【勘流雑感】
昨日の日本株は終値で21,700円台を回復。米株はダウこそキャタピラーとボーイングの決算悪を嫌ったが、ナスダックはハイテク主導で最高値を更新。トランプ氏が挑発外交を自重するという条件付きにはなるが、日米株価はともに年央の天井圏形成が進みそうだ。来週のFOMC後には短期的な玉整理による乱高下も想定されるが、日経平均の基本シナリオとしては22,000円超えによる上昇ベクトル加速による22,000円超えが70%、7月序盤同様に21,700円台を天井圏として調整モードに入る確率が30%といったところか。さすれば、日経先物に関しては最近のショート玉を救済すべく、上昇局面の売り向かいにより平均値を引き上げながら、反落時は欲をかかずにトントンで仕切り、途転じるロングで攻め入るが善かろう。

個別に関しては先週木曜の日経21,000円割れに際しての全面安が市場心理、特に個人投資家の心理悪化に拍車をかけ、株価のみを信用ポイントとした淀んだ環境が続いている。日経高に呼応してハイテク株や景気敏感セクターが買われ、東証コア銘柄全般や新興主力に買いが波及する傍らで、小型株が散発的に噴き上がるといった従来の構図が機能しにくい状況だ。21,000円台後半をあと数日維持するなり、22,000円を超えてくるなりすれば現状打開は可能だが、現時点で無理な勝負を乱発するは下策。攻撃対象を絞って種を蒔き、流れに乗るなら買い乗せにてリターン拡張を図る構えで挑まれたい。

【勘流銘柄】
□ 
6088 シグマクシス

7/2 1,300円より 7/24 1,433円 +133 10%高
独自の需給環境による上値期待は継続中。チャートの見栄えも急速に良化しているゆえ、本日も押さば1,3●0円近辺までを買い向かうが上策。当初からの1,500円オーバー目標は不変。

【勘流銘柄】
■ 火曜からの中期指向

下半期入りによる外人部隊の機械的な新興株現金化はピークアウトした可能性が高く、ディーラー連中の芽にも精気がよみがえってきた。依然として個人人気の高い銘柄は戻り待ちの売りが大量に控えているゆえ、ここで陣形の建て直しを図るが善かろう。

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□ 新たなる勘流短期指向 
5月以降と同様に特段の材料なきまま、市場心理の改善を利用した腕力重視の上値追いが期される。0か100かのような極端な相場形成となりやすいため、現値近辺ではパラパラと種を蒔き、動意とともに買い乗せを図られたい。

(その他)
6727 ワコム、3655 ブレインパッド

昨日述べた背後環境を念頭に即回転狙いを続行。住石<1514>、オンキョー<6628>なども同様。オプトラン<6235>は利入れ先行。

6976 太陽誘電
引き続き、S教授のルネサス<6723>とともに押し目買いで注目。

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