本日の日経平均は反落。先週末の大幅高(前日比+420)の反動やNY株安を背景に寄り付き早々に21,317円(−149)まで下落すると、衆議院選での安倍政権の勝利やドル円の切り返しを好感した外資買いが先物に入って21,445円(−21)まで反発。11時以降は21,400円を挟んだ持ち合いに移行。日経平均のテクニカルは、連日で均衡表の雲の上限を上回った事で7/18安値(20,993円)での短期底打ち気配を強めている反面、右肩下がりの10日線以下での推移により「21,000円台前半での調整局面入り」リスクも継続中。

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日経平均 21,416円 −50、Topix 1,556 −7
225先物(9月限)21,360円、ドル円 107.96円/ドル
NYダウ先物 27,138ドル +8

東証主力株は6976 太陽誘電、6762 TDK、6981 村田製作所など半導体が買われた他は高安マチマチ。中小型株は 3929 ソーシャルワイヤー、6961 エンプラス、7238 曙ブレーキ、6584 三桜工業などが商いを伴って急騰。全般的には市場マインドの冷え込みによる薄商いの中で冴えない推移に。

■ 後記 : 昨日の参議院選での与党勝利も外資勢の日本株回帰には至らず。国内実需筋に関しても水曜以降の国内企業決算の本格化、木曜の米ボーイング、アルファベット、アマゾン、インテルの決算を前に様子見ムードを更に強めてくるため、個別全般の売買難易度は非常に高い環境が想定されます。

※ 売買難易度の高い環境 : 売り買いともに値幅が見込みにくい。短期的に加熱している銘柄を除き、持ち合いか下落かの2パターンが顕著となるため、回転が効きにくい。

よって、連鎖的投げ売りリスクが継続している中小型株に関しては極端にターゲットを絞った割り切り即転狙いで対処しつつ、東証主力系を中心に流動性の高い好トレンド銘柄に限定した押し目買い、上昇時の軽め売却スタンスを継続していきたいところ。

★ 6723 ルネサス 
6/12 + 6/17 ≒ 508円 → 7/16 634円 +126 24.8%上昇
継続の前提条件としている「日経平均の上昇トレンド」は黄色信号が点灯中。しかし、下振れリスクの緩和やSOX指数の騰勢により、大手ディーラー筋にとって数少ない安定した攻撃対象としての立ち位置も継続中。

先週630円付近での利確 → 590円までの買い下がり → 610付近での一部利確...と回転が効いている経緯も踏まえれば、(代り映えせずに恐縮ですが)明日もポジションの中核としての強気スタンスで臨みたいところ。

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   (会員サークルより 
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本日もお疲れさまでした。

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