り)

ともに先週末に好決算を発表したが、今の地合いで材料視される期間は短くなろう。先週のバンナム<7832>、トレファク<3093 >と同様に、タイミングを分けた空売りで注目。

3774 IIJ、38〇〇
総務省主導で競争力向上が図られている格安スマホ関連に突発高の余地あり。日本通信<9424>、日本テレホン<9425>に続く関連銘柄の穴狙いとして注目。

6723 ルネサス
S教授の方で提唱中。今週も600円以下を待ち伏せ。個人的にセプテーニ<4293>とは相性が悪いが、今の背後関係からは抜け出してくる可能性がありそうだ。