7,000枚で配分期待あり!ベクター(2656)の立会外分売予想

2019年8月5日(月)~2019年8月7日(水)に立会外分売実施が予定されている、ベクター(2656)の分売詳細情報です。

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ベクターの立会外分売詳細

銘柄名ベクター(2656)【ジャスダック】
業種小売業
企業詳細ゲームソフト開発会社。ソフトバンク(SB)の直接傘下に。業務提携により本格再建に取り組む。主力のオンラインゲーム(19年3月期売上高5・6億円、営業赤字)から完全撤退。
発表日2019年7月26日(金)
分売予定日2019年8月5日(月)~2019年8月7日(水)
分売実施日2019年8月5日(月)
売買単位100株
申込上限10,000株
信用区分信用
分売枚数7,003枚(700,300株)
発行株式数比率約5.0%
分売総額3.01億円(分売発表日終値ベース)
分売価格359円
割引率2.97%
分売目的株主による売却

ベクターの株式データと推移

発表日終値430円
発表日出来高2,453枚
分売前日終値370円
分売前日出来高1,897枚
予想PER204.76倍
実績PBR5.63倍
株主優待なし
予想配当利回り無配

ベクターの業績データ

2019年3月(予想)2018年3月
売上高(百万円)1,1501,275
営業利益(百万円)-141-233
当期利益(百万円)-207-229
ROA(%)16.45
ROE(%)18.79
自己資本比率(%)89.4

ベクターの立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

2011年6月以来とおよそ8年ぶりの分売実施。
参考程度ですが、前回(分売枚数:6,900枚、割引率:1.97%)の結果は、始値+0.6%・終値-0.9%となっています。

分売目的

実施目的にあるように、筆頭株主(ソフトバンク)もしくは上位株主による売り出し案件となります。

流動性

現在の板は750枚、発表前の出来高平均は700枚以上と流動性は十分。

株価・ボラティリティ

株価は3月に赤字のオンラインゲーム事業を譲渡したことや、赤字縮小の決算が買い材料とされて一時485円まで上昇しています。

PER204.76倍・PBR5.63倍の株価は、同業他社と比較してかなり割高

動意づくと10%程度値が飛んでおり、ボラティリティは高め。

配当金・株主優待

年間配当は無配。

株主優待も創設されておりません。

業績

今期業績は非開示ですが、上期決算は黒字転換を予想しています。
第1四半期決算は2,500万円の利益と、会社予想を大幅に上回っています。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
C(5)

枚数はかなり多く、発行株式5%重量感のある案件となります。
流動性はそれなりにありますが、今回の枚数を捌くにはもう少し高くなって欲しいところ。

株価は決算期待により大きく上昇しましたが、決算後のPTS(夜間)取引でも値を上げており、一旦は上昇基調が続きそうでしょうか。
分売による需給悪化懸念もあるので、大きく買われることはなさそうですが、あまり上昇しすぎると分が悪い分売となりそう。

低位株でなんとかなる可能性もありますが、現時点では保留とし、条件と地合いが良ければ参加の検討をします。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
C(5)

決算期待で上昇した株価ですが需給悪化懸念が勝り、大きく売られています。
値動きが大きいのでディスカウント3%は妥当と言ったところでしょう。

出来高は十分にありますが、板がそこまで厚くないのがやや気になるところ。
分売価格は直近安値付近ですが、地合いによっては割ってはじまる可能性もありそう。

下値リスクは限られていますが期待できるリターンも小さいので、リスクを冒してまで参加するのは微妙な状況。
消極的なスタンスですが明日の地合いと板の気配が問題なければ、手数料の掛からない会社のみ参加しようと思います。

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